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トレーニングをしてみよう

 

どの株買おうかな、とチャートを見ていたら、うん、この株は上がっているけど今が頭できっと下がるからなしで、とナチュラルに判断している俺を発見する。


あれ?


先週初めて株を買った時はなんとなく上がりそう、ってなあやふやな理由で買っていたはずなのに。


一週間で人はここまで変わるのか。


チャートの読みが合ってるかどうかは別として。




これ、FXのせいだな。


株って長期保有するも居て、そうそう頻繁に取引するものじゃないじゃん。中にはデイトレで一日に何十回もトレードしてる人もいるだろうけどさ。


対してFXは短ければ数分刻みのトレードになる。


トレード回数だけは株だけやってる人の数十倍から数百倍になる。回数だけなら、株オンリーの人の何年か分の経験を一週間で積むことも可能な訳だ。


株とFX、チャートを動かす燃料は違うけどチャートの動き自体は似てるからな。


本に書いて慣れるまではローレバレッジで原資を溶かさないようにと言うのは、こうゆうことなのな。


チャートを見る目も出来てないのに勝負しても勝てる訳がないからやめとけ、ってことだな。


ああ、そうか、俺は基礎訓練も出来てない無力な素人投資家でしかなかったのだな、と理屈ではなく感情で深く納得する。


ほれ、スポーツでもまず走り込みして基礎体力つけたり柔軟して怪我しにくい体を作るじゃん。技術とはその後に来るもんじゃん。


なんの訓練もなくいきなり試合に出たら、そら当然負けるよな。



俺のことだよ!



いまは金を増やす段階ではなく、チャート読めねえと唸りながら、10円儲かっただの損しただのと細かい取引をひたすら繰り返し経験を増やす時期であったのだな。



ちょっと痛い目に合わないと分からなかったねえ、こうゆうことは。



と同時に、投資に対するスタンスが見事に人によってばらばらなことにも、ぼんやりとした理解を得る。


柔道で言うと近代柔道は人は何故投げられるのかを科学的分析して合理的なトレーニングで誰でもある程度までは強くなれますよ、ある程度以上はやっぱ才能だけどと言うシステムで、古流の柔術を駆逐した訳じゃん。


投資の状況は誰でもある程度強くなれますよって近代トレーニングが周知されていない、つまりなんとか流とかかんとか流とか無数の流派が乱立してる状況なんだな。


ほれ、柔道なりスポーツなりだったら合理的なトレーニングを広めることは自らの利益になるけど、投資の世界だと他人が儲ける=自分が損するだから、合理的な投資トレーニングなんて人に教える訳がない。


経験のない素人投資家とか実際鴨だろうし。


要は自分で合理的なトレーニングを考え実行し、その成果が出るまで原資を持たせねばならんってことだな。


あとは初心者向けの本読んで、俺でも儲けられそうって投資の世界に参入した新人がどのタイミングでそれに気づくかだよな。


こうゆうのって気づかない人はとことん気づかないだろうからなあ。


しかも、間違っていてもそれ違うって指摘してくれる人いないから、自分で勉強するなり研究するなりして自分で気づくしかないと言う。


やっぱり厳しい世界だのう。








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