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序章
ブログに書いてた小説をそのまま持って来ましたww
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ピーポーピーポー・・・・・
救急車の音が鳴り響く。
-------------何が起きたの?
僕は、手がかりを求めて辺りを見回した。
血、血、血
僕の目の前には血の赤しか見えない。
そして、その血の中にお父さんが横たわっていた。
小さかった僕も、その意味くらいは分かる。
「・・・お・・・・、お父さん・・・?」
小さい声を絞り出すようにして、父を呼ぶ。
・・・でも、応答は無い。
「起きてよ!!!お父さん!!!お父さん!!!?」
いくら叫んでも、返事は無かった。
辺りは静まり返り、救急車の音すらもしない。
-----------------そう、お父さんは死んだんだ。
僕を庇って・・・。
---------------僕のせいで・・・-----------------