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ニ一トの憂鬱  作者: ショー太郎
1/1

☆無職のニートが主人公の物語☆

何もない退屈な毎日が永遠に続くと思っていた…が



何事もない毎日


退屈な毎日


そんな退屈な日々が嫌いだ


アニメや漫画の主人公は毎日毎日、色んな出来事、事件があり


“何もない日”がない。


それに比べ俺は何だ


“何かある日”がない。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…朝か。」


今日も起きる。起きる事に理由はない。ただ体が起きたから起きた、それだけだ。


高校卒業後に適当に就職し、半年前に上司をぶん殴ってクビになった。


それ以降、俺は無職。親からの仕送りとわずかな貯金で生きている。ただ生きているだけ


なんの目標もなく、生きているだけだ。


目標も目的もなく生きるって、歩く屍だよな。


そんな事を考えながら、軽く朝食を済ませ、朝の散歩に出かけた。


しかし、外に出てみると真っ暗。


時計を見ると10時になっていた。夜の10時、つまり22時ー。


「…。」


「家に居てもやる事ねえし、適当にブラブラしよ」


しばらく駅裏の道を歩いてると、女性らしき泣き声が聞こえた。


「…?」


道の隅に目をやると、そこにはうずくまって泣いている派手な格好をした女性が


俺「どうしたんですか?」と声をかける


女「ううっ…うっ…」


しゃがみこんで肩に手をやる


俺「すいません、大丈夫ですか?」


女「ううっ…ひっく…逃げてきちゃった…ううっ…」


俺「は?」


女「逃げてきちゃったのぉお!!!!お店からぁああ!!!!」


いきなりデカイ声をあげる女


俺「な!?」


店から逃げてきたということは、恐らくキャバ嬢か何かだろう。


女「うわあああああああん!!!」


俺「ちょ、ちょっと、落ち着いてくださいよ!!」


何が何だか分からないが、放置するわけにはいかない。


俺はその場でなんとかその女性を励まして、近くの公園まで誘導し、ベンチに座らせた。


俺「…じゃあ僕は行きますね」


女「冷たくない!?ほら、何かあったのかー?とか聞くでしょう普通!!」


俺「…何かあったんですか」


女「実は…あんたを拉致ることにしたの☆」


俺「は…?」


バチッという音と共に俺の意識は途絶えた。

つづく

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