最終話
結婚式も終えて、完全に夫婦となった私たち。今日もお菓子を食べながらティータイム。
「今日のドレスも似合ってる。また、心花ちゃんのデザイン?」
「うん。可愛いでしょ?」
「ま、朱璃は何を着ても可愛いけどね」
そう言って頭を撫でる。蒼泉くんの仕草は全て美しくて、優しい。それがとても好き。
相変わらずすっごく甘いもの食べてるけど、魔王って言われるくらい強くなったから、病気になる事はないそうだ。本当だよねぇ?
「セレス。明日のお菓子は砂糖控えめで」
「ふふ、かしこまりました」
「え、何で! ・・・もう、仕方ないなぁ」
結局甘い。私が我儘を言っても返事は「仕方ないなぁ」。何でも許してくれるわけじゃないけど、大抵ね。甘いお菓子食べてるとこうなるの?
まあそんな冗談は置いておいて。今日も蒼泉くんと一緒に過ごせる。これだけで幸せな私にとって、蒼泉くんの甘い囁きや優しい仕草はこれ以上ない至福だよ。シルシィが驚くくらい今幸せ。
「マスターって・・・。そんなに幸せそうな表情、するんですね」
「あ、ちょっと」
「捕まえた!」
何故か王宮鬼ごっこが始まったのだけど、すぐに捕まっちゃった。壁に追い詰められた。
そのまま私を抱きしめてキス。同時に頭も撫でられて、どうなってるのかよく分かんなくなっちゃった。
「ふふ、こうしたかっただけ」
「全く・・・。言ってくれれば、何でもするのに」
「馬鹿だなぁ。自分で捕まえるから、燃えるんだよ?」
今日も私は幸せです!




