表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の仮面執事 ~ 毎日仮面を変える執事に振り回されてます! ~   作者: メイロハート


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/18

2話 私と遊び相手


―――あれは私がまだ幼い頃の事......



私は国の中でも上位貴族ローセル公爵家の長女

「レイデ・ローセル」として生を受けた

産まれながらにして高貴な血が流れていた自分に家族以外の人々は物心つく前から傅き

私が近くを通るだけで頭を垂れた


しかしながら、子供も権力争いの方法(道具)になるのが今の時代である。


貴族の子供は産まれて少しすると遊び相手を選ばれる事が多い。

しかし、そんな高貴な子供の遊び相手など限られており、大抵が強い権力を持つ王族の子供と遊ばせたがる。

しかも、ローセル公爵家は高位の貴族とは言え

同じ地位の貴族達と比べると

領地は資源があまり無い土地の為、ローセル公爵家(うち)()仲良くなって(取り入って)もメリットは少ないので鉱石資源などのある領地を持つ家の方が仲良くなり(取り入り)たいのだ。


ローセル公爵家は昔から貴族の家系で、国を時代によって様々な方法で支えてきたと言われている。


……つまり由緒正しい貴族と言うだけ。


しかも権力争いに興味が無く、むしろ面倒事は避けて通ってきた家だ。

礼儀上、一度挨拶くらいはするが

本人が望まない限りは王族や上位貴族と遊ばせたりはしない。



だから、私の遊び相手は居なかった。



私はいつも一人ぼっちだった。

メイドや騎士が近くには待機して様子は見ていたが、関わろうとはしてこない


これは皆の心が冷たい訳ではなく、

もし遊び相手をしている途中に泣かせでもしたら遊び相手をしているメイドや騎士の責任となりかねないからだ。


公爵家(うち)が権力に興味の無い家柄のため

自然と雇われているメイドや騎士達は忠誠心の厚い心優しい者ばかりだ

本心では構ってあげたい、一人で可哀想だと思っていたかもしれない。

だが、流石に泣きやすい子供のうちの貴族と関わりたくないのは貴族に仕える誰もが思う事である。


産まれた頃から良い教育を受けられていたためか、感情や思考の成熟が早い方だった私は

人間の醜い感情や打算にも気づき始めていた。


一人の時間は嫌いじゃないし、気楽だ。

むしろ誰かの顔色を伺う方が面倒。

相手がどんな事を考えているか顔色で察せなんて私には無理な話だ。


人間の醜さを分かってしまった時点で

誰とも遊びたいと思えなかった。

私もローセル(めんどくさがり)の血が流れた子供だったって事だろう。

だから、一人で自由に遊べる今が気に入っている。


―――そんな自由が今、壊されようとしていた―――





「レイデに専属の執事を付ける。」





父から飛び出た衝撃発言である。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ