13話 初対面
※クーレ視点です。
―――ローセル公爵と会った後
僕は公爵に連れられて庭を歩いていた。
しばらく歩くと庭の中央辺りに綺麗な屋根付きの建物が建っていた
さらに近づいて行くと
その下で女の子が座っているのが見えた。
そして、その周りにメイドと騎士が数名立っている。
―――間違いない。
あの子が公爵令嬢のレイデ様だろうな。
「レイデ連れてきたよ ほら娘に自己紹介してくれるかい?」
公爵は後ろに居た僕を前に誘導した
「お初にお目にかかります レイデ様
私はクラウデレ・センテと申します。」
仮面、驚くよな。
真っ白で穴が無い。絵本に出てくるお化けのようだ。
僕はこの仮面で道行く子供何人に泣かれた事か。
この子......泣かないよな?
......まぁ、でも泣かなくても嫌な顔はされるだろうな。
少し心配していると、ご令嬢が話し始めた。
「えぇ、初めましてレイデ・ローセルよ」
そう言うと立ち上がって綺麗なカーテシーをしてみせた。
絵に出てきそうなくらい綺麗な所作だ
育ちの良さが見て取れる
そして、僕の仮面を見て泣く事もなく
顔にも出していない。
なんなら僕に向かって微笑んだ
普通なら悪態をついてもおかしくはない。
怖さや驚きは絶対あるだろう......
きっと、それを見せないようにぐっと堪えているんだ。
まぁ、内心はこんなのが自分と話すなんてと思っているかもしれないが。
例えそうだとしても 公爵令嬢としての振る舞いを貫いているんだ。
これが公爵令嬢か......




