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微熱の道化師  作者: だぶまん
微熱の道化師(異世界編)
4/16

4.「味方の証明」

弱者太郎はヘルニア国の王宮内の広間にいた。太郎は宇宙人捕獲写真のような格好で兵士たちが太郎の腕を掴んでいた。


さかのぼること1日前、太郎はヘルニア国の場外で右往左往していた。ヘルニア国の門が開かなかった。

アポイントも取っていなかったので無理はない。必死に太郎はこの国に入る資格があるとおっさん(国王?)からもらった紙を憲兵に示すが、

この紙はもう通用しないと突っぱねられた。何とか食い下がる太郎だったが最後には移動式の処刑台を紹介されて、憲兵とは方向性の違いから太郎は

一度ヘルニア国の場外で身を隠した。


何とかヘルニア国に入ることはできないかと日が暮れるまで考えたが結局思いつかなかった。

太郎は夜は身の危険を感じると考えて寝床を探した。ちょうど眠れそうな大きさの木箱を見つけて一晩を過ごすつもりで太郎はしばらく横になった。


次の日、悲鳴が聞こえた。原因は弱者太郎だ。昨晩入っていた木箱は商人が物資の輸送用に置いておいたものだった。

それに運悪く太郎は入ってしまった。木箱の中には緩衝材として藁が詰められており太郎のヘルメットだけが顔に出ていたおかげで

商人は商品と見間違いほかの物資と一緒に太郎を運んでしまっていた。

一応ヘルニア国に入ることはできた。物資管理の兵士に見つかり捕獲され、現在は辱めを受けている。

太郎は"私は新しい愛玩動物です"と動物に擬態化するが、すぐにばれてますます怪しまれる。


広間に女の子が現れる。すると周りにいた兵士たちはざっと跪いた。


「おもてをあげよ」


女の子がそう言うと兵士たちはざっと立ち上がった。


「この国に紛れ込んだのはあなたですか」


と女の子は太郎を睨みつけて兵士たちに尋ねた。


「はっ、このものは旧国王直筆の通行許可証を持っており、

  自信を愛玩動物と偽っており侵入の目的がいまだに不明な状況です。」


兵士は淡々と女の子に状況を報告する。


「確かに父の字ですが・・・」


女の子は困ったような表情をしている。

女の子は旧国王の娘みたいだ。少なくとも王族の方であることは間違いないようだ。


それはともかく、不穏な雰囲気に太郎は身の危険を感じた。


(これ、アカン奴や)


このままでは明日にも処刑台で処刑されかねない。そう感じた太郎は女の子にこれまでの状況を話して必死に弁明をした。

気が付いたら太郎の知っている世界ではなかったこと。

リン国の幹部と巨大生物に襲われたがそれを太郎とST・ケータ(30)が追い払ったこと。

おっさんに紙を渡たされてヘルニア国に行けと言われたこと。


「私は 危機迫る国のために必死に魔物と戦ったんだぁっ! (ジタバタ)」


広間はどっと笑いに包まれた。

"そんなところにリン国の幹部が来るわけがない"、"太郎の装備がしょぼすぎて笑えない"、"お前、俺の女にしてやるよ"

兵士たちの様々なヤジが太郎に向けられる。


女の子も笑いをこらえていたようにも見えた。その時、"伝令っ!"と外から兵士が叫ぶ。


「領内警戒中の兵士よりヘルニア国周辺で魔獣と思われる巨大生物が潜伏しているとの報告。各兵士は警戒を強化せよ。」


兵士が報告を終えると広間は静まり返る。

女の子は咳払いをし、身を正した。


「私の名前はヨーツー。現在は国王の代理としてこの国を治めています。よく国のために戦ってくれました。礼を言います。」


女の子はそう言うと数人の護衛を残して兵を下げさせた。


この後無茶苦茶作品と合流した。→illust/97076634


「まずは偽り村へ調査員として向かっていただきたい。」


ヨーツー姫は弱者太郎に命令する。曰く、近頃偽り村へ調査員を送ったのだがいつまでたっても戻ってこないので様子を見てきてほしいとのことだった。

そして、よそ者として疑いが晴れていないと保険として王女の判断でいつでも身に着けている者の監視ができるという魔法のかかった魔石を身につけさせられた。

太郎は調査員を見つけ出さなくてはという正義感からすぐに偽り村へ旅立った。

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