K.12「咆哮」(AIが要約)
「目立ちたがり屋風情が、ぬっくおろしてやる!」
路地裏に現れた三人のやさぐれ男たちが、ナイフを手にセンキへと突進する。 だが、センキは涼しい顔で言った。
「君たちにはちょっとお仕置きが必要だね」
彼は男たちを路地から離れた広場へと誘導すると、街の住人たちに向かって叫んだ。
「みんな聞いてくれ! 俺はこれからこの悪い男たちにお仕置きしなければいけない。力を貸してくれ!」
「センキ、やっちまえ!」 「応援してるよ!」 「パウワウ!」 「クルッポー!」
街の住人たちが声援を送ると、センキは満足げに頷いた。
「みんな、ありがとう。これでこいつらを分からせることができそうだ」
そして、彼はポーズを取った。
「いくぜ、感謝の正拳突き!」
拳の形をした巨大なオーラがセンキの手から放たれ、男たちは空遠くへと吹き飛ばされた。
「みんなの応援のおかげだ。今日も平和をありがとう」
歓声が沸く中、キュービーは静かに呟いた。
「これは、かつて私が持っていた応援の力だ……」
──その後、センキは謎の少女Qに近づき、肩を抱き寄せる。
「もう大丈夫だよ」
一瞬驚いたQだったが、センキの手を振り払い「門限だから」と言ってその場を後にした。
「気が向いたらまたおいで」
センキの言葉に、Qとキュービーは胸の高鳴りを覚えていた。 Qは彼自身に、キュービーはその操る力に──それぞれ惹かれていた。
──飛行艇に戻った二人。
「二人はつけられてはいないな」
ゼン・ニン兄がそう言った瞬間、飛行艇が突如震動した。 艇内が散らかり、何か巨大なものに突き上げられていた。
「やっと見つけた。手間かけさせやがって」
Qが下を覗くと、そこには巨大な魔具人形が現れていた。
「魔具人形を出すのじゃ!」
デ・キールの叫びとともに、乙女の棺が飛行艇から飛び出す。 その拳が魔具人形の腕を破壊するが──
「へー、やるじゃん。これはどうかな」
戦の城は壊れた腕を振り下ろす。乙女の棺は受け止めるが、パワーの差にQは叫ぶ。
「ぱ、パワーが違いすぎる!」
地面にめり込む乙女の棺。しかし本体は無傷だった。
「こいつは驚いた。頑丈すぎんだろ」
その声に、Qは聞き覚えがあった。
「その声、センキさんなのね?」
「そうだ」
センキは正体を明かすと、魔具人形を姿勢正しく構えた。
「オトギゾウシの命に従い、お前らを倒さなければならない。この魔具人形“戦の城”で」
──飛行艇から身を乗り出すデ・キール。
「わが最高傑作の魔具人形よ。ゼン・ニン共の貧弱な木偶人形を粉々にしろ!」
センキは憤る。
「こんな老人まで盾にしやがって……経緯はどうでもいい。俺はお前に決闘を申し込む」
「来い。一瞬で決めて見せる」
戦の城の壊れた腕が再生し、雲を突き刺すほどの大剣を握る。
「みんなの応援の力でこの大剣の威力は無限になる。そういう設定だ。行くぞ!」
雷が鳴り、大剣に落ちる。センキは叫ぶ。
「雷鳴斬! これで終わりだー!」
乙女の棺は雷の衝撃に耐えきれず、再び地面にめり込む。
「起きろ、Q!」
キュービーの呼びかけにも、Qは応えない。
──乙女の棺が踏み潰されそうになったその瞬間。
「守りたい──」
キュービーの思いが乙女の棺を動かす。 地ならしの音が響き、センキは驚く。
「どこにいった?」
「私は平和を愛する正義の味方だ」
乙女の棺を通してキュービーが語ると、センキは冷静に応じる。
「やっと正体を現したか」
「センキ。お前の力はかつての俺と同じ応援の力だった。私は今、その力を超えなくてはいけないらしい」
センキはキュービーの言葉を鼻で笑った後に言った。
「この力はデ・キールからもらった武具によって与えられた唯一無二の力だ」
──一方、ゼン・ニン兄弟とデ・キールの因縁も語られる。
「スタバリスを出したあの日、我々は師匠を超える決意を示した。それが乙女の棺なのです」
乙女の棺が光る。
「目くらましをやったところで俺の正義にはかなわんよ」
センキが再び剣を振るう。
「もっと、もっとだ。もっと守る力が欲しい!」
キュービーの願いに応えるように、乙女の棺の腕がオーラを纏い、大剣を白刃取りする。
「お前ら応援が足りねぇぞ!」
戦の城の攻撃は強まるが──乙女の棺の腕はさらに力を増す。
そして──刃の折れる音が響いた。




