楓に捧ぐ最期の贈り物
雨宮喜代様の小説大会に応募させていただいた作品です。
テーマ「思い出」
あの日もこんな、薄暗い雲が空を覆っていたんだったっけ。
帰りのバスを待っているとき、ふと空を見上げてそう思った。いつも通りの制服を着ているのに、いつも隣にいる彼女はもういない。
「……なんで、結唯なんだろう」
周りには誰もいないのに、消え入りそうな声で呟いた。
私はさっきまで、小学校からの親友である結唯の葬式に参列していた。現実味がない。これが今の率直な感想だった。ずっと一緒にいると思っていたし、私の方が先に死ぬって思っていたし、結唯の方が充実した人生を送っていくって思っていた。
でも、その全てが裏切られた。
裏切られたと感じているのに、自分の中に渦巻いている感情は怒りでも悲しみでも、苦しみでもなかった。ただひたすらに、虚しかった。
その虚しさの正体をぐるぐると考えているうちに、バスが来た。いつも乗っているバスにいつもと違うバス停から乗ったからか、顔なじみの運転手の人に驚かれた。
「あれ?悠ちゃんここだっけ?今日はどうしたの?」
「あ……えっと、その……」
「……まぁ、今日はゆっくり回るか。他の乗客はまだいないからさ。降りたくなったら押してくれたらいいさ」
「あ、ありがとうございます」
「気にしなくてもいいさ。あと、これはいつも乗ってくれるお礼だ。それに、なんつうか……誰だって、じっと考える時間が欲しい時だってある」
不思議と顔をあげられなかった。もうこの人には全てを知られているんじゃないかなって思えるくらい、いつも本当にやってほしいことだったのかなって思えることをしてくれる。あの日もそう。あの日は、「何でも話しな。俺は口が堅いって有名だからさ」って、私の話をずっと聞いてくれていた。
そんなことを考えつつ、いつも座っている席に座った。降りそうで降らなさそうな、私の心模様のような空を眺めながら、これからのことを考えていた。
これから先、残された一か月のことを。
・・・
「着いたよ」
「今日は、本当にありがとうございました」
降りるときに、運転席まで行ってお礼を言った。あの後結局、二時間くらいずっと乗せてもらっていた。
その間に、雨が一度降った。
でも、その雨も降りる頃にはやんでいて、少し晴れ間も見えるくらい雲も流れ始めていた。
「おう。悩み事は晴れたかい?」
「まだ、完全に晴れたわけじゃないんですけど……でも、少し光は見えました。えっと……」
「ん?まだ何かあるのか?」
「今まで、たくさんありがとうございました。私が今ここに立っていられるのは、あなたのおかげです。子供のころからずっと……あの日だって、今日だって、本当に」
「おいおい、ちょっと待てって。そんな急に……もう乗らなくなるみたいじゃないか」
「……笹前さん、少し前に話したことを覚えていますか?」
私の言葉を聞いた瞬間、笹前さんは慌ててバスを降りて私の近くまで駆け寄ってきた。そして、目線を合わせるように地面に膝をついて私の両手を握った。目の前に来た顔は、困惑と寂しさによって歪みそうなところを必死にこらえてるようにしか見えなかった。
「あぁ、覚えているよ。でも、あの時はまだ先の話だって……」
「……ごめんなさい。だますつもりはなかったんですけど、どうしても言えなくて。笹前さんは優しいから、きっと今まで通りかかわれなくなるんじゃないかって思っちゃって」
少しずつ、笹前さんの目に涙が浮かび始めた。この人は、本当に優しい人だ。私のことを、ずっと自分の娘のように扱ってくれていたし、私も両親よりも親のように感じて過ごしてきた。
「……今日、あそこにいた理由はこのこととは全く別ですが、こうして最後の時間がとても充実しているように感じられて、本当にうれしかったです」
「そっか……もう、最後だったんだな」
「正直、今日笹前さんのバスに乗れるかは賭けだったんですけど……賭けに勝てたみたいでよかったです。乗った時は正直それどころじゃなかったんですけどね」
「そっかぁ……俺も、今日は普段とは別のルートを臨時で任されただけで、あそこに行ったのは本当に偶然だったんだよ。だから、なんつぅか……ちゃんと、最後を締めくくることができて嬉しいよ。かなり寂しいけどな」
そう言うと、笹前さんは私をぎゅっと抱きしめてくれた。
「……また、連絡くれよ。俺にできることなら何でもするからさ」
「ありがとうございます。でも、大丈夫です」
私は、そっと笹前さんの体を押して話してもらってから少し歩いて、振り返って笑った。
空の雲は完全にはけ始め、一筋の太陽の光がそんな私を照らした。
「私、もう乗り越えましたから」
「そうか……それじゃあ、元気でな!」
「はい!笹前さんは……笹前さんも、ちゃんと乗り越えてくださいね」
私は、笹前さんの反応を見ずにゆっくりと歩き始めた。雨上がり、澄んだ空の下を。
歩きながら、バスの中で考えていたことを実行するために必要なものを考えていた。小さめのノート、計画書、そして……私が持ってる結唯との思い出。このすべてが、今身を置いている結唯の家にそろっている。
「よし、帰ったらおじさんたちに相談しよっと。それはそれとして……」
帰る途中で、いつも前を通っている小さな公園に寄った。その公園には遊具がなく、ベンチがいくつか置かれているだけなので、誰も来ない。
ベンチに座った私は、今にも限界を迎えそうだった心臓を抑えるように、胸部分の服をぎゅっとつかんで前かがみになった。一度発作に身を委ねたからか、呼吸は乱れ始め、視界は白く歪んでいった。意識が遠のきそうになる感覚のまま、発作が収まるのをただただ待ち続けた。
本当は、もうバスに乗ることができない体だったのだ。でも、私は近親者じゃないから、火葬場まで行くことができなくて、バスに乗るしかなかった。結果として、笹前さんにちゃんとお別れができたけど、代償は大きかった。そもそも、結唯が死んだ日に私がもうバスに乗れない体で、余命が一か月程度しかないことを話そうとしていたから、話しそびれてしまっているせいでもあった。
しばらくして、視界が戻り始めた。もう終わると思ったタイミングで、何かがこみあげて数回咳き込んだ。とっさに左手で口を覆うことができたからよかったが、口に残る嫌な鉄の味から今手についているものがわかってしまった。
「はぁ……はぁ……手だけ、洗って帰ろう」
咳き込んだ後は普通に動くことができるくらいまで回復したから、近くにある水道を使って血の付いた手を洗い、口も軽くすすいでもう一度帰路に着いた。
・・・
おじさんたちは、私が残り時間を使って思い出を辿る旅をすることを快諾してくれた。それに伴って、旅が終わるまでもうこの場所に帰ってくることはないことも。おじさんたちが「寂しくなるなぁ」と言ってくれたことが、心の底から嬉しかった。
その日の夜は、本当にいろいろなことを話してから眠った。私がこの家に来てから今日までの思い出をひたすらに。もちろん、結唯のことも含めて。
このことを、私は机の引き出しにしまってあった表紙に楓の写真が載っている小さなノートに書き記した。最後のこの家での思い出を、思い出巡りの「最初の思い出」として。
朝になり、小さなリュックに最低限必要なものを入れて家を出た。盛大に送り出そうとしてくれたけど、それは断った。多分、心の底からそういうことができる状況じゃないと思ったから。
最初にどこに向かおうかと考えながら、小さな歩幅で進んでいく。乗り物に乗ることはできないけど、歩くことは問題なくできる。不思議な病気だなと、今でも思う。そんな病気も、残り一か月ほどの付き合いと考えたら少し寂しくもあった。
「さてと、どこに行こっかな~。最初はできるだけ遠いところがいいから……よし、あそこにしよっと。今日の夕方ぐらいには着くかな」
自分の記憶を頼りに、旅のプランを考えながら歩く。ゴールはもう決めているけど、そこまでの道はちゃんと考えないと途中で終わるとかいう最悪の展開になってしまうから、いつも以上に慎重に何度も何度も考えている。どう考えても、バスの中で考えた道筋が最適だなってなるんだけど。とはいえ、先生も「この先どうなるかはわからないから、細心の注意を」って言ってたから、少し無理したら途中で終わる可能性だってある。要は常に危険と隣り合わせっていうこと。
話し相手がいないからか、やたらと回る頭に任せていろんなことを考えながら景色を眺めていると、どんどん思い出が浮かんできた。他愛もない日々だった。
「……まさか、私がこっち側になるなんて思わなかったな。いつもいつも、結唯は前にいたけど……結局最後の最後まで私の前にいるんだね」
一度立ち止まり、空を眺めてつぶやいて数分間返答を待ってからまた歩き出した。
目的地は、結唯と初めて出会った場所。隣町にある、もう廃校になってしまった小学校。その小学校にいた、ただ一人の同い年の少女が結唯だった。入学式の時に少し話してからは、二年生の時まで話すことはほとんどなかった。でも、二年生のあの日に結唯との関係は良くも悪くも濃いものとなった。
あの時のことは今でもよく夢に見るし、記憶の奥底にこびりついて離れていないのはずっと感じている。
結唯との思い出は、やっぱりここから始めないといけないような気がしたし、きっと……小学校に行くまでの道で勝手に思い出すから、ちゃんと言語化できるように歩きながら整理していこうと思う。
あの日は、初めて発作が出て病院に行った日だった。今よりは本当に軽い発作だったけど、原因は遠足の時に長時間バスに乗っていたことだった。行くときは問題なくて、帰りのバスを降りて教室に入った時に発作が出た。心臓がキュウって痛くなって、そんなこと初めてだったから焦って頭が真っ白になっちゃって、気づいた時には病院のベットで寝ていた。
その後検査とかも含めて一か月くらい入院していたんだけど、お父さんもお母さんも……一回も来てくれなかった。定期的に来てくれたのは、結唯とその家族だけだった。これは後から聞いた話だけど、気絶した私を病院まで運んでくれたのは結唯と結唯の両親だったらしい。私の両親は、診察の日だけ来て診断結果を聞くや否や一切のためらいもなく、私を「実験者」として医者に提供したらしい。だから、本当は一週間でよかった入院が一か月になったらしい。
退院後は、完全に帰る場所を失った私のために結唯の家で過ごしながら、ほとんど毎週病院に通って新しい検査や薬を試されていた。結果として、いろんな検査に耐え切れなくなって……通院して経過観察するだけになったのが、今から一か月くらい前。その日に笹前さんにいろいろなことを話した。そして先週、「余命が残り一か月ほどだから、自分がやりたいことやってほしい。病院に来る必要はないよ」と言われた。その時も笹前さんに話したし、今日だって……
「思い返せば、ずっと笹前さんに支えてもらってたな~。もう、乗ることができないんだけどね」
乗り物に乗ることができ無くなったのも、検査と検査の相性が悪かった結果出てきた症状だし、薬と薬の相性が悪くて免疫が極端に下がって真空室に入れられたこともあった。こんな状況だから学校にも行けなくて、転校先の小学校は四年生の時に退学するしかなかった。退学した後は、結唯やおじさんたちが勉強を教えてくれていたし、病院にいる時間に病院の先生や看護師の人に教えてもらうこともあった。
だから、学校に行かなくても勉強することができた。文字も問題なく書けるし、問題なく読める。
でも、やっぱり学校に通いたかったなって気持ちはぬぐえない。少人数だったけど、今でも廃校になった小学校に通っていた時間は本当に楽しかったし、色濃く覚えてる。絶対無理な願いだったっていうのはわかるけど、私はちゃんと学校に通いたかった。
そこで一度思考を止め、立ち止まって一度深呼吸をしてからもう一度歩き始めた。ここからが、昔住んでいた住宅街だ。
この場所を見ると、昔の思い出がたくさん蘇ってくる。楽しかった思い出以上に、辛く、苦しかった思い出が。もう思い出したくない、あの人たちとの思い出が。
「はぁ……もう少しで、昔の家が……家、が……」
私は言葉を失った。「篠田」という表札がある家の近くには、新しい家族と幸せそうに過ごしている忌々しい母がいた。隣に立っている男の人は……記憶の中のどの父とも合わない、初めて見た人。その近くには二人の子供が仲良さそうに笑いながら歩き回っていた。
「はは……お幸せにね」
そういって、私は道を変えることにした。これ以上あの光景を見たくはないし、あの人に気づかれたくない。乾いた笑いと一緒に溢れ出しそうになった涙を必死にこらえて走り出した。
症状が悪化することを考える余裕すら、無くなってしまうほどに苦しかった。一番不幸せになってほしいと願った人が、のうのうと暮らしている光景を見ることが……これじゃあまりにも、不公平じゃないか。結唯が死んであいつが死なないのは、絶対に間違ってる。
そして、無我夢中になって走ってたどり着いた場所は、偶然にも廃校になった小学校だった。校舎にはツタが生えてるし、校庭を草が覆っている。校門は錆び、常に開けられているようだった。
「はぁ……はぁ……はぁ…………やっぱり……変わってない」
表札の付いた柱の側面にもたれかかり、息を整えながらぼんやりと霞む視界で学校を眺めた。太陽は完全にオレンジ色に変わっており、その太陽に照らされた校舎は、あまりにも幻想的だった。
そして、その光景を少し懐かしみながら眺めていると、走ったことによる発作が始まった。バスから降りた時以上に強い発作だったせいで、一瞬で意識ごと持っていかれてしまった。
意識が途切れるその瞬間まで、真っ白に染まる視界の中に何とか見える思い出の小学校を目に焼き付けながら。
・・・
意識が戻った時、しばらく目を開けられなかったし、体が自分のものじゃないみたいに動かせなかった。でも、思考をすることはできるようになったから、自分の体の状態を考え始めた。
あの場所から走ってここまで来たということは、少なくとも一時間近く走り続けたということ。つまり、自分のリミットをかなり近づけたことになる。正直、しばらくは歩くだけなら問題ないと思っていたけど、歩くだけでも限界まで近づくようになっていると思う。
だから、この場所でできるだけ結唯との思い出ノートを埋めないといけないことになる。
でも、大丈夫。思い出なら私の頭の中に残ってる。体は動かないけど、頭の中がぐちゃぐちゃになっていないから問題はないだろう。あとは……しっかりとした文字を書くことができるか。
深呼吸を繰り返し、体を覆っていたどうしようもないくらい重いものがなくなってくれることを願った。でも、ただ軽くなってくれるだけでなくなる気配はなかった。それでも、体を預けつつ起こせるようになった。
「……よかった。生きてる」
少しずつ体の感覚が戻ってきた。地面の硬さ、もたれかかっているものの冷たさ。そして、顔に当たる風の強さも。
自分の命を実感しながら、ゆっくりと目を開けた。少し横に顔を向けると、最後の記憶と同じ校舎が目に入った。
「……まさか、こんなことになっちゃうなんてね」
持っていたカバンの中から筆記具とノートを取り出した。どれだけの時間眠っていたのかわからないけど、持ってきていた荷物が全部残っていてくれて本当に良かった。
ノートには、結唯の家を出発する前日に書いた文章が書かれていて、なんだか懐かしさすら感じてしまった。実際は一日くらいしかたってないはずなのにね。
かすかに震える手でノートに文字を綴っていく。さっき見た文字とは全く違う、弱弱しくて痛々しいような字だった。それでも、一心不乱に綴り続ける。今の自分でもできることを、少しでも後悔を減らすことができるように全力で行っていく。
光を確保することができないから、日暮れがタイムリミット。でも、それだけの時間があれば十分。
思い出たちは、ノートをどんどん埋めてくれた。楽しかったことも、辛かったことも、ケンカしたことも、一緒に泣いたことも、二人で遊んだことも……綴る。綴る。綴る。
綴っていく中で、思い出が順番に消えていくのが感じられた。それでも構わず、私は思い出を書き続けた。自分の中にあるものすべてが空っぽになるまで。最後の最後、結唯のことだけしか考えられなくなるまで。
書き続けることが気がついたら書き殴ることに変わり始めた頃、もうノートの残りが数ページになっていた。もう自分の中に残っている思い出は、たった一つだけになっていた。意図的に、何をしてでも残した記憶。これからゴールに向かうまでに必要だったもの。
私はそっとノートを閉じ、わきにはさんで歩き始めた。来るときのようなしっかりとした歩き方ではなく、一歩一歩を踏みしめるような歩き方。
それでも、私は確かに進んでいく。自分の限界なんて……
「……もう、とっくの前に…………来ていたのにね……」
・・・
真っ暗な道を歩き続け、空の先がかすかに白くなり始めた頃に、私はゴールにたどり着いた。
「なんとか……」
霊園と書かれた門をくぐり、そのまま真っ直ぐ目的の場所に向かった。出発した時よりも足は重くなっていて、何度も落として少しボロボロになったノートだけを両手で胸に抱えているせいで重心が前になっていた。
そのせいもあって何度も何度も転んだ。それでも必死に立って、ここまでたどり着いた。
空は雲に覆われていて、今にも降り出しそうだったけど、もうどうでもよかった。だって、もう……
「……来たよ。結唯」
私は、ゴールしたんだから。
目の前には、結唯の家のお墓がある。横に書いてある名前に、「結唯」と刻まれていて、ここに結唯が眠っていることを示していた。
私は、その墓石に背中を預けてから座り込んだ。
ノートに最後の思い出として、昔この場所に来たことを書こうと思ったけど、もう筆記具が手元になくてどうしようもなかった。
「ごめん……一つだけ、書けないや」
ノートを閉じ、「その時」が来るのをじっと待つことにした。そうして目を閉じていると、膝の上に置いた手に何か冷たいものが当たったのを感じた。
目をゆっくりと開き、ぼやけた視界で前を見つめる。
雪。
優しく地面に落ちてくる白い結晶が、なんだか神秘的で思わず笑顔になった。まるで、世界が私の最期を彩ってくれようとしているみたいで。
「ねぇ……結唯」
私は、横に置いていたノートの表紙を優しく右手でさすりながら話しかけた。近くにはいないけど、近くで見守ってくれているはずの親友に。
「ありがとう……」
私は、まるで眠りにつくように……ゆっくりと目を閉じた。
今まで最悪の人生だなって思うことが多かったけど、最期がこんなにきれいなら……悪くない人生だったって、胸を張ってもいいよね。
・・・
雪の中、一人の男が墓石にもたれかかって死んだ少女の前に立っていた。
少女は、死んでいるとは思えないほど幸せそうな笑みを浮かべていた。
その少女の前で、男は泣き崩れた。
謝罪、懺悔、後悔……男の口から出てくる言葉は、それ以上の意味を持たなかった。
その男の名は笹前勇樹。
かつての名を、篠田勇樹と言う。
娘を金の生る木としか見なくなった妻に嫌気がさし、離婚した後にどうにかして娘を救い出そうと奮闘していた……
悠の父親だった。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
個人的な話を少し。
九十九疾風、今年から社会人になりました。
そのため、趣味の執筆活動を再開する良い機会であり、リハビリ兼新しい生活との両立の練習という目的で参加しておりました。企画者様より公開の許可をいただいたため、投稿いたしました。
そのような背景もあり、ところどころ配慮の欠けた作品となってしまったことお許しください。
最後に、今後の予定について。
現在、長編小説の構想を行っております。短編小説に関しては、不定期に投稿いたします。
感想、レビュー本当に励みになります!
以上、九十九疾風でした。では、次の作品にてお会いしましょう。
ありがとうございました。