表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/442

回転寿司と俺たち②

回転寿司に来てから1時間が経過した。


「なぁ、後どれぐらい食える?」


ミキオが2人に聞いた。


「あと少しぐらいかな」


カズが言った。


「俺ももう少しかな」


タクローも答えた。


「最近そんなに食えなくなってきたな」


ミキオがテーブルを見ながら言った。


「食べられても10皿ぐらいまでが限界だな」


タクローが言った。


「なんか6皿目位からは食べたい物は全て食べ尽くしていて、ただお腹を満たすみたいな感じなんだよな」


カズが皿を重ねる。


「そうなんだよ」


ミキオが同調する。


「んで、まだお腹は満たされないと」


タクローも皿を重ねる。


「どうもこれじゃないんだよな…」


ミキオは首をひねりながら、レーンからお皿を取ってお寿司を食べた。


「うーん、まだこれじゃないな」


ミキオが首をひねる。




そして、1時間後。


「ふー、やっと食った」


ミキオが満足な顔をした。


「結局食べすぎちゃったな」


タクローが言った。


「結構いけるって思っちゃうんだよな」


カズが言った。


「そろそろ行くか」


ミキオが立ち上がると、


「じゃあ、支払いはミキオね」


とカズが言った。


「え?なんでだよ?」


「だって、俺、今月ピンチなんだよ」


カズが困ったような顔をした。


「タクローは?」


ミキオがタクローにたずねる。


「ごめん、俺もヤバい」


タクローも困った顔をした。


「だから、ここはミキオが払ってくれ。な?」


カズがお願いした。


「なんでだよ」


ミキオがツッコんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ