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朝活と俺たち

「ふわぁ…」


ミキオがあくびをしながら教室に入ってきた。


「ミキオ、また遅くまでゲームしてたんだろ」


タクローがミキオに言う。


「あぁ、ちょっとな」


ミキオが席につく。


「最近やっているゲームがスゴい面白くてさ、なかなかやめられないんだよ」


ミキオがまた1つあくびをする。


「だったら、朝早く起きて朝活すればいいのに」


カズが言った。


「朝活?」


「そう。いつも起きている時間よりちょっとだけ早く起きるんだよ」


「起きて何をすんの?」


ミキオが聞く。


「そりゃ、ジョギングとかだよ」


「え、朝から走るのかよ」


ミキオが嫌な顔をした。


「いや、朝から走るのは気持ちがいいよ。スッキリ目覚めるし」


カズが清々しそうな顔で言った。


「え、なんか似合わない」


タクローが横から言う。


「に、似合わないって…」


カズがよろける。


「だって、朝から走ってるカズなんて想像つかないんだもん」


タクローが笑いながら言った。


「…と、とにかく、ミキオも朝活やってみたらいいんだよ」


カズが言う。


「…うーん、そうだな…」


ミキオがしばらく考えて、


「でも、俺、朝起きられないしな…」


と言った。


「ミキオはまず、早寝早起きの習慣をつける方が先なんじゃない?」


タクローが言うと、


「そ、そうだな…」


とカズが言った。


ミキオはまた1つあくびをした。

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