表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
423/442

嫉妬と俺たち

「ミキオくん、ちょっといい?」


中尾がミキオに声をかけた。


「な、中尾さん、な、何?」


ミキオは寝ていたが、中尾の一言で飛び起きた。


「これを三輪くんに渡してほしいの」


中尾は封筒に入った手紙みたいな物をミキオに差し出した。


「え?これを三輪に?」


ミキオは驚いた。


「うん、よろしくね」


三輪は笑顔を見せると、自分の席に戻っていった。




ミキオは、中尾から預かった手紙を眺める。


実に可愛い封筒である。


中尾が三輪にね。


そう思うと、三輪に嫉妬してきた。


なんでお前なんだよ。


とりあえず三輪に渡すことにした。




「え?中尾さんが?」


三輪は驚いた。


「ほら」


ミキオは手紙を三輪に渡した。


「どれどれ・・・」


三輪は早速手紙を確認した。


「え?『教科書貸して』?」


ミキオは三輪の方を見る。




「その時の三輪の顔、今でも覚えてるよ」


ミキオは笑いながらタクローとカズに話した。


「あんまりそんな風に言わない方がいいよ」


カズが言った。


「カズ、これがミキオなんだよ・・・」


タクローはミキオの肩を叩いた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ