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クラスメイトと俺たち

「おい、ミキオ、この前借りたゲーム返すわ」


ミキオがクラスメイトからゲームを受け取った。


「おぉ、三輪、ありがとう」


ミキオは三輪にお礼を言った。


「ミキオって、三輪にいつもゲームに貸してるよね」


タクローが言った。




三輪崇(みわたかし)は、ミキオの小学校時代からの同級生である。


ゲーム好きなのだが、こうしてミキオからゲームを借りたりする。




「もしかして三輪ってさ、自分でゲーム買ったことないんじゃないの?」


カズがそう言うと、ミキオの表情が曇る。


「え、そ、そんなことはないよ。あいつゲーム好きだから自分でも買ってるだろ」


ミキオは明らかに動揺している。


「いや、分からないよ」


タクローがけしかける。


「いや、三輪は絶対にそんなことはしない!」


ミキオは机を叩いて立ち上がった。


「そんなに言うなら、確かめて見れば?」


タクローが言う。


「…分かった。三輪に聞いてみる」


ミキオは三輪の元に向かった。




「三輪、お前、自分でもゲーム買ってるよな?」


ミキオの問いに三輪は、


「か、か、買ってるよ…」


と答えて目を逸らした。


あれ、これって…。


ミキオは何かを感じ取った。

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