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家と俺たち②
「それじゃ、またな」
ミキオ、タクロー、カズの3人はそれぞれの家路についた。
タクローは自分の家に帰ってきた。
「お兄ちゃん、おかえり」
先に帰ってきていた妹のさくらが声をかけてきた。
「あぁ、さくら、おかえり」
タクローは腰を下ろした。
「さぁ、宿題を終わらせないと…」
タクローは宿題を取り出し、テーブルに広げる。
タクローは宿題を早めに終わらせるタイプである。
「ねぇ、お兄ちゃん、ここわかんない」
さくらがタクローに聞きにきた。
「あぁ、それはこうして…」
タクローはさくらに教える。
「わかった。ありがとう、お兄ちゃん」
さくらはタクローに笑顔でお礼を言う。
「うん」
タクローは返事をすると、また自分の宿題をやり始めた。
その夜、タクローは明日の準備をしていた。
「これでよし」
タクローはバッグを机に置いた。
これで忘れ物をする心配はない。
明日も学校である。




