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終業式と俺たち

今日は赤神高校の終業式である。


「明日から夏休みか…」


ミキオは期待に胸を膨らませている。


「どうせミキオは明日から遊ぶことしか頭にないんでしょ」


タクローが言った。


「うるせぇな。それだけじゃないって」


ミキオが返す。


「夏休みもいっぱい遊べるといいな」


カズが言う。


「うん、そうだな」


ミキオが答えた。


「ほら、遊ぶことしか考えてない」


タクローが嫌味を言う。


「うるさいな」


ミキオが嫌な顔をした。




「あの、ミキオ」


六花が話しかけてきた。


「六花、どうしたの?」


ミキオが答える。


「私とも遊んでくれる?」


六花は恐る恐る聞いた。


「当たり前だろ。いつでもいいよ」


ミキオが答えると、


「俺も」


「俺もだ」


とタクローとカズが答えた。


「…ありがとう」


六花はお礼を言って、自分の席に着いた。


顔は少し嬉しそうだった。




終業式が終わった。


その日の帰り道。


「明日からいよいよ夏休みか…」


ミキオが言った。


ワクワクを隠せない様子だ。


「おい、遊んでばかりいないでちゃんと宿題しろよ」


タクローが言った。


「親みたいなこと言うなよ」


ミキオが嫌な顔をする。


「どんな夏休みになるんだろな」


カズが言った。


「きっと楽しいよ」


ミキオが空を見て言った。



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