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寒さと俺たち
「は~、寒い…」
ミキオが手袋をした手を擦り合わせる。
「ほんとにここ最近は寒くなってるよね」
タクローが白い息を吐きながら言う。
「体の芯から冷えそうな感じがあるな」
カズは体をちっちゃくして言った。
3人がこう言うのも無理はない。
今日の気温は-3℃。
普通にしていてもかなり冷えこんでいて、寒さが身に染みる程だった。
「なんかあったかいものでも食いたいな」
ミキオが手袋を擦り合わせながら言った。
「ほんとにそうだな」
タクローも頷く。
「あ、そういえばこの辺に焼き芋屋さんがあるんだ。買ってかない?」
カズがそう提案すると、
「焼き芋か、いいね」
「早速買いに行こう」
と2人も同調した。
「よし、決まり!早速行こう!」
カズがそう言うと、3人は焼き芋屋を目指して歩いていった。
やがて、3人は焼き芋屋で焼き芋を買い、口いっぱいに焼き芋を頬張った。
「甘い!」
「うまい!」
「あったまる~」
3人が別々の感想を言ったが、焼き芋の美味しさは伝わってくる。
こうして寒い日は過ぎていった。




