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チーズと俺たち
「うわ、美味そう」
ミキオ達は、ミキオの家でピザを食べていた。
チーズがたっぷりかかったピザは誰が見ても食欲をかき立てられそうな見た目をしていた。
「チーズたっぷり入ってるな」
タクローはそう言うと、ピザを口に運んだ。
チーズが糸を引く。
「めちゃくちゃ美味い!」
タクローが親指を立てる。
「俺も食べよう」
ミキオもピザを口に運ぶ。
「美味い!」
ミキオも親指を立てる。
「俺も…」
カズもピザを口に運ぶ。
「美味い!」
カズも親指を立てた。
「ホントに美味いな…」
ミキオがしみじみ言った。
「チーズがやっぱりいいよな…」
タクローが言った。
「チーズかけたらだいたいのものは美味くなるんじゃないのか…」
カズがそう言うと、
「ホントにそうかもしれない…」
とミキオが言った。
「あぁ、もう何もしたくない…」
「ホントだな…」
ピザを食べて、3人はチーズのようにとろけてしまった。




