丼と俺たち
「あぁ、なんか腹減ったな」
ミキオ達が街を歩いていると、ミキオが突然言った。
「じゃあ、吉田屋行くか?」
カズが提案した。
「お、いいね。牛丼食べたい」
ミキオものってきた。
「よし、じゃあ吉田屋に行こうか」
タクローの一言で3人で吉田屋に行くことにした。
「うわ、どれも美味そう」
メニューを開いたミキオはメニューに釘付けになった。
「うわ、ホントだ」
カズもメニューに釘付けになっている。
「あ、この『明太トマたまチーズ丼』とか美味そうだな」
タクローがメニューを指さして言った。
「うわ、美味そう」
カズがのぞきこむ。
「俺、これにするよ」
タクローがメニューを指さして言った。
「じゃあ、俺もそれにしようかな」
ミキオも同じ物を頼むことにした。
「うわぁ、ウマそう」
タクローが声をあげる。
テーブルには、3つの明太トマたまチーズ丼が並んだ。
3人はほぼ同時に口に頬張る。
「うまっ!」
3人同時に頬が緩んだ。
「…なんだコレ、スゴイ美味い!」
「ホントだ、スゴイ美味い!」
「頼んで正解だった!」
カウンターで興奮した。
3人とも明太トマたまチーズ丼を完食した。
「ねぇ、もう1杯頼まない?」
ミキオが提案した。
「えー…」
タクローとカズはカウンターに突っ伏した。




