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ゲームと俺たち②
3人は早速プレイを始めた。
ゲームに慣れているミキオは、主に前線を担当。
カズとタクローは支援に回ることになった。
「なるべく2人は敵がいないか見張っててくれ!」
ミキオが2人に指示を出す。
「よし、任せとけ!」
カズが声を上げる。
「ここは俺が見張っておくからな!」
タクローもやる気満々である。
武器を集め、しばらくフィールドを歩いていると、敵に遭遇した。
「ミキオ、敵が来た!」
タクローが声を出す。
「よっしゃ、任せろ!」
ミキオは敵に一気に駆け寄ると、一気に敵を打って倒していった。
「スゴい…」
カズは感嘆の声を上げた。
「これぐらいどうってことないよ。さぁ、次いくぞ!」
ミキオは得意げに2人に促す。
「ヤバイな。これはおれらも負けてられないぞ」
「そうだな」
どうやらカズとタクローにも火が点いたようである。
ミキオの足手まといにならないように、必死に食らいついていった。
そして、ゲームも終盤戦。
ミキオ達を合わせると、6チームを残すのみとなった。
今、最後の戦いが始まる。




