4 適当にどん
外に出たのは良いんだが、ここどこだ?
前の時と場所が違う感じがする。
上の水晶を見てみたが3253と書いてあった。
もう一年が経過したのか。
周りには以前みたいな多くの人は見かけず、随分とひっそりとしていた。更に何というか、床が黒くなったりしているところが多々ある。
何か起きたのか?
「誰か居ませんかぁ?」
俺はやや大きな声で言ってみた。
「1年程前はすみませんでしたー。ちゃんと知識を付けてきました!」
人によっては煽りに聞こえるかもしれないけど、事実だもん、しょうがないね。
俺はドアを仕舞って歩き始めた。
俺が居た頃は、こんなにも奥行きが無かった。
しばらく歩いていると、何だこれ?真っ黒なモヤモヤした壁があった。怪しいと思いながらも俺はその壁に触れた。
「あれっ?何ともないだと?」
何ともなかった。経過書で確認してみるか。
「えぇと、壁、壁、壁......。」
あ、あったぞ。
〜境界分断壁〜
神界と旧神界とを分ける壁である。
旧神界に神はいない。
通るには神力が必要。
多分これだな。
経過書によると、俺が今いる場所は旧神界と呼ばれる場所ってことか。たった1年でなにがあったんだろう。
「ところで神力ってなんだ?まぁ適当に力でも込めれば良いっか。」
【真面目にやるところは真面目にやる、めんどくさそうなのは適当にやる】が俺のモットーだ。
こういうのは適当にやれば何とかなるさ。
「よし、力を入れて壁を触ってみよう。」
手を壁にくっつけて力を入れて壁を押してみた。
グギギギギという音が鳴るとともに一瞬めっちゃ眩しくなった。目を開けてみるとなんか建物やら噴水やら、なんかいっぱいあった。




