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元最弱の吸血鬼  作者: 赤玉
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出会い

キースが森の奥へと進むにつれて生えている樹木は大きくなっていき太陽の光が遮られていく。


まいったな。いつもなら昼過ぎには集め終わるんだが


そんな気持ちと比例するように日は沈んでいく。


いつもなら近寄らない森の奥に入ったことや時間が経過してあたりが暗くなっていくことで

普段なら気にならない草のこすれる音でさえ不気味に感じてしまう。


夕方ごろになってようやく次の薬草の群生地を見つける。


「苦労させやがって」


薬草の姓ではないのに思わず口走ってしまう。

そのまま黙々と採取を続け最後の一本を取ったところで顔を上げる。


「あれ、こんなに暗かったっけ?」


暗さに対する恐怖から声を出してしまう。しかし言葉の後には静寂しか返ってこない。


「急いで帰ろう」


はたから見れば滑稽に見えるが、戦闘能力のないキースには夜の暗闇が人一倍怖く感じるのだ。

そんな思いを飲み込むように言葉を発して自分を鼓舞していく。


唐突にザザッという音が聞こえた。思わず振り返るとそこには何もいなかった。


「なんだ、風の音か」


そう言ってほっとした瞬間


「会いたかったわ、ダーリン」


色気を伴った声で話しかけられる。だがキースはその声に反応することが出来ない。


クッ、何だ声が出せないし体も動かないぞ


段々と体から力が抜けていきとうとう気を失ってしまう。


「フフッ、やっと最高の素体を手に入れたわ」


そんなセリフを残しキースを抱えたまま女は去っていく。






下書きしていないので短くなってしまう

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