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第2話 相棒との出会い

2カ月がたった。

(少しやりすぎたか?

最近レベルが上がらなくなった!

この森は、スライム、一角ウサギ、ゴブリン、ウルフくらいしか魔物がいなかった。

あとは、薬草がそこそこ生えている!

最近は、魔物が俺を避けるようになって襲ってくる事もなくなった!

そろそろ他の場所に移動するべきだろうな。)

スライムな為世界感がない、この森も結構広く感じるが、どこまで広いかわからない。

すでにこの森では、警戒レベルを下げている。

何かで、たたかれた!

意識をそちらにむける。

剣を向けて切りつける少女がいた。

痛くもない!

腰から杖を取り出して、こちらに向ける。

「炎の精霊よ!我が力を使いて、かの敵を焼き尽くせ!『ファイアボール!』」

(あれが詠唱か?ファイアボールだな!収納!収納できたよ!

ヤバイ何か少女の目元がピクピクしてるよ!

また剣を持って切りつけだしたよ!

あ!剣落とした!

座りこんだよ!

あ!泣きだした!

どうすりゃいいんだよ!ステータス)

<ステータス>

【名前】ミリア

【歳】16歳

【レベル】16

【種族】人間

【職業】魔法剣士

【体力】5/25

【魔力】28/30

【攻撃力】30/30

【防御力】25/25

【速さ】17

【知力】45

【魔法属性】火,水

【魔法】

火:ファイアボール1

水:ウォーターボール1

【スキル】

武力系:なし

生活系:なし

成長系:なし

その他:なし


(弱い、ゴブリンと同等か?

しようがないな!

とりあえずゆっくり近付き身体を伸ばして少女の頭を撫でた!)

しばらく泣いた後抱きついてきた!

「やっぱり私には、才能ないのよ!

スライムにも負けてスライムに慰められるなんて!」

「ごめんなさい!切りつけて!なのに慰めてくれるの?」

「私は、ミリア!」

「あなたは?って名前なんかないか?」

「そうね、あなたは今日から『リム』!」

「スライムの『リム』よ!」

[名前がリムに変更されました。リンクされてテイムされました。念話を覚えました。]

《ミリアとかいったな!勝手に名前付けてテイムすんじゃねぇ》

「え!あなたは喋れるの!」

《喋ってるわけではねぇよ!念話だよ!

お前が勝手に名前なんか付けたせいで、繋がってテイムされてしまい、念話できるようになったんだよ!

どうしてくれるんだよ!》

「テイムってそんなに簡単にできるの?」

《ちょっとまて!今調べる》

[解析テイム]

《テイムとは、相手に名前を与え相手が名前を受け入れる事によりテイムされる。解除するには、お互いに解除を承認する必要がある》

(なるほど、少し名前が欲しいなんて考えていたせいか!)

《わかったぞ、名前を付けて、それを受け入れるとテイムされるそうだ!テイム解除は、お互いに承認すれば解除されるらしい》

《承認してくれ!》

「やだ!私は、もう一人は、嫌なの!お父さんもお母さんも死んじゃって、生きて行く為に冒険者になった!一人じゃ無理だと思いパーティーに入れてもらえば、役立たずとか無能とか言われおいだされた!

何とか一人で薬草採取で生計を立ててる!

勝てると思ったスライムには負けて慰められて!

私は、どうしたらいいの!

スライムにも見捨てられるの!」

《わかった、わかったから泣くな!》

《俺が付いていてやる!今の話から、ミリアは、低ランクの冒険者で、一人で薬草採取に来たって事でいいのか?》

「そうよ!余り見つからないから、せめてスライムの魔石くらい手に入れて宿代くらいにはしたかったのよ!スライムは、子供でも倒せる魔物のはずなのよ!」

《わかった!少しまってくれ》

(魔力を広く拡げて魔力の目で回りを見るイメージで、空間把握!

草は一杯あるし、薬草もあるな!

でも、必要な薬草は、わからんな!

空間把握に鑑定しながらリスト化して必要な物を見つけるイメージ!空間検索!薬草!

あるある!)

《みつかったぞ!この近くには、ウムニ草、レイク草、ピューラ草があるぞ!どれを採るんだ!》

「え!レイク草とピューラ草があるの?」

《あるぞ、そこのしげみの中にレイク草がある!》

「なにそれ!どれだかわかんないよ!」

《しょうがないな!そこで待ってろ!》

しげみに入り薬草を根元から狩りとり集めて収納にしまう

《待たせたな!そこに出すぞ》

ミリアの目の前に薬草をとりだす。

「え、え~!これがレイク草?いっぱいあるんだけど!」

《500本くらいあるぞ!》

「10本で一束で、300本だと30束!一束小銀貨1枚だから小銀貨30枚?」

「少し良い宿に食事付きで5日泊まっても余裕よ!」

「ありがとう!今晩宿に泊まってご飯食べれるよ!」

《一角ウサギもやろうか?》

「いいの!くれるの?って!なんで持ってるのよ!この薬草は、どこから出したのよ!」

《俺の収納魔法だよ!時間も停止してるみたいだから、一角ウサギも新鮮だぞ!何匹欲しい?10匹くらいいるか?》

「あんたスライムよね!なんで収納魔法使えたり、一角ウサギ狩って持ってるのよ!」

《普通のスライムが話せるわけないだろう!俺は、進化したスライムだ!この辺りの一角ウサギもゴブリンもウルフも狩りつくして、最近は、俺を見ると逃げやがる!暇してぼーとしてたら剣で切りつけられた!》

《悪いが、俺はミリアの10倍以上強いぞ!

種族名も、アイアンスライムだしな》

「なんなの?化け物スライムだったの?」

《失礼な!スライムが生き抜く為に努力した結果だ!ミリアも生き抜く為に俺が鍛えてやる!足手まといは、困るからな!》

それからしばらく話しあった。

ミリアも人前や、町中では念話で話す事、俺は、ミリアのペットとする事、ミリアの鞄では、薬草しか入れられない為一角ウサギは、今度にする事。俺の収納は、秘密にする事などを決めた。

そして町に向かう事となった。

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