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手紙

 今日は一日オフにして、両親への月一での手紙を書くことにした。


ーーーーー


 父様、母様。お元気でしょうか? 僕は元気です。


 今僕はクロウリンに寄り、王都に来ています。クロウリンも王都もとても良い場所です。特に、ご飯が美味しいんです。父様と母様も食べた事があると思いますが、ミートパイがとても美味しいです。


 今は、冒険者として、薬草採取を中心に偶に魔物の討伐などのクエストをこなして生活しています。


 そうそう、クロ達も元気にしています。クロは相変わらずでもふもふで元気です。


 モフラもいつも通りです。1つだけびっくりした事があったんです。なんと、モフラは自分の体の色を変えられるんですよ。この間、クロとお出かけさせたらいつもは白い毛が黒に染まったんです。モフラの事を知れて嬉しかったですよ。


 ルルはなんと、少し大きくなったんですよ。将来は僕の事を背中に乗せたいって言ったんですよ。嬉しかったですよ。


 そして、僕に新しい家族が出来たんです。妖狐のウミです。黄色の毛がもふもふしてて、尻尾も抱き枕みたいで、とても気持ちいいんですよ。ウミも包容力があるみたいで、膝枕してもらって頭を撫でてくれるんです。それが、もうとても気持ちいいんですよ。


 僕は、来月まで王都に居ますので、お返事待ってます。それでは、来月のお手紙で会いましょう。


ps.


 弟か妹の報告待ってます。


ーーーーー


 それから、数日後。父様と母様の所に手紙が届いた。


「あなた! イサミから手紙が届いたわよ!!」

「なに!? 本当か!?」


 2人は、仲良く手紙を読んでいた。


「ウミか。帰ってくる時が楽しみだな」

「そうね。ルルもどの位大きくなるかしら?」

「一体、帰ってくる時はどのくらいの大所帯になっているんだろうな」

「そうね。ん? あらあらあら」

「どうした? うっ、ったく。そんな事を書くんじゃないよ」

「さて、それじゃ行きましょうか」


 そして、2人は寝室に向かった。

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