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劣等生はどこへ向かう?  作者: 美夜
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アルペシル王国2

今回は短いです!

大広間にある扉の前につくと


「魔王国からお越しのゾロアスター・レ・ソルセルリー魔王様御一行、入場致します」


その声と共に開かれた扉の中へ入って行くと魔族が好む色合いと人間が好む色合い。それに両国の国を表す旗が飾られており歓迎されたゾロアスター、ザイゼルを除き他の同行者は感嘆を漏らしていた


広間の中央にて両国の王を中心とし宰相、護衛、文官、学生達が並び暑く手を結びあった。その中にはリゼルと共に班を組んだインディーとヴェールは精鋭部隊を表す真っ白の上下に赤のラインが引かれ金色で国旗の刺繍の制服を着ていた。その隣には爵位を次ぐために戻ったアジュールが正装姿でリゼルと握手を交わしていた


「猿渡遥々ようこそアルペシル王国へ。お初にお目にかかります。私、アルペシル王国クレソス公爵子息アジュール・クレソスと申します。何か、お困りの事があればどうぞ私にお聞きください」


公の姿で挨拶するアジュールに吹き出しそうになるがそれを感じさせない中性的な笑みで


「丁寧なご挨拶と歓迎、心より感謝致しますわ。私マルキシオス家長女リゼルレディシオ・ギネカ・マルキシオスと申します。以後お見知りおきを」


今、この場に参加している魔族側には公爵令嬢が参加する代わり平民?リゼルは実家の都合上人間の国に行くことが出来なくなったので誰もが怪しまなかった


挨拶が終わり、各々食事をしたりグループで雑談している中リゼルは陛下に呼ばれ人間達との会話を中断し側に近寄った


「お呼びでしょうか?」


「楽しんでいるところ悪いが宰相が離れるゆえ・・・」


続きを理解したリゼルは人間の令嬢が行うカーテシを行うと


「これはまた素晴らしく洗礼されたカーテシだな」


「お褒めいただき光栄です本日のため練習してきたかいがありましたわ」


「それでだけでなく、共通語もスラスラ発音スペルを間違えず言えるとはこれは驚きました」


「この娘は、先ほど側にいたザイゼルの一人娘」


「ザイゼル・ギネカ・マルキシオスが娘リゼルレディシオ・ギネカ・マルキシオスと申します。アルペシル国王様にお目にかかれて光栄にございます」


「私には子どもがおらんが、人数を合わせるため本日は来ておらんが大公の地位をもつ弟の息子と結婚・・・いや、婚約はどうかな?」


「ハハハ、残念だがリゼル嬢はザイゼルの唯一の子どもでな他の貴族に嫁がすことも他国へ嫁がすことも出来ないのだ。逆に入婿なら歓迎するが決定権はリゼル嬢にあるから絶対にとは約束できんがな」



こうしている内に夜は更け歓迎会はお開きになり本日は王城内の客室に留まることになった。各自案内された部屋につき疲れが出たのかそうそう寝入っているなか一つの部屋の扉が開きまるで、城内を把握しているかの様に一目を避け城外に出るなり一瞬にして姿が闇のなかに消えた


◆◆◆◆◆


扉を叩く音が聞こえ俺は戦時を返したが誰も入ってこず不審に思いそっと扉を開けると真っ黒のマントに身を隠した怪しげな人物が入ってきた


「お前、何者だ?」


俺はSランクとは言え大抵の事は察知できるがこいつに関しては鑑定するが何も分からなかった。より警戒しているとその者はソファに座りまるで茶を要求しているように見え何となく誰かさんを思い出しながら彼奴が好んでいたお茶を出すと彼奴と似た様な動作で飲み


「ふぅ~やっぱこれだよな」


と言う声に脱力感を感じながら俺は警戒をときそいつの正面のソファに同じ様にお茶を飲みながら


「ったっく!お前かよリゼ!!脅かすんじゃぇよ」


「だってさ、ここに来るまで後を追って来るやつが多くてさ姿を偽りながら来たから疲れてたんだよ!そもそも親友の俺の動作なんて直ぐ分かるだろう」


「何で、お前はそこまで自意識過剰なんだよ!」


「自意識過剰じゃなく、お前なら声をあげず俺に気づくって知っているからね~」


「会談終わったのか?」


「まだ、明日からかな」


「どれぐらい滞在予定なんだ?」


「あの人達は残り3日程だね。それまで頑張れ!」


「簡単に言うぜ!彼奴ら押さえるだけで頭が禿げそうだ!」


「禿げたら治癒効くか試しても言いか?」


「ふざけるなボケ!さっさと戻らねぇとヤベェ事にならねぇのか?」


「外出したのがばれると厄介なことになりそうだしお前の顔を見れたから帰るわ」


「終わった頃にまた来いよ!」


リゼは再び真っ黒のマントに身を隠し適当な王城付近に転移すると何事もなかったように部屋に戻りベッドに寝転んだ


明日。正式に彼らには正体を明かさないとなぁ


と憂鬱になるリゼルは夢の中へ身を任せた


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