遠征① ファンテ―ヌ
王国の主な金銭について!
小銅貨(1円相当)・・10枚で → 中銅貨1枚
中銅貨(10円相当)・・10枚で → 大銅貨1枚
大銅貨(100円相当)・・10枚で → 小銀貨1枚
小銀貨(1000円相当)・・10枚で → 中銀貨1枚
中銀貨(1万円相当)・・10枚で → 大銀貨1枚
大銀貨(10万相当)・・10枚で → 小金貨1枚
ソルセルリー国(魔族の国)では、また貨幣制度が違います!
彼ら4人に通達が来たのは模擬戦の次の日だった。さらに驚くことに団長や総指揮官や宰相が通達を出した訳じゃなく封筒の綴じ目に蝋印に王家の印が押されていた。彼らは芽を丸くし現状を理解したのか慌てて正装に着替え謁見室へ向かった
「よくぞ来てくれた。お前達も知っていると思うが最近魔の森へ我等の民が入り込み魔物により被害を受けておる。そこで新兵ながらずば抜けている4人を召集しこの件に当たって貰うことにした」
彼らの顔が少し青ざめているような気がした国王は笑顔を浮かべ
「なに、たいしたことはない。ただただ出てくる魔物の退治と付近の民に事情を話し出来る限りの魔の森に踏み込まないように言い聞かすだけだ」
内容が更に彼らを追い込んでいた
「暫し危険だからそなたらの給金と休暇を増やそう。今日中に出立しのんびり戻ってきても良し、報告だけ上げ休暇を楽しむも良し。ソナタ達の好きにすれば良い」
国王は気付かれないようにチラチラ一人の人物の顔色を伺い危なくないうちに撤退することにした
「そう言う事だから後は頼んだ」
国王が謁見室を出ると彼らもお互いを見ながらその場を後にした
「兎に角1時間半後に遠征の準備を整えて噴水広場で集合な」
アジュールが仕切りそう言うと彼らは頷き各々の借り家に戻り服類を鞄にいれ保存食をを買い噴水広場に行くと各々が必要なものを大量に抱えまるで旅行でも行くような仕上がりだった。そんな4人の中で圧倒的に荷物が少なかったのがリゼシオだった。中型のリュックに腰回りに刺した実剣だけで馬を使って3日の距離をこの荷物で持つのか?と疑問に思うほどだったが彼らは特になにも言わず王都の門を出るなりそのまま彼ら三人は砂利道を歩き始めリゼシオは門の近くに連れてきていた相棒に荷物を乗せその前に彼は飛び乗った
「ローダ、またしばらくの間よろしくね」
と彼が言うとい嘶きを上げ嬉しそうに歩き始めた。そして彼等の元に追い付くと
「白馬の馬!?」
「あ~小屋によってくんの忘れてた」
「僕、馬に乗った事ないから乗れない」
リゼシオはコイツラ頭緩いのでは?と思い遠くを見つめた
「馬に乗れるのって何人いる?」
「あ~俺、乗ったことはないがたぶん乗れると思う」
根拠のないことをアジュールが言いそれに続きヴェールは
「習ったことがあるから乗れるよ?」
何故か疑問系になっていた。リゼシオは頭を抱え何故疑問系なんだ!!と思いつつも
「兎に角、馬に乗れ・・・そうなヴェールは馬2頭連れてきて」
「?はいよ」
彼が戻ってる間にアジュールを呼び寄せ
「僕の愛馬に乗れるか試してみて。もし乗れたなら速度を落として君にも一人で乗って貰うから」
「ああ」
リゼシオは愛馬から降り彼のたてがみを撫でながらながら
「少しの間彼を乗せて上げてね」
と伝え
「ここに足踏みがあるからこれに左足を乗っけて乗り上がる。乗り上がったら背筋を伸ばししっかり手綱を持つ」
「こうだな!」
ローダが大人しくしている間だに大体の事をレクチャーし駆け足まで出来ることを確認すると
「君は、一人で乗って貰うよ」
「よっしゃ!やっぱやれば出来んだな俺は!」
彼が馬上で興奮したせいかローダが暴れそうになったがリゼシオが綱を持っているため大人しくなった
「はぁ~注意事項!馬上で興奮しない!馬は聡いから乗り手の感情を正確に読み取る。乗り手が興奮すると馬も興奮するから要注意」
「連れてきたよ~」
彼は2頭を連れ戻ってきたしかも何故か赤系統の毛並みをした子と黒に近い毛並みをした子を連れて
言いたいことが分かったのか彼は笑顔で
「白馬がいるのなら栗毛よりもこの方がいいかなってね」
リゼシオを本日何度目かの頭痛に襲われ最終的に考えることを破棄した
「一頭を彼に渡して、君はそのまま荷物を乗せて乗っていて」
「えっと、僕はどうしたら良いのかな?」
「君は彼か僕の後ろに乗ってくれたら良いよ」
とリゼシオはヴェールを示し伝えた
「彼は何かを感じたのか君の後ろに乗せて貰っても良いですか?」
と聴いてきたので頷き先に自分が乗ると彼に手を差し伸べ様としてまぁ、前に乗せてもいっかと考え直し彼の手取り持ち上げ自分の前に座らせた
「出発する前に自己紹介だね。僕はリゼシオと言いますよろしくね」
リゼシオの前に座っている彼が
「僕はインディーと申します。この遠征の間よろしくお願いします」
赤毛の方に乗ったアジュールが
「俺はアジュールと言う好きに呼んでくれ」
「俺はヴェールお調子者とか言われてるけどよろしくね~」
「さてと挨拶も終わったところだしそろそろ魔の森へ行こうか」
「おう!」「レッツゴー!」
「あの、場所は知っているのですか?」
前に座っているインディーの言葉に場が凍りついた。それを見てリゼシオはまさかコイツラ場所も知らず準備してたのか?
とため息をつき
「大丈夫だよ。僕が道を案内するからついてきて」
リゼシオは街道を暫く走っていたが途中で道の端により
「ここで一旦休憩」
「何でだよ!よ!まだまだ時間があんのに休憩なんて必要ねぇ」
アジュールの意見に対応したのはヴェールだった
「初めて馬に乗って浮かれてるのは良いけど後からしんどくなるんだよね~ってことで俺は休憩するよ~」
と馬から降りると適当な木々に綱を括り水を与えるとその場で寝転んだ
「そう言う事だから10分休憩したら所々で休憩を挟みつつ次の町まで行くよ」
愛馬からリゼシオが先に降りインディーに手を向け
「滑り降りるようにしたらいいよ」
とだけ伝えるとそのと降りに彼が降りてきたが軽くよたったので彼の身体を支え近くの草が柔らかいところに彼を座らし
「暫くここで水分と軽食を食べた方が良いよ」
「・・あっ、ありがとうございます」
「どういたしまして」
彼は愛馬の元に戻ると何処かすねたように顔を背けるので
「僕が命を預けられるのはローダ君だけだよ」
と良いながら撫でると機嫌を直したのかすり寄ってきた。そんな彼に水と食糧を与えると他の馬の方を見ながら鼻を鳴らした
そんな彼の姿に苦笑いを浮かべ、自分も水分と軽食をとり10分後に出発しあれからも休憩をとりながら向かい夜前にはなんとか次の町に到着した
「各々好きな店で寝泊まりし明日の朝8時にはこの町を出るから遅れないように時計塔の前に来てね」
と言うことで解散!とリゼシオが伝えインディーを降ろすと彼は
「リゼシオ君の泊まる宿に僕も泊まるよ」
と言ってきたので冒険者ギルドがお薦めする宿に彼を連れていった
「ようこそ!ファンテーヌへ」
明るい声出て迎えてくれたのは看板娘のリーヴァさんだった
「リーヴァさんお久しぶり」
「誰だ!俺の娘の名前を呼んだ奴は!っておまえか!?戻ってきたのか?」
厨房から鬼の形相で飛び出してきた大男にインディーは彼の後ろに隠れた
「あっ!!リゼ君お帰り!今回は何泊するの?10泊?」
彼は苦笑いを浮かべ
「いいえ、大将。僕は冒険者を辞めたので今は別件で来ているのでまた、すぐに出ますよ」
「なんでぇつまらん奴だな。せっかくこの町もまた賑やかになるって思ったのによ」
「また今度休暇が取れたら来ますよ」
「そんじゃあそのときにつきあって貰うか!」
「厄介事は勘弁してくださいね」
「むぅ~!!お父さんだけズルい!」
「リーヴァさん今、2部屋空いていますか?」
「空いてますよ!もちろんリゼ君の借りていた部屋は誰にも使わせていないので安心してくださいね!」
誉めて欲しそうにしている彼女の頭に手を置き撫でながら
「ありがとうございます。でも、他の方々に使って貰っても良いのですよ
「ダメです!あの部屋はリゼ君だけの部屋です!」
リゼシオは再度苦笑いを浮かべ宿泊帳簿に自分の名前と彼の名前を書くとようやく他にも人がいることに気付いたのか彼等の視線が後ろにいるインディーに向いた
「彼は今の仕事の同僚の一人でインディーさんです。インディー君、この娘はここの看板娘のリーヴァさんで、熊のような大男がここの店の亭主で彼女の父親のスーマランさん」
「ようこそ!ファンテーヌへ」
彼から視線をはずしリゼシオに視線を向け
「だから二部屋なのね。今、案内するね」
彼女の後ろを付いていきながら
「食事は朝6時から夜22時までだからそれまでに食堂に来て注文してね。お金は一泊大銅貨1枚で食事込みで大銅貨3枚と中銅貨2枚と小銅貨8枚ね」
彼女は部屋の前に付くと手を出し払うように言ってきた
リゼシオは袋から小銀貨1枚を出し横で冷や汗をかいている彼を見て再度呆れながら
「はい、彼の分と僕の分。後はチップとしてあげるよ」
「いつもいつもありがとうございます!」
彼女から鍵を受けとりインディーにも渡すと
「あの、何でお金を払ってくれたのですか?」
「君の行動を見てたら分かるよ。今手持ちが少ないんだろう?それに――――何でもない。さぁ荷物置いたらご飯食べに行こう!」
リゼシオは『それにこれに巻き込んだのは僕なんだから』と言いたかったが辞めた




