リゼルは準貴族?
遅れに遅れましたm(_ _)m
シェルター内に避難していたリゼルは周囲が安全になったことをゼッルに知らせ彼がシェルターから出るなり中に向かって
「どうやら危機は去ったようだ。今のうちに皆、寮か自宅へ帰宅だ」
「良かった~」
「一体何だったんだ??」
「恐かったですわ」
「そうですわね」
「お父様たちは大丈夫かしら?」
等と話し声が拡がるなかリゼルは最後尾でシェルターから出るなりわかり難いがどこか疲れたような表情をしながら次々と指示を出す教員を見ていた
これで、しばらくはまた平和に過ごせる・・・はずよね?何故か忙しくなりそうな気がするわ
何となく嫌な予感がしたリゼルはどうやって回避するか模索していた。それが回りから平然としているように見えたのか、まぁあながち間違っていないが憶測が憶測を呼び
「あいつには、親を思う気持ちがないのか?」
「そう言えばいつも平然としているよな」
「今更だが、あいつのファミリーネームってなんだ?」
「私も存じていませんわ」
「社交界でもお会いしたことがありませんわ」
「ってことは準貴族か?」
「入学後の技術試験では、魔王軍第三の方々がリゼルさんを見ていたと思うよ」
「また、お前は庇うのか?それだってただ、不正をしていないか見てただけだろう」
「そうとは、限らないよ。あの総司令官でマルキシオス侯爵様がお二人だけに難題を仰ったのですよ!」
「コントロールが上手かったからだろ」
「確かに凄かったよな」
彼も中々懲りないわね。諦めて彼らの話に乗ってしまえば子爵家に危害が起こらないのにね
リゼルは視線の先にいるゼッルが目で合図してくるので帰宅するふりして校舎裏へ向かった
「それで?何か進展はあったのかしら」
リゼルは到着するなり防音魔法と認識阻害をかけ問いかけた
「今は抑え込めてるようだが、また何かの拍子で同じことが起こるだろうな」
「そう」
『チッたっく、何で俺がこんな目に遭うんだ?はぁ~お前の親父からの伝言だ』
彼女は揚々と不法侵入2度目を行う従兄を何時ものごとくからかおうとしたが事が事だけに認識阻害を一時的にとき防止魔法の中に招き入れ再び認識阻害をかけ直した
「相変わらず便利だな・・じゃなくて!って!!そいつ誰だっ!」
あら?顔を会わせたことすら無かったかしら
「彼はゼッル先生で実技の科目を持っているわ。裏では、主に他国の政治や軍の動きを報せる影の一人よ」
「・・・・はっ?お前は一体何人道連れにすれば気がすむだっ!」
「ゼッル。彼は私の従兄で、お父様と私の伝言役をやってもらってるわ。あと彼はお父様の命令で様々な情報系の影をやってもらってるわ」
リゼルは軽くだけお互いの説明をすると未だに騒いでる彼に殺気をぶつけ黙らすと
「お父様は何と」
「交流会まで滞在だそうだ」
「そう」
「あともう一つ陛下から『またやったね』だそうだ。お前はまた、やらかしたのか?」
「失礼しちゃうわ。人間の国を救ってあげたと言うのに酷い言い種だわ」
「・・・」
「・・・内容を聞かずとも十分やらかしたな」
「伝言は終了かしら?」
「ああ。今回の報酬は認識阻害の指輪だ」
「あら?カミールの魔力制御でなくていいのかしら?」
「・・・お前がくれたもののお陰だ」
頬を紅くして言う彼に優しく微笑みながら
「交流会後には休みを与えるように進言するから好きに過ごすといいわ。後、報酬は早くて明日。遅くても明後日には渡せると思うから」
リゼルはそう言うと直ぐ様防音魔法を解き自宅へ認識阻害を自分にかけたまま侯爵家ではなく、城で与えられた一部屋へ帰宅した




