球体の防御壁
国試対策で投稿が遅れに遅れました(´・c_・`)
息抜きがてらに書きましたので文章がいつもより少し短いです
リゼルの父と宰相が疑問に思っているその時、リゼル達は絶望的な魔物の群れ相手に勝負を挑んでいた
「リゼル、お前は後衛にいなくていいのか?」
アスターは目の前に迫り来る大悪鬼を斬りつけては下がり敵の攻撃を避けながらも聞いてきた
リゼルは魔剣を使いながら敵をほぼ一撃で屠る
「伯父様さえ居られなければ私達が巻き込まれることもなく平穏に過ごせましたのに………」
と彼の問いに答えることなく愚痴り後衛にいる同じく巻き込まれた生徒の側に魔物が行かないように切り裂いていく
戦いに身を投じてから30分ほど経ったとき魔物の量が一気に激減していることに三人とも気づいていた。だが、アスターは災厄な結末に気がついた
「リゼルよ。この魔物どもは何かから逃げてきたって事はないか?」
リゼルはアスターの側にディナンを呼び一時的な防御壁を球体で囲いリゼルも中に入りテーブルと椅子・コップにポットを取り出し2人に配った
その光景に驚くディナンと呆れるアスターを気にすることなく一口紅茶を飲みながら防御壁に当たって自滅する魔物を彼女は眺めていた
リゼルの視線に気づいたディナンは彼女の見つめてる先を見るなり青ざめて気を失った
「あら、刺激が強すぎたかしら?」
アスターは一ヶ所だけ窓になっている場所を見ながら
「普通のこのぐらいの子どもならこうなるだろうな」
彼女はキョトンとしながら
「これぐらいお父様がなされたことに比べれば可愛いものですわ」
それに覚えがあるアスターは再度苦笑いを浮かべたが真顔になり
「リゼルよ。ここから助かる可能性はどのくらいだ?」
彼女はソーサーにカップを置き悪戯っ子の様に微笑むと
「もうすぐあの子達が魔物を全滅してこちらに到着致しますわ」
「あの子達とは誰のことだ?」
リゼルはその問いに答えることなくバックからスクリーンを取り出しアスターの前に置き
「この子達ですわ」
「……………なっ!?リゼル!お前どうやって使役してる!?いや、どこで見つけたのだ!!」
混乱の中にいる彼の問いに微笑み
「可愛いでしょう?」
と無邪気に笑うリゼルにアスターは恐怖を覚えた
そして、血は争えんと心のなかで思うアスターだった




