32:利用法
場所は移り変わり現在位置はライネルの宿屋で昼食後のテーブルについていた。
「火属性のドラゴンも手に入った事だし、それと、そろそろ弓が出来てる頃だろ、受け取りと例の金属で護身用の武器も含めて発注しようと思うがどうだろう?」
「新装備第一号ですわね、杖と防具はもうしばらく後かしら」
「発注して12日程度にゃ、1週間程度で杖が、防具はもっと時間が掛かるにゃ4週間は先にゃ」
「よく覚えてるな、俺なんかザックリとしか覚えてないわ」
「そ・れ・よ・り・もですわ、Sランク昇進は受けた方が都合がよかったのではないですか?」
「俺達の資産を狙うような馬鹿に推薦してもらいたいなど思わんよ、受けようと思えばどこででも受けれるし、俺達の実力なら何度受けても合格するからな」
「それに2割分の分配もですわよ、全部渡してよかったのかしら」
「代わりに肉を全部持ってるからな、それに、必要なら下層部や最深部付近の魔物が、そうだな、全部で30万体ほどあるから上層部や中層部の魔物など目じゃない程揃ってるさ」
「マグロ様、何かに使用予定はあるのですか?」
「何も無いな、時間経過しないから解体して取り出せば素材も新品同様だからな、必要なら言ってくれ、解体して渡すから」
「確かに、そちらの素材があれば上の階層の素材は不要ですね」
「そうだろ、価値は兎も角防具を作るにしても強度が上だしな。
今日は受け取りと発注を済ませて明日と明後日はのんびりしよう、最終日だけがきつかったがさすがに気を張り過ぎた」
「そうと決まれば早速向かいますわよ」
そして鍛冶屋へ移動、解体はしてないが一瞬で終わるから良いか。
「こんにちは~、ロンバルトいらっしゃるか?!」
「おう、いるぞ、ってマグロか、弓が仕上がってるぞ持って行け、と言いたいんだがな、1つ注意していてくれ」
「ん? 何か問題でもあったのか?」
「いや、冒険者稼業なら有りがたいのかもしれん、試射したんだが予想より威力があり過ぎてな、的を貫通して隣の店舗まで飛んでしまって、幸いに怪我が無かったからよかったものの謝罪に修理費用の支払いとか予想外だったぞ」
「うーん、俺の特性でも乗ったのかね、無属性の」
「どうだろうな、性能的には魔弓にはならずに単なるミスリル製の合成弓だからな、とりあえず気をつけて運用してくれ、物はこれだ」
と、マジックバッグから取り出してセレスに渡してくれた。
「へぇ、これは見た目的にも奇麗だな、流石ミスリルと言ったところか。
話を変えるけど、火竜のブレイズドラゴンを仕留めてな、アダマンタイトの加工が可能になったと思うぞ」
「仕留めたって、陛下の管理してる個体か?」
「いやいやそうじゃない、ストレイルに行って来たんだが、スタンピートに巻き込まれてな、その大群に混ざってたんだよ、それで1体丸々持ってる、まだ解体してないし頭を切り落としてるから見るか?」
「それは是非見たいな、そんなのを見る機会など無いからな、倉庫に案内する、此処ではまずいからな」
案内された倉庫に顔が此方に向くように取り出した、中々の迫力だよな、横幅4m近くあるし。
「で、でかいな、これは迫力がある、切断面も奇麗なもんだ、この頭一つで小さい城なら建てられるな」
「そんなに高いのか?」
「なんだ? 利用価値を知らないのか、皮も鱗もだが魔道具店、防具店が飛びついて買うだろ、骨は魔道具店と鍛冶屋が飛びついて買うだろ、牙も骨と同様だな、目玉は魔道具店が飛びつくな」
「魔道具店ねぇ、利用方法は兎も角としてだ、これだけ見栄えが良いからな、飾りたいと思わないか?」
「これだけ無傷の個体はこれまで見た事が無いからな、飾る為に防腐処理しても価値は下がる処か上がるかも知れんな、マグロが望むなら此方で加工するが、どうする?」
「流石マグロさん、使い方が他の方とは一味違いますね」
「そうそうお目にかかれる品じゃないから記念にと思ってな、体部分があるから頭は飾ろうお願いするよ、しかし、そんな事まで出来るんだな、畑違いの気がするけど」
「素材の利用に関しての知識なら其処らの奴より突出してると自負してるからな」
体部分は解体しとくかな、頼むにも骨だけ取り出す必要があるし。
解体:ブレイズドラゴン
肉:224000kg
爪:16本
心臓:1個
肝臓:2個
腎臓:2個
腸:900kg
血:41565kg
翼皮膜:2030㎡
革付鱗:2250㎡
魔石:超極大
骨:190750kg
「ちょとその知識を借りたいんだけど、心臓、肝臓、腎臓、腸、血液の利用法って何かある?」
「確かブレイズドラゴンと言ったな、エルダードラゴンか、それなら腸以外の臓器はエリクサーなどの秘薬の素材、腸は防具の素材、それと食用だな、血は酒と混ぜて飲めば体力回復にはもってこいだな、少し生臭いが効果覿面だぞ。
本来なら大人数で囲い込み滅多刺しにして倒すから血は少量しか手に入らない、1kgを買うとしたら金貨20枚は下らないだろうな、混ぜる割合は9対1で1が血だな」
「へぇ、体力を使う鍛冶屋にはもってこいだな、後で届けるよ、酒を買えるだけ買って、それと肉も進呈しよう、食べれるんだろ?」
「血と同じ程度の値段だぞ、それでも飛びついて買う奴がごまんと居る、本当にくれるのか?」
「勿論だ、その分気合いを入れて丁寧に作って貰えればそれで良い」
「そうだな、了解した、それじゃ仕事の話に変えようか、どんなのが望みだ?」
「見た目にそぐわずかなりの重さだろ、槍の様に突くより叩き切る方が重さを利用できると思うんだよ、それで槍と斧を掛け合わせたようなハルバードが有るだろ、それを作ってほしい、柄も含めて2,5mほどで」
「両刃にするか?」
「いや、反対側は鈍器の様に出来ないか? 厚みがあって重くなるだろうけど」
「叩き切りつつ抵抗にならず、突き刺しても抵抗にならず特殊な形に加工する必要があるな、そちらは任せておけ」
「それとダガーを6本、背で受けて相手の刃物を捻ってポッキリ折れるのを」
「ソードブレイカーか? 普通ならショードソード辺りに加工するんだが、短い分取り回しはしやすいだろう、溝を2ヶ所程度が限界だな、それで良ければ受けよう」
「ではお願いする、皆は他に無いか? アンジェは鈍器スキルがあっただろ、如何だ?」
「マグロちゃんが頼んだソードブレイカーを全員に持たせるのなら必要無いですわよ、ダガーと杖の二刀流ですわね」
ティア以外は必要ないそうだ、特にセレスは、かな。
「ティアは欲しいにゃ、両手剣はしっくりこない、槍サイズの鈍器が良いにゃ」
「槍サイズとなると2,5mの先にハンマー形状で取り付けるか、鎖を繋げフレイルのようにするか、いやちょっと待ってくれ、丁度良いサンプルがある、それを見てもらおうか」
こうして持って来た品は全長3mほど、先端に球状の塊が付きそれに棘が生えている。
「なぁ、攻城兵器でも作ったのか? 扉ぶち破るようなサイズだが」
「暇を持て余した時期があってな、面白半分で作った品だ、想定は巨人族が武器を持ったらどのサイズかな、がコンセプトだ、名はメテオブレイカー、流星のように砕くだな」
「受けたら穴だらけ+粉砕機能付きか、面白そうな武器だな」
ティアがニヤニヤにやけてるな、これは同じのを発注するかもしれない。
案の状手に取りロンバルトに断りを入れて振り回し、アダマンタイトで2,5mサイズの同じ形状で発注した、出来上がるまでの品と言う事で、攻城兵器ならぬメテオブレイカーを買う事になった。
「今回も俺の爪を混ぜてもらって良いか?」
「かなり骨が折れる作業になるが出来ない事は無いな」
「それならアダマンタイトを粉で渡そうか?」
「何だと? いやいや、溶かす器が無いからそれはダメだ、インゴットで良いが、全て500gで出してくれ、加熱作業も大きすぎると火の通りが悪くなるからな、骨も本来なら素材の半分を要求する所だが、混ぜ込む工程が必要だからアダマンタイトと同量を受け取ろうか、そうだな、ハルバードで50kg、猫の嬢ちゃんのメテオブレイカーで50kg、ダガー1本辺り3kgって所か、爪はそうだな、是延滞の1割混ぜ込むか」
「それじゃインゴットを236本と、骨が118kgと、爪が12kgって所か、爪は全部粉砕して渡しとくよ、8本あっても重さが分からないからな、それで料金はいかほどか? 例の頭の処理込みで」
「全行程で1ヵ月前後、頭の方が2日って所か、説明しなくても良いと思うが頭が先だ、料金は先の2種で白金貨6枚、ダガー6本で白金貨3枚って所か、頭は金貨200枚で良い、特殊な溶液に24時間漬け込むだけだからな、その素材の購入と特別に作る容器代金だな、不要になるから容器も渡すぞ」
「ほうほう、あれだけの大きさなら少しの加工で風呂釜にも出来るな、ロンバルトの所に風呂が無いならそのまま使って良いぞ、お湯は炉の熱を利用すれば沸かし放題だろ」
「一考の余地があるな、倉庫の改造を含めて検討してみるか」
全ての素材と料金を支払い、商業ギルドの場所を聞いて鍛冶屋を後にした、その後は解散し俺は商業ギルドへと赴き、樽単位で今購入可能かつ最高の酒を9樽くれと買いこみ、空の樽1つとデカイ柄杓を1本買って再度鍛冶屋に来た。
「酒屋でーす、ご注文お品をお届けに参りました!」
「酒など頼んでないぞ! ってマグロかよ、もしかしてさっき話してた薬酒の事か?」
「そうそう、酒買って来たからここで調合しようと思ってさ」
「それは有りがたいな、倉庫に来てくれ」
樽10本を取り出し各樽から1割ずつ空の樽へ、1樽100kg入りなので血を10kgずついれてかき混ぜ完成だ、ちょっと拝借して二人で飲んでみるとさすがに微妙だな。
「これは飲めなくは無いが味が微妙だな、それに生臭さが混ざって余計に不味く感じる」
「酒は良いのを持って来たな、手に入る最高品質と見た、まぁ、味が微妙なのは熟成してないからだな、最短でも1ヶ月は冷暗所で保管するのがこの酒の作り方だ」
「なるほどな、それじゃ俺も別口で作って保存しとこうかな、ドラゴンの肉もだけどさ、これの肉要るか? 1万体以上居るから1匹丸ごとやるぞ」
ちらっと胴体も繋がってるが頭を見せた。
「よく見たら鱗状だな、ウロボロスか? その肉も絶品だ、しかし1万体、例のスタンピートか?」
「そうだよ、Sランク冒険者が匙を投げたから俺達のPTで全部倒したからな、帝都で狩ったのも入れると10種ぐらい結構な数が居るぞ、欲しいなら丸ごとやるよ」
「太っ腹だな、あれだけの金属と資金があれば納得か、それで何を狩ったんだ?」
「あまり雑魚ぽいのは省くとして、オーガ、オーガナイト、オーガロード、グリフォン、ワイバーン、此処までが帝都産で、ウロボロス、通常種のドラゴン、頭2つと3つの犬、キメラ、サイクロプス、ギガンテス、ヒドラ、そして最後に1匹のブレイズドラゴンだな」
「何ともまぁSランクでもなったばかりでは手も足も出ないのばかりだな、それじゃ言葉に甘えてウロボロスとヒドラを1体ずつもらえるか?」
「ブレイスドラゴンの肉も500kgやるよ、それで、此処で解体するのか?」
「いや、それは専門家に頼む事にする、流石に倉庫が血生臭くなっては洒落にならん、一時マジックバッグに入れて置く」
「倒した直後の状態で血抜きをしていない、品質が下がるから早急にな」
こうして丸ごと二体と肉500kgを渡して改めて商業ギルドへと向かい酒を注文してみるがどんなウワバミだと思われたのか質問された。
「先ほども買われておりましたが、あの量でも足りない程お飲みになられるのですか?」
「いやいや、直ぐに飲む訳じゃないよ、ちょっと添加物を加えて寝かすんだ、そうして熟成させてからが飲み時だって聞いている。
先ほどのはロンバルトにやったので別口に仕込んでおこうかなと思ってね」
「なるほど、ロンバルト殿の所にですか、して、何を添加されるのかお聞きしても?」
「そうだな、聞かれて困る品でも無いし、実はエルダードラゴンで火属性のを狩ったんだよ、それで血を混ぜて薬酒を造るつもりなんだ」
ここで職員は完全に勘違いしていた、買ったと狩っただ、買ったと思い込んでいる。
「先ほどの量からすると血液を100kg、そして今回の注文で更に倍、相当な量をお持ちなのでしょうか?」
「ん? そんな事を聞いてどうするんだ? もしかして売ってほしいのか?」
「左様です、10kgでも構いません、お分けして頂く事は出来ませんでしょうか?」
「値段次第で売っても構わないぞ、だけどすぐに加工しないと凝固するからな、俺の注文した酒を抜かして如何ほど量がある?」
「それは有りがたい! 1kg辺り金貨30枚で如何でしょう、あのランクのお酒のみに限定しますと残り42樽でしょうか」
「まぁ、そちらの作成量次第だけど42樽分だと半端になるが470kg程度か、そもそもだ、購入したらどのランクの酒に入れるんだ?」
「お客様と同じランクでございます、これほどの薬酒を造るのならば、ケチってはなりません」
「流石商売のプロだな、良く分かってる、それじゃ470kg売ろう残ったのは別の酒に混ぜるって事で、仕込む準備をして空の樽を5本用意してもらえるか?」
「それではお客様もすぐに仕込まれるはず、倉庫へご案内致しますのでそこで仕込まれては?」
「宿で仕込む訳にはいかないからな、お言葉に甘えよう、よろしくお願いする」
こうしてその血が本物か鑑定された後、共同作業で酒があるだけ全て仕込み、10本収納した、後でセレスに渡しておこう、俺が保管すると時間経過しないからな、酒の代金は血の代金から差し引かれ大金がマグロに支払われた。
「これほどの量をお買い求めになられたのでしたら、他の部位もお持ちなのでしょうか?」
「ちょっとまて、買い付けたと思っているのか? 勘違いしてる様だけど、俺が言った狩るとは自分で討伐したって意味だぞ」
「なるほど、そうでしたか、お客様ご自身で、それでは相当な手練れの方なのですね、それではどうでしょう、他の部位も販売して頂けませんかな?」
「確かに血は売ったが、他の部位に関しては返事を待ってもらえないか? 俺一人で倒した訳じゃないからな」
「そうでしたか、それでは同じく討伐された方々にお伺いして頂いても宜しいでしょうか?」
「わかった、売るにしても拒否するにしても明日返事をするよ、俺の名は怪盗=マグロ、貴殿のお名前は?」
「これは申し遅れました、マスターの補佐をさせて頂いております、アレンと申します、以後良しなに」
宿に戻り商業ギルドでの事を話したら、全体量の1割程度なら売っても良いが、内臓に関しては出来あがった品で納品して欲しいと言う事になった、その為全員で赴く事に、そして例の酒だが、全員が試し飲みしたが不評だ、これがどんな風になるのか楽しみ、と言う事でセレスに預けておいた。
その日の夜、さて寝るかと言う時間に宿の女将さんが訪ねて来た。
「こんな夜分に申し訳ありませんお客様、お客様は【真摯の断罪者】と言う名のPTの方で間違いないでしょうか?」
「確かにそうですが、何用ですの?」
「緊急にと言う事で冒険者ギルドの職員の方が訪ねて来ております」
「緊急の指名依頼にでもいらしたのかしら、護衛依頼を引き受けて成功報酬も受け取らずに放置してますもの、そちらの件かもしれませんわね」
「どの様な内容で来られているのかはお聞きしておりません、階下でお待ちになっておりますので、お会いしては頂けないでしょうか?」
「ギルド職員の方でしたら無下には出来ませんわね、お会いしましょう」
こうして1Fへと来ると、護衛依頼を受けた際の女性職員だった。
「この様な夜遅くに申し訳ありません、緊急にとの言伝をお持ちしました」
「俺達がライネルに戻って来た事は数名しか知らないんだがな、どうやって調べたのか聞きたい所だけど、それはさておき、その言伝とは?」
「カスタル冒険者ギルドのギルドマスター、サイラスよりの伝言です、今日の会談の事を正式に謝罪したい、もう一度話し合いの場を設け、改めてお礼をとの事です」
「俺が護衛依頼の報告とか話したのを逆手に取って、ライネルの宿屋をしらみつぶしに当たって探した、そうなんだな?」
「護衛報告の件は存じませんが、後の後半はその通りです」
「此方の戦力を把握したから手のひらを返したのですね、反吐が出ます、相手が弱ければこの様な連絡などしなかったでしょうに」
「セレスの言う通りだろうな、此方からの伝言を頼めるかな?」
「はい、どんなに遅くなっても構わない、通信料金は負担するから返答を頂いてくれ、との事でしたので、お伺い致します」
「俺達が弱ければそのまま放置し、殺して奪うつもりだったんだろ、反吐が出る、首を洗って待ってろ、更地にしてやるよ、猶予を与えたのは一般市民を逃がす時間を与えただけだ、とっくに戦争状態だと言う事を認識しろ、と一字一句違えずに伝えてもらえるか?」
「確かに先方へお伝えします、明朝、更に先方から返答があるかと思います、その場合にお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「来るのは構わないけど、内容は変わらないぞ、ストレイルの3都市を更地にする事は決定事項だからな」
「お怒りの事とは思いますが、何卒矛を収めて頂けませんか」
「ん? 事情を聴いてるのか?」
「はい、ある程度でしたら」
「なら矛を収める必要が無いのは分かるんじゃないか? 国家を跨いだ冒険者ギルドのルールにのっとり、俺はブレイズドラゴンの所有権を主張したが、先方は全部売れの一点張り、そのおかげで全部売って俺達が被害を被るか、それを突っぱねてスタンピートの報酬すら捨てるかの2つの選択肢しかなかったんだぞ、それで俺達は後者を選び、そのつけをストレイルそのものに対して支払う事にしたまでだ。
あいつらが此方の妥協案である1割を買い取る事で収めていたらこの様な事にはなっていない、今更話し合いの場を設けようなど馬鹿にしすぎだろ。
仲介役を頼まれた訳じゃないのなら、俺の怒りを買う前に帰ってくれ」
「出過ぎた真似を申し訳ありません、夜遅くにお会いして頂き有難う御座いました、これで失礼いたします」
こうして彼女が帰って行った。




