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26:新鉱物作成

 翌朝、食後に西門から出立し、500mほど離れた場所で龍化、【フライ】使えるセレスとシェルが俺の背中へと運び飛翔する準備が整った。


「あの時はその大きさから言葉さえ出ませんでしたが、艶や光沢と言い肌触りと言い最高ですわね」


「あの時はミスリル製の剣がポッキリ逝ったのにゃ、全力で殴ってもビクともしないかにゃ? ちょっと試すにゃ」


「ティアさん、よしなさい、今から飛び立つのですよ」


「マグロちゃん、ティアちゃんが全力で殴りたいそうですわ、試して良いかしら?」


 首を縦に振り良いよと意思表示を示した。


「それじゃ行くにゃ!」


 ボキッと言う音と共にティアの悲鳴が響き渡る。


「やっぱり折れましたわね、こうなると予想はしてましたが」


「アンジェさんはマグロさんが傷つかないと予想をしてたのでお願いしたのですか?」


「そうですわよ、傷つくと分かっていたらあのような事は言いませんわよ」


「ふぅ、これで良いにゃ、レベルが上がったからにゃ、治療も簡単にゃ」


「グルァアアア」


「そろそろ飛び立つようですよ、注意喚起のつもりでしょう」


 少しずつ翼から魔力を放出し上空へ飛翔、放出方向を調整して本格的に飛び立つ。


「中々の安定感ですわね」


「流石マグロ様、見事な調整です」


 そう、翼を羽ばたかずとも飛べるので安定感は別格だった。

 サパンとライネル間のほぼ中間地点で街道から南へ約2km地点、見晴らしのいい場所に着陸し皆が下りたので人化した。


「ティア、さっきは無茶したが大丈夫か? 後遺症とかないよな?」


「心配してくれてありがとうにゃ、だけど大丈夫にゃ」


「頼むからあまり無茶な事はしてくれるなよ、さて、順番としては如何しようか? 必須事項だし、先に鑑定を済ませるか?」


「マグロ様、その方が良いと思います、終わってしまえば後は気兼ねなく過ごせますので」


「それじゃそうしよう、指輪なども在るから鉄板でも敷くよ、それが済んだら何時でも休めるように俺は先にゲルを張かな」


【アイアンウォール】で適当な広さを確保し、各種別毎に山積みにしてお願いする。

 俺は宣言の通りに手順書を見ながら柱を立てゲルを完成させる、飛べるって良いなすごく楽だ。

 テーブルと椅子を取り出し、お盆にデキャンターとコップを準備し鑑定に参加した。

 真っ先に確認したいのはアダマンタイト製の武器が有るか無いか、それ次第でオリハルコンが最高の素材となる、仮に有ったとしてもオリハルコンと比べたらどちらが近接武器用に有用なんだろうな?


 皆はマジックアイテムを中心に鑑定してる様だ、装飾品が多いからか? やっぱり身に付ければ華やかになるものなぁ。

 俺は武器を中心に鑑定していくがこれと言う品が殆ど無い、杖は発注している品がミスリル+俺の爪である為、属性付きの特殊な品もあるが発注してる品には及びそうにない為に全滅、弓に至っては金属製の品が無いのでこれも全滅、両手近接用武器では両手大剣が見つかりこれがオリハルコン製、片手用に至ってはミスリル止まり、そしてついに見つけた、ポッキリ折れてる刃先のみの小さなナイフ。


 鑑定

 ナイフ

 品質:破損

 素材:アダマンタイト


 これは確保しておき、全ての鑑定が終わり、話し合う。


「それじゃ俺から報告だな、こっちは使えそうなのが2つ見つかった、後は今注文してるのと比べたら確実に下だからはねたよ。

 一つはこの両手大剣、刃渡り150cmで総オリハルコン製、属性無し、魔剣の類じゃないな、もう一つは刃先だけしか残って無いけどアダマンタイト製だ、これで何とかなりそうだ」


「それは朗報だにゃ! だけどにゃ、アダマンタイトって近接武器的にはどうなんだろうにゃ?」


「かなりの重量で使い手を選ぶとは聞いた事がありますわね、ここは専門家に聞くべきですわよ」


「そうしよう、それで魔道具関連はどうだった?」


「最大MPを増やす効果のあるマジックエンハンス系が幾つかありましたが同じ20%で使い物にはなりませんわね、属性魔法抵抗も異常耐性も複数見つかりましたがそちらも不要ですし、唯一使えるのが恒久の魔法袋、ですわね」


「鑑定させてもらうよ」


 鑑定

 恒久の魔法袋

 品質:最上級

 素材:オーガの革

 注釈:100㎥まで収納可能、時間の経過無し。


「へぇ、サイズは小さいけど食料専用としては有用だな、そのままアンジェが持ってて良いよ、しかし、帝国の宝物庫と言っても大した品が無いな使えるのも含めて3つか、これなら漁る必要が無かったか?」



「マグロ様、魔法書が幾つか高ランクの品が見つかりました、火の最上級と土の特急と回復の最上級です」


「あれ? 上級が一番上じゃなかったの?」


「やはりマグロ様は知らないんですね、魔法書は初級、中級、上級、最上級、特級、秘伝級とランク分けされてます」


「なるほどな、だけど結界魔法書と時空間魔法書はランク分けされてないけど、何になるんだ?」


「特殊な属性はその1冊で完結するんです」


「それなら転移系とかも載ってるはず?」


「マグロちゃん、帝都に登録している中でただ一人取得してる方が居たのですわよ、その中にはダンジョンと同等の転移と触れてる人のみの限定的な転移を使用されていましたわよ」


「それは朗報だな、一番最初に探してみようか」


「それだけではありませんわよ、商業ギルドは秘蔵してますが、きっとマジックバッグ作成にも絡んでいますわ」


「空間拡張的なのもあるかもって事? それならその小さいのも拡張できそうだな。

 それは置いておいてこの両手剣、誰か使うか?」


「マグロちょっと貸すにゃ、それなら爪が切れるかもしれないにゃ」


「うーん、如何だろうな、右手の爪なら一応切れる長さがあったから帰りに試そうか、両手剣はティアにやるよ、後は魔法書の割り振りだけど火はアンジェ、土は熟練度が足りないだろうからお蔵入り、回復はティアだな、俺は時空間魔法書を読み進めなきゃいけないし、結界魔法書をシェルにだな」


 これを各自に配布。


「それじゃ装飾品は皆で管理してくれ、如何様にも使って良いよ、効果が出ないんで気にする必要無いだろ」


「投げやりですわねマグロちゃん、これでもお金に変えると目が飛び出るほどの価値なんですのよ」


「それをマグロに言っても無駄にゃ、完全にお金の価値の感覚が狂ってるにゃ」


「確かにティアが的を射てるかも知れないな」


「マグロ様、それは認めなくても宜しいのでは」


「事実だから仕方ないさ、さて昼食にしようさすがに作っていては間に合わないから出来合いだな、それと猫達も働き詰めなのに食事をさせて無いから彼女らも食事をさせよう、召喚獣のメスをこう呼ぶのが適切か分からんけどね。

 働き詰めな感じだし、今日位はゆっくりして明日から修行でも良いなぁ」


 猫達には帝都ダンジョン産の肉を食べさせて、俺達も昼食を済ませてその日はマッタリ過ごす訳もなく一人でシラタマに乗り出かける。

 ここで野営するからな、安全の為に周囲3km程度の魔物を狩り出す、龍化して上空から射貫く方が早いが、偶には猫達にストレス発散をさせないとな、と言っても1時間も掛からず終わったが、戻ったらシラタマを背にして魔法書を読み込んだ。

 こうして、夜間の護衛は猫達にお任せ、本来は夜行性だからな、朝には寝ていたけど。

 翌朝、食事を済ませて修行開始、クララに初手のみ教える事にした。

 鉄を粉砕して粉状にし準備しておく。


「それじゃクララ、風は本来は見えないが鉄粉を混ぜる事で目視可能な状態にする、それを見て想像し、魔力を通して再現するんだ、そうすれば風魔法と無詠唱両方一挙にゲットって寸法だ」


「はいマグロ様、頑張ります!」


 俺は右回転の風球【エアボール】を作り出してその場に固定、粉末状の鉄を加えて可視化させる。


「慌てる必要は無いからな、着実に1歩ずつ進めばいい、それじゃできるまでこの状態を維持させておくから、俺も時空間魔法書を読み込むよ。

 これが出来たらアンジェ、後は頼めるか?」


「本当なら私がするべきでしたけどマグロちゃんの一手には感心しましたわ、後は私がお教えしますわよ、マグロちゃんも転移魔法習得頑張って下さいですわ」


「そう言えばアンジェもフライを覚えるか?」


「私は良いですわよ、マグロちゃんに抱っこしてもらえば済みますもの」


「もしかして、それが狙い?」


「ど、如何なのかしらね・・・」


「まあいいか、俺達は手が塞がっていても戦えるからな」


 昨日ザックリ調べた時点で見つけた転移方法は2つ、1つは魔法陣を利用した転移、町から町の間に設置されているテレポーター、もう1つはダンジョンに誰が設置したのか不明な【ゲート】による移動方法。

 今日はこれを体得したい、といってて読み進めると物凄く簡単な事が分かった。

 一番厄介なのは行先を明確に思い浮かべる事、これは無詠唱で鍛えてるから俺には簡単そうだ、そして詠唱するのみ、【かの地に赴く我が体を運びし門を換言せよ、ゲート】で複数人が通れる転移門が出現する、込める魔力量によって大きさは様々、高さ2m程度のサイズで消費MPは1000、中々の消費量だ。

 出現してる効果時間は最長10分間、この間なら詠唱者がいつでも消すことが出来る便利機能付き、ただし一方通行らしい。

 これなら探しながら覚えられたな、と言う事でゲルの中に転移してみる事にした。


「MP消費1000、行先は目の前に設置したゲルの中【かの地に赴く我が体を運びし門を換言せよ、ゲート】」


 あっさり成功、これは魔物捕まえて来て、移動中に消えたらどうなるか試す必要があるか? そこから奇麗さっぱり切れて死んだりして・・・まぁいいか、それじゃ次の魔法を。

 灼熱の魔槍を取り出し、隅々まで確認、重さと色や光沢を思い浮かべながら【オリハルコンウォール】

 それとは別にポッキリ破損したナイフを取り出し刃の表面から断面まで確認し【アダマンタイトウォール】

 1分後それぞれ収納してみた。


 アイテム

 オリハルコン:7200kg

 アダマンタイト:20000kg


 同じ体積なのに重さが凄い事になってるな、これは常人じゃ扱えない気がする、俺たちのPTなら使えるだろうから護身用にダガー程度は全員に持たせるかな。



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