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・・・エルフ?

バンピルは現在オークらしき魔物と戦っていた。バンピルは武器を持っていないのでどうしても倒すのに時間がかかる。


そしてオークが動かなくなると首に噛みつき、吸血する。


―――不味い


そう思うが我慢して吸い尽くす。


「もうちょっと楽に狩れないもんかねぇ・・・そうだ、この世界って魔法があるんだったか、やってみよ」


どうやら吸血鬼は闇属性魔法の適正が高いようなので使ってみる。


「闇よ、玉を成して敵を討て!ダークボール!」


・・・恥ずかしい詠唱をして放ったダークボールは近くにあった木に直撃し、木をへし折った。


「凄い威力だな、・・・無詠唱で撃てれば文句ないんだけど・・・」


一回試してみるが出来ない。因みに魔力は全体が100だとすると7ほど消費した。


そしてしばらく狩りをしていると


「うわあああああああああああ!」


という悲鳴が聞こえた。バンピルは急いでそちらに向かう。そこには十数人の盗賊らしき人とそれに囲まれた馬車があった。


馬車の周りには数人の死体が転がっている。おそらく馬車に乗っていた人だろう。だがまだ盗賊が馬車を囲んでいるのを見る限りまだ中に人がいるようだ。


―――助けなきゃ


そう思った。バンピルは飛び出していき、一人の盗賊の首を思いっきり殴った。


ゴキッと嫌な音がし、他の盗賊が一斉に振り向く。バンピルがもう一人を絶命させた頃に盗賊たちは状況を把握し、叫びながら襲い掛かってくる。バンピルは一旦距離を取・・・らずに、次々と盗賊を絶命させていく。盗賊たちが振るう剣が何回も当たるが傷ついたところは恐ろしい速さで再生していく。


銀製の武器を持っているやつがいるわけでも聖属性魔法を使うやつがいるわけでもないのでこの盗賊たちにはバンピルを傷つけることは出来ても殺すことは出来ない。


そして5分もかからずに盗賊たちは全滅した。そしてバンピルは馬車に向かって


「誰かいますか?」


と言った。そして、


「あなたが、助けてくれたんですか?」


と言いながら一人の女性が出て来る。耳が尖っている。


「・・・エルフ?」


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