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迷宮終了のおしらせ

今日仕事をやめました。

正確には(くび)ですけどね。

仕事は迷宮清掃員でした。迷宮の落し物の回収や設備の維持管理ですね。

崩れた天井や階段の保全、穴の修復が主な仕事でした。

もう長くやってたからね、どこが壊れてるか予想出来るんだよね。

沸きスポットにもパターンがあるから、大群になると魔法で派手にやりたい若いのとか居るんだよ。

そうすると穴が広がっていつもと違うやつが沸いたりもしてね。

あー、最初の頃は大変だったなあ。

あれって穴から漏れる瘴気の量で沸く魔物のランクが上がったりするからこれからどうするんだろうね。

やっぱり事故なく50年ってやりすぎたのかな。

給料も宿代とたまの高級店で満足してたから、賃上げ交渉もしてないから仕事の大変さ、伝わってなかったんだろうな。

なにより若造が一人、清掃員にしては高すぎると思われちゃったかな。

ねえ、若く見えるけど60越えてるんだよね。

役所の連中って書類ばかりで現場も見ずに、果てはその書類すら見ない。見れば年は分かったろうに。



うん、そんなわけで私は今日街を出る前に、この学生向け「お仕事紹介」を受けたわけなんだけど。

退職金もなく、義理もないので…あ、ほら、深層から上がって来る音かな。

最後に

「おまえらの親のせいで町が沈むぞ」

じゃ!さようなら

もっと短かったのに肉つけたんだけど、

施政者たちのこどもたち相手のバッドエンドにしたかった。

読んでいただきありがとうございます。

評価よろしくお願いします。

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