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旅は道連れと俺

遅れちゃいました。

お仕事と飼い猫の終末介護で随分合間があいてしまいました。

やっと1章完結です。続きもがんばります。

19 旅は道連れと俺





バーサクボアとの戦い、そしてその後のトルデン住人達の宴会。

公式ストーリーから完全に離脱した、ステラミルフのシスター解任…。


…驚くことばかりのトルデン冒険者稼業最終日が過ぎた。


俺は今立て直しが終わった、トルデンの町の宿屋『緑の翼亭』にいた。

(緑の翼亭はここに来てすぐの時、うっかりゴーレムで壊してしまったこの町の宿屋だ)

いるといっても、ベッドにひっくり返って水を飲みながら横になっているだけだが。


ゴーン…ゴーン…


トルデンの大まかな時間を知らせる鐘楼の音が鳴った。

2つは正午の合図だ。この町では大体この鐘の音に合わせて昼の休みに入る事が多い。


二日酔いでふらふらしていた朝に、オーサン達トルデンの住人達に運び込まれたのだ。

なんでここに?と思った俺に渡されたのは、綺麗な金属製のカードだった。

カードには「冒険者組合トルデン支店直営宿屋・緑の翼亭割引証」と書かれていた。

以前立て直しの為に出資した時のあれが、今日になって渡された。正直その出資者特典云々のあたりはどうでも良かったので、すっかり忘れていたのだが。貰える物は貰っておこう。またトルデンに寄った時に使わせて頂くさ。


「メープルさん、宿の外に来て下さいー」


呼ばれて宿屋の外に出てみると、そこにいたのは冒険者組合の受付のベリルとマールの2人と…、ステラミルフだった。3人揃ってなんだか神妙な顔つきをしている。

そして後ろには随分大きめの幌付きの馬車が停車している。


「お待たせしました。ちょっと準備に時間がかかっちゃいまして」

そう言ったのは、昨日の宴会の前にどこかに逃げたとベリル言われていたマール。


「マール?昨日からどこかに雲隠れしてたんじゃないのか」

「ふふーん。そんなこと言われてると思いましたよぉ」

俺がそう言うと、何とも含みのあるニヤニヤした笑みを浮かべる。


「すいません先輩…それ、私が言ったんです…」

顔を赤くしてベリルが俯いた。どうやらただ雲隠れしていたわけでは無いらしい。


「昨日はバーサクボアの討伐おつかれでした~」

「おう、正直やばかったけどな。けどもう一回って言われたら、正直一人じゃ戦いたくないぞ」


「それでですね。もうベリルから聞いてるとは思うけど、例の騎士団からの口止めのこともあってですね、バーサクボアを倒した事で討伐報酬とかそういうの、一切ないんですよー」

…マールの奴、なんだか急にいつもの受付嬢スタイルになったな。


なんとなく無いかなとは思っていたが、やはり無いのか。

あのボンクラ王子が口止めしてたあたり、手柄に固執してそうだったもんな。

報酬があるのなら他の冒険者パーティが狩ろうという動きもあるだろうに、1ヶ月以上そういう動きが無かったのはそういうことなんだな。


「昨日宴会やってくれただろ、それでいいさ」


強請るのも何か違うし、ただ要らないというのもなんだか悪いしな。

俺は昨日の宴会でおあいこ、と言うことにしようと思ったのだが。

それは心外だとマールはずずいっと顔を近づけてきた。


「それだけではありません!我々トルデン一同はこれから旅をするメープルさんに感謝の気持ちとして、少しづつお金を出し合って、これをプレゼントすることにしたのです!」


「もしかしてこの幌付き馬車を?マジで?」


「マジでーす。昨日の酔っ払い共を上手く言いくるめてお金出させて、朝からこれを調達してたんですよ!褒めて良いんですよ!」

「これのために動いてなんて、先輩教えてくれれば良かったのに…」

「ぬっふっふ~。たまには先輩らしい事もするのだよ」


上手く言いくるめての当たりは聞かなかったことにして、こんな立派な物貰っちゃっていいんだろうか。

バーサクボア倒すの頑張ったかいがあったなぁ。


「なんだか悪いなぁ。狙って倒したわけじゃ無いのにこんな立派な物…」


俺がそう言って貰える馬車に近づこうとすると、3人は道を塞ぐようにして立った。


「ん?」

「せっかちさんですねえ、話はまだ続くんですよー」


「うう~」

今まで何も話さず、口をへの字にしていてたステラミルフが何とも言えないうなり声を上げた。


「この幌馬車は私達のお礼~。でも~私がここまで動いたのは打算もあるの~よね?」


マールがそう言うと、ステラミルフの背中を押して俺の前に立たせた。

ステラミルフは目をうるうるとさせて、顔を赤くしてふるえている。


「あー、なんか…言いたいことわかった気がするぞ」


「察してしまったのねメープルさん」

昨日からベリルの困り顔をよく見る気がするな。


「ううー!メープルさん!私も!メープルさんの巡礼の旅に連れて行って下さい!」


とうとうステラミルフが口を開いた。

『巡礼の旅』というのは女神に会いに行く事だ。

以前ステラミルフから、何の目的で旅をするのかと聞かれた時に『俺、ガチで女神に会いに行くんすよね』と答えた所『メープルさんは巡礼者だったのですね』という反応を得たのだ。

ゲームでは主人公の目的として女神に会いに行く事が呈示されていたが、ゲームでは無いこの世界では、敬虔な信者よる女神教由来の場所に旅して回る巡礼というものが行われるらしい。

日本で言う所の『○○箇所巡り』とか『百度参り』みたいなもののようだ。


本気で女神に会いに行くとは思われていないだろうが、丁度良い建前の理由になるので、俺は周りにそう説明することにしていた。


「お願いします!シスター辞めさせられて…もう王都の実家にも帰れないし、トルデンの教会から追い出されたら住む所もお金も無いんです…」


むう、あんな生活していたら貯金なんてあるはず無いだろうしな。

それに実家を頼ることも出来ないのか。


「それに私、女神様の教えをちゃんと守ってます!だから巡礼の旅をして、もう一度女神教に戻れるよう、女神様に認めて貰いたいんです!」


「…!」


教会からあんな形で裏切られて尚、女神のために尽くすというのかこの娘は。

何も悪くないステラミルフを勝手にクビにして捨てたんだぞ?

そのことに恨みを抱くわけでも無く、ただ女神の為ならばというのか。


理不尽な不幸に晒されているのに、ここまで真っ直ぐでいられるなんて。

昨日の酔った時も、嘆くことはあっても、恨みを言う事は無かったか…。


まあ…、ステラミルフのことは何とかするつもりではあった。


昨日からは俺自身の大型の敵相手に戦ったショックの方が大きくて、すぐにステラミルフに向き合えなかったのは悪かったなとは思う。冷たかったかなとは思ったが、正直心に余裕は無かったのだ。


…自分のことで手一杯で、誰かのヒーローにはなれない小さな男なのだ俺は。

それでも…新しい仕事が決まるまで支援するとか、引っ越しの手伝いをするとか、そういう事になるのでは無いかと勝手に考えていた。


「メープルさん。私達からもお願いします。メープルさんならステラミルフのことお願いできるって、馬車のお金を集めるときにトルデンの町の住人みんな認めてくれたんです」


「俺なら?」

そう聞き返すと二人はうなずいた。


「私頑張ります!道中メープルさんの足を引っ張らないように頑張りますから!」

そういってステラミルフは大粒の涙をぽろぽろと目からこぼした。


泣かせてしまった。

俺が何も言わないせいで、悪い方へ悪い方へと考えてしまうんだろう。


そう、そういえばあいつも、こんなふうに泣いていた事があったな。


あのときはー…


「メープルさん?」

「あ、ああー…悪い」


なんだったか?なにか…大事なことを思い出していたような。

まあいい、今はそんなことを考えている時じゃ無いな。


「泣かせちゃってごめんなステラミルフ、巡礼の旅、一緒に行くか!」


不安を吹き飛ばすには元気が一番だ。

俺の言葉を聞いて、俯いていたステラミルフはバッと顔を上げた。


「…はい!ありがとうございます!これからも一緒に頑張りましょうね!」


それは今まで見た彼女の一番の笑顔だった。





--------------------



突然の事だったが、俺に旅の仲間と馬車が増えた。


ゲームではうだつの上がらないNPCだった、はじまりの町トルデンのシスター「ステラミルフ」

サービス終了までずっとトルデンの教会の前で立っていた彼女と旅に出ることになるとは全く想像もしていなかった。

そしてゲームのメインストーリーでは語られていなかったが、ステラミルフにはステラミルフの事情もあるようだ。

これでは実家には帰れない。確かにステラミルフはそう言った。

ステラミルフの実家が王都にある事すらゲームでは語られていなかったのだ。

王都はいずれ必ず行く事になる…、そのときにステラミルフはどうするのだろうか。


女神は俺にゲームと同じようにストーリーを進めて欲しかったようだが、もう俺の行動はゲームの流れから大きく逸脱してしまったのかも知れない。

…女神はどうせ俺の事を必ず人知を越えた力で見ているに違いない。


俺が女神に会いに行くまで、どれほどのゲームとは違うアクシデントが待ち構えているのだろうか…。



---------------------



ステラミルフと一緒に旅をすることが決まり、ゲームで言うところのシーズン1の内容を消化した現在、俺はシーズン2の内容に行くべく準備をしていた。


またステラミルフが教会組織から追放された事で身分を示す物が無くなったので、冒険者組合に登録をすることになった。

寝泊まりしていた女神教の教会から荷物を引き払い、ステラミルフも少ない個人の荷物を馬車の荷物入れにしまい込み、俺達は様々な行動を共にするようになった。


その一歩が宿である。

教会に住めなくなった俺達は緑の翼亭で宿泊しつつ旅の準備をする事になった。

…当然のように部屋はツインである。割引証は俺の名義だから俺が泊まるところしか使えないわけで、お金に余裕の無いステラミルフの為にそうするのは当たり前なのだ。そうなのだ。

決して「冒険者はこうやって節約していかないとお金がいくらあっても足りませんよ」と説得されたわけでは無いのだ。そもそも俺はメープルちゃんだが、中身はおっさんである。年若いステラミルフと同室と言うだけで全くもって気が気でない。決して俺からそうしようと言ったわけでは無いのだ…。


教会のときは別室だったから良かったのに、こうなると逃げ場が無い。

しかもステラミルフは親切というテクニックを使い、風呂代わりで身体を拭いたりするのを手伝ってくれるのだ。

…当然、女同士ということもあって、過剰に隠すことも無くわりとおっぴろげに。


こちらとしても目のやり場に困るってレベルじゃねーぞと訴えたい所だが、メープルちゃんの姿でなにいってんだって事にもなるし、そもそもメープルちゃんの身体も女のなのだから、かつてお世話になった大事な息子も無いつんつるてんの股間に見られて困るバナナはない。くやしい。


あと、距離が近いのだ。

女同士、仲間同士と言うことでステラミルフがぐっと近くに寄ってくるようになった。

今までは遠慮されてきたんだなっていう仲が深まるうれしさを感じる反面、ステラミルフからオンナノコの良い匂いがしてきてほんと精神によろしくない。


余談だが自分の過剰にでかい二つのメロンのせいで下の視界が悪いという、本来ありえない経験までする事になった。

俺はこんなこと知りとうなかった…。


メープルちゃんのミニトランジスタボディにおっさんの精神。

ああ女神様よ、なんと酷なことをしてくれたのですか。

…こいつぁとんだ生殺しですよ。




そんなやきもきした生活をしつつも、俺は馬車に旅の荷物を詰めて準備していく。


馬車は貰っても、馬のご飯や水などの世話グッズ、搭乗する俺達の旅の食糧などは積まねばならない。

それは別料金ですよって、受付の二人に笑顔で言われてしまったのだから仕方ない。

そのあたりの手配の出来る伝手を捜して、数日トルデンをウロウロする事を余儀なくされた。

ゲームじゃその当たりの所は考えなくても良かっただけに、現実の馬車の旅は全く夢が無いリアルの結晶だ。

馬の世話とか、馬に走らせたりするのを学ぶ必要があるため、更に日数を費やした。

ゲームではそんなスキルなかったからな…。いや『動物調教』があったか。でもあれは野生生物やフィールドの敵を一時的に仲間に加える物だったしなぁ。これとは関係ないだろう。


トルデンを旅の準備の為にウロウロしていれば、避雷針代わりに使った事で黒焦げになったグラディウスをウルハがちゃんと回収していて、渡して貰えた。

バーサクボアとともに無くなってしまったのかと思っていたが、まったくありがたい事だ。

しかし避雷針代わりに使った代償は重く、雷の高熱が加わった為か、ちゃんとした鍛冶屋に見せて直してもらわないとまともに武器としては使えないだろうというお墨付きも貰った。


「できれば…その特別仕様のグラディウスを打った本人が良いんだがな。あいにく俺が買い取ったのも代理の奴だったしな。誰が打ったかまでは分からない。メープル達が鉄の町ドルグリスに行くのなら、作った本人も見つかるかも知れない、武器を見捨てず大事にしてやってくれ」


…こんな熱い台詞を言われてしまった。

使い捨て武器の感覚だったが、このグラディウスとは長い付き合いになるかもしれない。


そしてその場でステラミルフに武器を選ばせた。

この先旅をしていくなら、司祭杖だけでは困ることも多い。司祭スキルを極めていく上では何かの武器が必要なのだ。

ゲームのMSOでは、司祭系統をマスターした人はサブウェポンとして様々な武器を使う事が出来る。

司祭杖は打撃用としては性能は弱く、打撃に使うと耐久が早く減るという仕様の為、やはり何かしらの武器を持つことが暗に推奨されたし、司祭スキルの中ではランクの高いスキルだが、『ホーリーウェポン』というスキルがあり、そのスキルを武器を持っているときに使うと、司祭杖修練のランクがそのまま持った武器の修練の代用として働く、そして攻撃の属性がヒーリングなどと同じになる為、アンデット相手に強い。更に耐久が早く減る代わりにその武器を一時的に司祭杖と同じ扱いにする事が出来る。

武器を持ったまま、司祭杖を持たずに司祭スキルを使う事が出来る反則じみたスキルなのだ。


もちろん良いことばかりでも無く、司祭杖を改造して得られる様々な恩恵はうけられないし、ホーリーウェポンを持続させる為にも、別の司祭スキルを発動させるにもマナを消費するので万能とは行かないが、スキル上不慣れな武器でも一時的に司祭杖を扱うのと同じスキルランクで扱えるため、上手くホーリーウェポンをオンオフさせて立ち回るのが、優秀な司祭スキル使いということになる。


残念ながらステラミルフはホーリーウェポンをまだ使えないし、そのスキルの存在を知っているかも怪しいが、杖以外の武器を使い慣れて置くことは決してマイナスにはならないだろう。


ちなみに俺はホーリーウェポンはスキルこそあれど、殆ど使った事が無い。

何故って?他の武器の修練もしっかり上げてあるし、その時は武器を持ち替えてその系統のスキルを使えばいいからだ。これだけは純司祭系統ではない強みだな。武器の持ち替えとスキルショートカットの管理がめんどくさいのが難点だが。


いくつかある中で、ステラミルフは両手棍を選んだ。

両手棍は鈍器系統で盾を持てないデメリットがあるが、安定した打撃を与えることが出来る、癖のない武器だと思う。

おそらくは司祭杖…杖の延長のような形状から選んだのだとは思うが、刃物をもって暴れ回るところ想像できないステラミルフにはよく似合っている。

これから旅の暇を見て、素振りしたりして修練してもらおう。




そうして準備期間は過ぎ、ステラミルフが抜けたトルデンの教会に、王都から知らない司祭とシスターの組み合わせがやってきた。ゲームのNPCでも無い全く知らない二人だ。

ステラミルフは俺と話しているときは気にしてないような事を言っていたが、教会の側をたまたま近くを通りかかった時、物憂げな顔でかつての職場の教会を見ているのを俺は見た。


…その視線と表情からは色んな感情が入り交じっていた。


ステラミルフは教会組織から強制除名された身で、引き継ぎだとかそういうことも出来ないし、顔を出すべき身では無いと言った。


ステラミルフが何を思っているかは分からない。

信仰の本質は女神を信じるステラミルフの心にある物で、あの場所に縛られるものでは無いよと言おうかと思ったが…やめた。

今は何を言っても見当違いの慰めにしかならないような気がして、俺はただステラミルフの手を取って用事のある方向に歩き出すだけだった。



バーサクボアの一件から1ヶ月近く経ち、馬車の操作と馬の世話についてちゃんとした知識が得られた所で、俺達はトルデンの町をお世話になった店の面々と組合の受付嬢の二人に見送られながら、朝靄の中南に向かって馬車を走らせる。


目指すはトルデンから南にある『鉄の町ドルグリス』

ゲームで言うところの2年目の大型アップデート・シーズン2『ノームとドワーフ』の流れに俺達は出発するのだった。


ちゃんとシーズン2のクエスト用の仕込みもしておいたから!


…今度は余計にややこしくさせるような事にならないと良いんだけど。


「よーし。俺達の巡礼の旅はこれからだ!」

「はい!」



MSO-マスタースキルオンライン- 何物も極めない俺の行き着いた先

シーズン1 謎世界と俺とトルデンの町 END


NEXT


シーズン2 ドワーフと俺とドルグリスの町







※今回のMSOネタ


「シーズン2大型アップデート」


MSOは細かなバグとりやバランス調整、課金要素の追加や季節ネタのイベント以外は、1年に1度の大型アップデートでマップの追加やストーリーの追加をしていくスケジュールをしていた。

目玉はやはり新しいスキルの追加、シーズン毎に新しい目玉スキルが追加され、プレイヤー達を興奮させた。

新スキルはストーリーの流れにも絡めてある為、ストーリーを追っていけば、新スキルにも馴染んでいく。

運営の巧みな手腕である。


初の大型アップデートのシーズン2での目玉スキルは生産スキルの『鍛冶』『採取(鉱物)』ドルグリスにある生産設備と鉱山ダンジョンから素材を集め、シーズン1ではNPC売りしかなかった武器や防具を自分たちのスキルで作りだそう!


…という事前の華々しい売り文句にプレイヤーみな目を輝かせたが、スキルの修練のために鉱山奴隷のごとく通い詰めツルハシを振るう現実になるとは誰も思って無かったのであった。



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