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受け入れられない事

シキがディストと合流したのと同じ頃。


「また派手にやられたな…。お前。」


「あはは…。」


息吹もまた、鈴音と合流していた。


「はい。出来たわよ。鈴音ちゃん。」


「ありがとうございます。玲奈さん。」


ペタンと鈴音の額に絆創膏を貼り、玲奈が微笑んだ。


「…で。お前はどうするんだ?」


玲奈を見て、息吹が続ける。


「さっきの連中はここに住んでる奴らじゃねぇ。まあ、あの様子じゃもうお前の前に現れる事もねぇだろうが…。問題はここに住んでる奴らだ。」


「お前の容姿からして、良い思いはしてねぇんだろ?今回みたいに命を狙われても助けてくれる奴らなんていねぇ。住む場所を変えた方が賢明だと思うが?」


決めるのは、あくまで本人だが。


「そう、ですよね…。」


「玲奈さん?」


俯いた玲奈の様子がおかしい事に気付いた鈴音が首を傾げる。


「…私の、父は銀髪の人間でした。私は父が大好きでしたから、父の銀髪を受け継げた事がとても嬉しかったんです。でも、ここに移り住んだ時に両親はここの人たちに…。」


殺された。


「…なんで、その時にここから離れなかったんですか?」


「…一緒にいたかったの。」


両親はもう居ないけれど、両親が眠っているこの地で。


「…一緒に…っ居たかった…!」


ぽたぽたと床に雫が落ちる。


小さな嗚咽が空間を満たす中、それを引き裂いたのは。


「甘ったれんな。」


鋭い息吹の声だった。


「息吹さん!」


「あー、悪ィ。厳しいこと言うわ。」


職業が職業だからポロッと出るんだよなぁ…等と言いながらガシガシと頭を乱暴に掻く。


「話を聞くとまあ仲のいい親子だったようだが、その両親はもう居ねぇんだ。いつまでも縋るな。死人に出来る事が無いように、死人が出来る事もねぇ。」


そこまで言って急に息吹の声が優しく、否弱弱しくなる。


「いくら泣き叫んだって、いくら待ったって、帰ってこねぇんだ。」


そう。それは。


自分も良く知っている。


自分だって玲奈の事を言えない。


むしろ今の言葉は自分に発した様なものだ。


この言葉を自分が受け止め切れない様に、玲奈も受け止め切れないのだろう。


自らが発した言葉を拒絶する様に、目を伏せた。




頭では理解してても心がついていかない事ってありませんか。私はよくあります。そして無性に泣きたくなります。…グスッ





おまけ

Gに遭遇した時の皆さんの対応。


今日のおまけ当番

作者



鈴音の場合。

絶叫。とにかく絶叫。からのダッシュで逃げる。


息吹さんの場合。

誰もいなかったら見なかった事にする。誰かがいた場合、見なかった事にしようとしてツッコミされる。ツッコミされたら仕方なしに駆除(スリッパorゴキジェットで)


来斗さんの場合。

叫び声をあげてからの頑張って頑張って頑張りまくってスリッパで駆除。多分逃げ腰ww頑張りきれなかった場合は逃走。


楓さんの場合。

とにかくビックリ。とりあえずビックリ。表情に出さないけどかなりビックリ。テンパって銃撃っちゃう。で、来斗さんが来て助けを求める。二人でビクビクしながら駆除。なんだコイツら(笑)


シキの場合。

「!?」ってなって停止。その内カタカタ震え始める。きっと蕁麻疹とか出てると思う(笑)Gが消えるまで停止したまんま。


ディストさんの場合。

見つけた瞬間瞬殺。ちなみに無表情そして開眼してたり。だってシキを怖がらせる存在なんて

消えてしまえばいい。


涼雅さんの場合。

「掃除が甘かったか…」とか言いながらゴキジェットで撃退。ゴミ箱に(ティッシュで)丁重に弔う。「安らかに眠るんやで…」とか言ってそう(笑)


我狼さんの場合。

驚きつつもスリッパで撃退。でもあんま触りたくないし関わりたくないから涼雅さんあたりに押し付けてそう。「おい涼雅。出たぞ。」「いやいやいや、自分で撃退せえって。」「やだ気持ち悪い。」的な(笑)


オーシュ君の場合。

「たっはー出やがったなこいつぅwww」って言いながらスリッパでGを苛め倒す←なんだこの人最強(笑)


ルクシアさんの場合。

まず見た事がないと思う(笑)だって女王だしww




ちなみに作者は泣き叫びます。そして袋かなんかで捕獲←オトンかオカンが駆除してくれるのを待ちますww


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