戦友
「用ってなんだよ?」
「ああ。まあそんな不機嫌そうにしないで。」
第三区域の本営にいる二人。息吹と陸だ。
他の天幕とは桁違いの大きさの天幕。だがこれはあくまで仕事様の天幕。
息吹達の様に生活に使っている訳ではない。らしい。
東部の軍人の中で一番地位が高い人物が使うのだから当たり前なのだが。
大きな机に椅子。
そしてその周りに資料が詰まった箱等が置いてある。
「相変わらずただ広いだけだよな。ココ。」
「うーん…。もうちょっと狭くていいんだけどねぇ。」
はっはっは。等と呑気に笑いながら机の引き出しから出した2つの資料の束。
「厚…。」
「はい。まず君が知りたがってた特別隊の前隊長の資料。」
「どーも。」
陸が指差した方の資料を捲る。
だがそこに記されていたのは。
「夜月…凱…!?ちょっと待て!夜月って!」
「鈴音君の探している人物と何らかの繋がりがあるかもしれないね。」
「…何で言わなかったんだよ。」
「可能性を否定しないだけだよ。たまたま名字が同じってだけかもしれないしね。」
「…きにくわねぇ。」
「ははは。だろうね。後、こっちは鈴音君に渡してあげて。銀髪の人物の情報。」
「うわ。多いな。」
「うん。結構いっぱいいるモンだよ。」
はい。と渡された紙の束はかなりの重量があった。
「…ああ。息吹君。」
「あ?」
「夜月凱を探すのは止めるんだよ。」
「…何でだよ。」
「彼はもういないんだ。」
「…?退職したんじゃねぇのか?」
「12年前に何者かに殺され死亡。資料にも書いてある。」
「…そうかよ。」
「ああ。下がっていいよ。」
「おー。どーも。」
去っていった息吹の後ろ姿を見送り、引き出しを開ける。
そこには一枚の写真。
笑顔の銀髪の男とその男に肩を組まれ迷惑そうに顔をしかめる茶髪の青年。そして笑う長い黒髪の女性がいた。
「凱、凉香…。私はどこまで卑怯者なんだろうね…。」
返ってくる声なんてあるはずもなかった。
投稿するのを忘れてたんじゃないよ!本当だよ!!
凱さんと涼香さん。
まあ凱さんは誰なのか分かるでしょうが涼香さんはいろいろ仕掛けてます。はい。
彼と関係ありそうですが…どうでしょうかね。
おまけ。
楓さんがレモンの蜂蜜漬けを作った様です。
今日のおまけ当番
特別隊オール!
鈴「! キターッ!!」
息「うおッ!?なんだどうした!?」
鈴「甘い匂いがします!!行くぜッ!!」
息「キャラ違うぞお前。しっかりしろ。」
鈴「(ダッシュ)」
息「なんか嫌な予感がする…(追)」
~数分後~
鈴「楓さあああんッ!!」
楓「!?びっくりした…。どうしたの鈴音。」
鈴「それなんですか!?めっちゃ甘い匂いしますよ!?蜂蜜ですよね!ねぇッ!?」
息「ちょ…落ち着けお前。若干楓が引いてんぞ。」
楓「え…ええ。レモンの蜂蜜漬けよ(引)」
鈴「いただきますッ!!(パクッ)」
楓&息「あ゛…。」
鈴「Σ(°д°;;)」
来「お?ナニコレうまそー。(パクッ)」
楓&息「あ。(まあいいか…。)」
来「Σ(°д°;;)」
鈴「み…ッぎゃああああああああああああ!!(絶叫)」
来「いぎゃああああああああああああああ!!(絶叫)」
鈴「酸っぱッ!!あり得なッ!!酸っぱ!!」
来「…っ(プルプル)」
楓「当たり前よ…。漬けたばっかりなんだから…。はい鈴音、水。」
息「(馬鹿…。)っておーい。来斗ー大丈夫かー。」
来「……………駄目っス。……………後からキた…。最初は甘かったんス……………。…………レモンの野郎が…………後…か…………ら。(ガクッ)」
息「あ。死んだ。(木の枝でツンツン)」
鈴「酸っぱい…(泣)」
楓「よしよし(撫)」
鈴音と来斗さんの感想は作者の感想だったり。
レモン…この野郎…(ガクッ)




