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教えて!軍人さん!その2!

「じゃあまずは地位の高さからね。まず一番偉いのは国王。まあ当たり前ね。次は各地域の司令官。」


「楓さーん!質問でーす!」


「はい鈴音。なに?」


「各地域って…東、北、西、南の司令官ですか?」


「そうよ。」


「え…。じゃあ…さっきの…山吹司令官…でしたっけ…?」


「ええ。かなり偉い人ね。」


「ええええええぇぇぇ!?」


陸がかなり偉いて知った瞬間わたわたし始めた鈴音。


「どうしよう…!失礼な事してなかったかな…!?」


「あー。心配すんな。あの人結構テキトーだから。」


「そうっスねー。軍服じゃなくても良いなんてここしかないですしねー。」


「でも国章は持っていなきゃいけないのよねー。」


息吹が鈴音の肩に手を置き、来斗と楓がうんうんと頷く。


「鈴音、元気出して。怒られる事なんてないから。で、地位の高さは国王→各地域の司令官→特別隊隊長→特別隊→医療班→一般兵ね。」


「特別隊隊長…?」


どこかで聞いた覚えのある言葉に首を捻る鈴音。


「ちなみに俺な。」


「…………。」


さらっとなんでもないように言った息吹に固まる。


「…本当ですか?」


「ん?ああ。」


「…本当に?」


「ああ。」


「絶対?」


「なんでそんなに疑ってんだオメーは。」


「いひゃいいひゃい!!」


しつこく聞いていたら頬を引っ張られた。結構痛い。


「息吹の旦那ー。イジメカッコワルイっスよー。」


「うるせぇ黙れヘアバン野郎。」


「あれ!?温度差が激しい!!」


へこたれない来斗。地味に凄い。


「でもそんなに驚く事でもないわよ?息吹隊長の下につくって事は…鈴音も私達と同じ特別隊なんだから。」


鈴音、再びフリーズ。


特別隊はかなり地位が高かった気がする。


「わ…私そんな…。」


「ちょ…震えてるんスけど。大丈夫かー?」


「司令に目をつけられたのが最後だな。」


「……。」


もう絶句するしかない。


「鈴音ー。戻ってきなさーい。陣地の説明するわよー。」


「へっ!?あ…ふぁい!!」


「いい?ここは第1区域。リグレスに着くまでには3つの門があるの。見張り台の役目でもあるのよ。」


「第1門。一番ソルディアに近い門よ。…で、第1門と第2門の間にある区域を第1区域と言うの。」


「敵国に近いっていうのもあるから…1番危険な場所でもあるわね。敵襲はここで抑えられたら理想ね。第1区域には東部のリグレス兵の4/2がいるわ。まあ…先陣。みたいなものなのだけど、人数は一番多いわね。私達もそこに入っているわ。で、それをまとめているのは…」


「……。」


コックリコックリと船を漕いでいる息吹に視線が集まる。


「……あ?」


「…コホン。」


「…息吹の旦那~。しっかりしてくださいよ~。」


「…え…ああ…。サーセン。」


「…息吹さん。なんですか?」


「ええ。そうよ。特別隊隊長兼第一区域責任者なの。こんなんだけど戦場ではそれなりにやってるから見逃してあげて。」


「それなりってなんだそれなりって。」


「…で。その次は…」


「無視かおい。」


「第2門。第1門を過ぎて、少しした所にあるわ。第2門と第3門の間にある区域を第2区域と言うの。東部のリグレス兵の4/1が生活してるわ。」


不服そうな息吹を無視して話を続ける。


「第2門の次にあるのが、第3門よ。で第3門とリグレス東部の街の間にあるのが第3区域。司令もそこにいるわ。戦争が激しくなってからリグレスがソルディアに制圧されなかったのは司令の才能のおかげとも言われているけど…」


「「絶対ありえねぇ。」」


「あはは…。」


即答する男2人。苦笑するしかない鈴音。どっちが大人か分からない。


「…まあ。策士としての才能は確かなものね。それで、第3区域を制圧されたらそこで終わりね。リグレスは、ソルディアに制圧される。あ、因みにリグレス東部の残りの兵はここにいるわ。」


国の兵力がほとんど東部にまわっているのだから当たり前なのだろう。


「ふえー…。難しいですねー…。」


「一気に詰め込みすぎたかしら。後は戦争についてね。」


「ソルディアとの戦争は何十年も前から始まっていたの。でもソルディアの王が死んで、リグレスの王が代わって一時休戦になったの。けれど十数年前にソルディアが急にリグレスに攻撃してきたのよ。それからね…王に就任した戒道皇が戦争を再び始めたのは。」


伏せていた目を上げ小さく微笑む。


「ああ、そうそう。陣地内では水もちゃんと通っているの。」


「っていうと?」


「水道が使えるってこと。シャワーもね。」


「へー!快適ですねー。」


「やっぱ女の子としては嬉しいモンなんスかねー?息吹の旦那。」


「知るか。なんで俺に聞く。」


「なんとなくっス。」



「…上等だ。ぶっ飛ばす。」


「なんでッ!?」


「鈴音。なにか分からない事があったらすぐ聞いてね。」


「はい!」


「あ!忘れてたわ。特別隊の隊員には天幕が一つずつ用意されているの。小さいけど。」


「ええっ!?ゴージャスですねえ…。」


「寝る時とかはそこ使ってね。今案内する。ついでに私の天幕にも案内するわ。」


「お…お邪魔してもいいですか?」


「フフ。どうぞ。」


「やった!」


「ちょ、楓最近俺放置多くね!?どこ行くの!?」


「さて、来斗。邪魔者はいなくなった事だし…覚悟しやがれ。」


「ぎゃあああああああああああああ!!」


来斗の悲鳴が第1区域に響き渡った。





ふー…。やっと下準備が終わったぜ…。


これからばんばんフラグ建ててやんよ!(`・ω・´)


もっと更新ペース早くしたいけど…ストックが…。(´・ω・`)


まあその内敵キャラも多数出てくるでしょう。


やっぱり鬼畜ですが(笑)













おまけ。

仕事中の楓さんの所にポッキーを持ったアホが来た様です。+α


今日のおまけ当番

来斗&楓&鈴音&息吹









来「楓ーッ!」


楓「なに。どうしたの来斗。」


来「ポッキーゲームしようぜ!!」


楓「仕事中だから却下。」


来「(´・ω・`)」


楓「一回だけよ。」


来「やったネ!!」


ポリポリ


楓「…おもったんらけど。」『思ったんだけど』


ポリポリ


来「んおー?」


ポリポリ


楓「ぽっひーってなんれれんぶひょこつけないのかひら。」『ポッキーってなんで全部チョコつけないのかしら。』


ポリポリ


来「ほひゃあ…あれやりょ。れんぶひょこついてひゃらもふとこないひゃん。」


『そりゃあ…あれだろ。全部チョコついてたら持つとこないじゃん。』


ポリポリ


楓「うーん…。ひぇも、しゃいごのほうになるとあひないひゃない。あれがやら。」『うーん…。でも最後の方になると味無いじゃない。あれがやだ。』


ポリポリ


来「ひょこはぎゃまん。」『そこは我慢。』


ポリポリ


来(…これは、いっちゃっていいんでしょうか。むしろレッツゴー!?行くぜ俺ッ!!)


ポキンッ!!


来「あ゛ーッ!?」


楓「はい終わりー。」


来「折られ…折られ…折られ…た…(泣)」










鈴「息吹さん!!私達もやりましょう!!」


息「俺犯罪者になりたくない。」










\(^p^)/



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