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生き抜け!!サバイバルあってのスローライフです!  作者: 櫻庭 明日香
エピソード1
9/109

エピソード1-⑥

母の原稿から自然な流れになるように文章訂正したり修正したり、地味に難しい…。

他の作家の方々のすごさがわかる。主に文章能力的に…。

 次の日も薬草を摘んでギルドに持っていくルルとタッキー。ギルドに入ると、何人かの冒険者がいた。その中の一人がルルを見つける。筋肉質の大男だ。


「よお、ルル。10日ぶりくらいか?その肩に乗ってるちっこいのが例のスライムか?」


 冒険者の名前はオスカー。ルルとは母親と一緒にいた頃から親しい。彼らのパーティは狩りに出かけていて、今日戻ってきたのでタッキーを見るのは初めてだった。オスカーは珍しそうに小さなスライムを見ていた。


「そうよ。タッキーって言うの。お友達なのよ」


「よろしく!テイムモンスターのタッキーです」

 タッキーも元気に挨拶する。


「よろしくな。俺はオスカー。この連中は俺のパーティメンバーたちだ。左からジンとマリーだ」


「よろしく」


「よろしくネ」


「ルルは魔法が使えないから心配していたんだが…ルルにはテイマーの素質があったんだなぁ。これでちょっぴり安心だな」

 と、オスカーが言う。


「でも、こんな小さなスライムじゃなぁ…用心棒としてはちょっと心もとない気も…」

 と、ジンがタッキーを指でチョン、とつつきながら言う。ジンは剣士だ。


「あら、でもしゃべれるスライムよ。珍しいじゃない」

 マリーが言う。マリーはちょっと大人っぽい女性で、魔法使いだ。


「ボクだって役に立つよ!溶解液!」

 タッキーは腕のように伸ばした体の一部の先から、ピューッと液体を飛ばして見せた。液体がジンのマントにかかってしまった。


「ああーっ、俺のマントがーっ!!」


 液体がかかったとこに小さく穴が開いてしまった。マントの端なのでジンの体に影響はなかったが。


「あっ!ごめんなさい!」

 タッキーは慌てて謝った。それを見たオスカーが言う。

「う~~ん…ネズミくらいなら倒せそうだな」

 それを聞いたルルはちょっとむくれて反論する。

「タッキーは小さな魔物なら倒せるのよ!薬草の採取も手伝ってくれるんだから!」


「そうかそうか、悪かったな。ま、相棒が出来てよかったな。そうだ、こいつをやるよ。森で狩ったウサギの肉だ。少しで悪いがな」

 そういってオスカーはルルに解体してスライスしたウサギの肉を渡す。


「ありがとう、オスカーさん!」

 受け取ると嬉しそうにルルがお礼を言った。オスカーはちょっと照れくさそうにする。

「いいってことよ、困った時はお互い様だ」

 と言い、ルルに別れの挨拶をした後パーティメンバーとギルドを出た。


 ルルはタッキーに「これで今晩はお肉が食べられるね!」と嬉しそうに言った。タッキーもにっこり笑って


「今晩は肉と野菜の炒め物にしようか!」

 と提案した。

お読みいただきありがとうございました。

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