エピソード2-⑬
我が家のクリスマスでの笑い話
弟が小学校5年生くらいの頃、その頃の私達姉弟同じ部屋で寝ていました。
その年のクリスマスイブの真夜中、なぜか私は目が覚めて起き上がったところ…ちょうど部屋に弟のプレゼントを置きに静かに忍び込もうと、部屋のドアを開けた母とばっちり!目が合いまして…w
母は「シー」と言う、あの人差し指を口の前で1本立てるジェスチャーを無言でした後、静かにプレゼントを置いて、静かにドアを閉めて去っていきましたw
もちろん当時の弟にそんな真実言えるわけもなく…w 今日初めて弟にバラしましたw
弟大爆笑w そしてこの話を誰かに話すと必ず笑われますw
次の日、さすがにルルは疲れて動けず、昼間で寝ていた。目が覚めて起きると、ベッドの隣にタッキーの姿はない。
着替えてリビングに行くと、タッキーはキッチンにいた。タッキーはルルを見つけて声を掛ける。
「おはようルル、やっと起きたね。食事は出来ているよ」
「おはよう、ありがとうタッキー。ごめんね、なかなか起きられなくて…あなたは元気ねぇ」
ファ~~と、あくびをするルル。まだちょっと眠そうだ。
「アハハ。ボクは畑担当と毎日合体・分離してるから、回復も早いんだよ。それにいつもより沢山食べれば、それだけでも早く回復するんだ」
そういうタッキーに、ルルは羨ましそうにする。
「タッキーは便利な体してるわねー。じゃ、いただきます」
そう言うと、ルルはタッキーが運んできた料理を食べ始める。小さなタッキーだが、料理の時や料理をテーブルに運ぶときなどはミョーンと、ひょろ長く体を伸ばすのだ。魔物と戦う時と同様、魔力を使って大きくなれるのは10歳の人間の子供位の大きさと体積までだ。
タッキーはルルの座っているテーブルの向かい側の椅子によいしょ…っと座ると、食事をしているルルに話しかける。
「ねぇルル、食べ終わったらさ、ちょいと森へ行ってみない?昨日ちらっと辺りを見たら、キノコが生えてきてたから、今日はキノコ狩りをしてみようと思うんだけど」
「キノコ?うん、いいわね!行きましょう!」
ルルは喜んで賛成した。
午後、二人はキノコ狩りをするために森へ入っていく。
「あっ。あったわ、キノコ」
ルルが早速目ざとく見つける。
「こっちにも生えてるよ」
タッキーもキノコを採る。今はまだちょっと少ないが、それでもちらほらとキノコが生えてるのが見える。
「結構生えてるわね。昨日は急いでいたから気付かなかったわ」
「ボクはニオイで気付いていたよ。ちなみにルルはキノコの見分け方、わかる?」
タッキーがそう聞くと、ルルはちょっとムッとして言う。
「わかるわよ!お母さんに教わったもん!」
「へえ~、君のお母さんは本当に子育て上手で教育熱心で、すごい人だったんだね」
そうタッキーが褒めると、今むくれていたルルの顔がパッと明るくなる。
「でしょ?自慢のお母さんだったのよ!」
ルルはえっへん、と胸を張る。
「それにしても…昨日は結構派手にやっちゃったなぁ…」
タッキーは辺りを見渡して呟く。所々森の中が荒れている。ルルとタッキーが魔物と戦った跡である。倒して放置していた魔物の肉はもう食べられてなくなっていたが、ツノや牙などの素材として使えそうなものや魔石などは残っていたので、二人で拾い集めてタッキーが収納ポケットに仕舞っていった。
お読みいただきありがとうございました。




