表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生き抜け!!サバイバルあってのスローライフです!  作者: 櫻庭 明日香
エピソード1
7/109

エピソード1-④

「植えて…育てるの?そんなことができるの!?」


「大丈夫、できるよ。増えるのはゆっくりだけどね」


「本当!?じゃあやってみて!」


 次の日の採取では根をつけて取ってきた薬草をタッキーが耕した土に植えた。

「これでヨシ!!」

 タッキーがポンポンッと植えたところの土をたたく。

「本当はもーちょい土をよくしたいんだけど…ま、この薬草は荒れ地でも育つしね。あとは水と肥料を時々あげればいいよ」


「肥料って…?」


「それはもちろん、ボクの○○〇!!」


 ルルの顔がちょっと曇る。


「あっ、大丈夫大丈夫!!小さくてぽろぽろしてるし、ボクがやるからさっ!!」


「そう…なら、いいけど」

 ホッとするルル。


「肥料はね、落ち葉を集めて…とか食べ物の残りとかからも作れるんだよ」


「へぇ~~。なんでも知ってるのねー」


「ボクの特殊能力さっ!!」

(…とっても便利な言葉だ…)


「でも、ここに植えてて誰かに盗られたりしないかしら」

 心配そうにするルルにタッキーは「ボクの分身に見張りをさせるよ」と言った。


「分身?」

 分身とは何だろうか。疑問で頭がいっぱいのルルの目の前でタッキーは2つに分かれ、分身の実演をして見せた。


「えええ!?タッキーが2匹に増えた!?」


「ボクはね、分身が作れるんだ。その分小さくなっちゃうけど」


「どっちもタッキーなの?」


「そう。でね、またくっつくこともできるんだよ」

 タッキーは自慢げだが、ルルにはなんだか珍妙な生き物に映っていた。



 タッキーはスライムになる前は農民だったので、畑仕事は得意だ。12歳で死んでしまったが、農作業は大体親の手伝いをして覚えている。

(また農業ができるんだ…うれしいな)

 タッキーは久々の農作業に張り切っていた。

スライムって、う〇〇するんですかね…?ちなみに母にこれ聞いたら「ファンタジーだしw」って答えが返ってきましたw

お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ