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生き抜け!!サバイバルあってのスローライフです!  作者: 櫻庭 明日香
エピソード2
62/123

エピソード2-③

シャオネキ強すぎぃ…勝てたけど何回負けたかわからん…(遠い目)

 夫婦の依頼を正式に受けたルルはアンナに

「じゃあココクルの資料をください。どんな植物か、どの辺に生えているのかを知りたいです」

 と頼む。タッキーもアンナに

「それと、その近くに現れる魔物の情報も欲しいです」

 と、付け加えるように資料の追加を頼んだ。

 「わかりました。すぐにご用意します」と、アンナは二人に告げ、急いで頼まれた資料を用意する。ルルとタッキーは渡された資料を、穴が開くくらい真剣に目を通す。


「よし、覚えた!」

 タッキーは一度見たものは忘れない。これですぐに出発できるぞと冒険者ギルドを出ようしたタッキーは、ふと思い出して収納ポケットからイグリスにもらった薬を出して、夫婦に近寄る。

「そうだ、解熱剤を持ってますので、これを飲ませてください。少し熱が下がって楽になると思います」

 そう言って夫婦に解熱剤を手渡した。


「「ありがとうございます!!」」

 夫婦は受け取ってすぐに男の子にその薬を飲ませる。それを見ていたルルは、ある疑問が浮かんだのでタッキーに聞く。

「あれってイグリスさんにもらった薬よね?痛み止めじゃなかったの?」


「同じものなんだよ、痛み止めと解熱作用。この薬には2つの作用があるんだ」


「そうなんだー」

 タッキーの知識の豊富さに感心するルル。


「ありがとうございます。最近は熱さましの薬も、なかなか手に入らなくて…」

 と、父親が申し訳なさそうにお礼を言う。


「お気になさらないでください。たまたま手元にあったものをお渡ししただけですので」

 タッキーはにっこりと微笑みながら夫婦にそう告げる。ルルも

「そうですね、今は薬が何もかも不足していますから…。待っててください。日暮れまでにはココクルを取って戻りますから」

 と、夫婦に言う。そして男の子の手を取って「もうちょっと頑張ってね」と励ました。


「「よろしくお願いします」」

 夫婦は揃ってルル達に頭を下げ、「「わかりました」」とルル達も答える。


「「行ってきます!!」」

 ルルとタッキーは元気よく返事をして、冒険者ギルドを出発した。


お読みいただきありがとうございました。

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