エピソード2-②
日本語版ライブラリーオブルイナ、やっと先日言語の階の完全開放まで進みました。そしてゲブラー姉さんが暴力の権化となりましたw
あと沈黙の対価君が大嫌いになりましたw
「ええっ!?ルルちゃんEランクになったの!?」
そうアンナに言われてルルは首を縦に振る。
「はい。リトリア村で依頼を受けていたら、Eランクに上がったんです」
「本当!?ルルちゃん!!」
アンナはルルの両肩を掴んで、すごい勢いで話を続ける。
「お願い、ココクルを採取して!!Eランクなら受けられる依頼なのよ!」
「ええっ!?そうなんですか!?」
そうアンナに言われて驚くルル。
そしてアンナは間髪入れずギルドマスターに向かって叫んだ。
「ギルドマスター!!Eランク冒険者見つかりましたー!!」
「「「えっ!?」」」
アンナの叫びを聞いたギルドマスターと夫婦は驚いて思わず声を上げた。そしてアンナの方を見て、アンナの視線の先にルルとタッキーがいることに気付いた。
「ルルちゃんじゃないか!えっ!?君はFランクじゃなかったっけ!?」
驚くギルドマスターに、アンナはルルの冒険者カードを見せる。
「Eランクです!!リトリア村でランクアップしたそうです!!」
ギルドマスターはアンナからひったくるようにルルの冒険者カードを自身の手元に持っていき、そして顔を近づけてカードの冒険者ランクのところを凝視し確認する。
「本当だ!!凄いな!!ローレンさん、見つかりましたよ、採取できる人!!」
確認が済んだギルドマスターが夫婦の方を見てそう叫んだ。
「本当ですか!?ああよかった…よかった…」
「でも、こんな小さいお嬢さんが…?」
夫の方は目を潤ませ、妻の方はちょっと心配そうにルルたちを見る。
そんな不安そうな彼女にギルドマスターは笑顔で胸を張り、自信満々に答える。
「大丈夫ですよ!こう見えてルルちゃんもテイムモンスターのタッキーも、凄く強くて頼りになるんです!!」
ギルドマスターに褒められて、タッキーは胸(?)を張って答える。
「そうですとも、任せてください!!ルルもいいよね?」
「うん!もちろんよ!!」
しかし小さな女の子が、それも使役するのが小さなスライムなのを見て、夫婦には不安しかなかった。バスケットボール大位しかないスライムに、何を任せられるのだろう…。そしてスライムくらいしかテイムできていない女の子が強いのだと言われても、納得できるはずもなく…。
「「他に誰かいないんですか!?」」
夫婦は泣きながらギルドマスターに詰め寄る。
ギルドマスターは困った顔で夫婦に答える。
「あなた方が何を考えているか、大体わかりますが…ギルドのランク付けは正当な物です。ルルちゃんとタッキーにはEランクの能力があります。…それに、他に誰も引き受けられるものはいません。信じてもらえませんか?」
ギルドマスターの言葉に、夫婦は少し考えこんでから「わかりました。お願いします」と答えた。
そして、その言葉を聞いたルルはにっこりと笑顔で「はい。依頼を承ります」と答えた。
メモ書きついでにエピソード1終了時点での2人のステータスを載せておきます。
タッキー 種族:スライム
Lv:55 状態:テイムモンスター テイム先:ルル
HP:230 MP:230
STR:55 VIT:40 INT:62 MND:50
AGI:42 DEX:77 LUC:85
スキル:鑑定眼Lv3
形状変化Lv8
毒生成Lv7
薬調合Lv3
解毒魔法Lv7
探知Lv3←new!
収納Lv∞
魔法:土魔法Lv2←new!
ルル 種族:人間 冒険者ランク:E
Lv:15
HP:65 MP:437
STR:9 VIT:5 INT:18 MND:10
AGI:83 DEX:23 LUC:81
スキル:危険察知力Lv3
超速Lv2
魔法:テイムLv2
テイム数:1
テイムモンスター:タッキー
お読みいただきありがとうございました。




