エピソード1-㊾
ゴールデンウィークまでにEP1書き終わんなかった…(´・ω・`)
しかも原稿の順番ミスが見つかって前話を修正しなきゃなんなくなった…。
うっかりミスが多い母娘の小説ですが、少しでも皆様が面白いと思えるように頑張ります。
あともう少しでEP1が終わります。
ようやく目を開けたルルは、まだ頭がぼんやりしていて状況がよくわかっていない。なぜ自分は寝ていたんだろう?どうしてタッキーは、今にも泣きだしそうな顔をしているのだろうか?確か、魔法の試し打ちをしていたはず…。
「あの…ギギルさん、私…なんで、寝て…?」
「剣の魔法攻撃を放ったんだよ。魔力を使いすぎて倒れちまったんだ。ホレ、あっち見てみ?」
ギギルがルルに、深く抉れた地面の方を指さして見せる。
「ええっ!?これ、私がやったの!?」
元々荒れ地だった"庭”だが、そこへルルは一際大きな傷跡を残した。それが自分の魔法攻撃で出来たものだなんて…と、ルルは自分でも信じられなくて目を丸くして見ていた。
そんなルルを見ながらギギルが話を続ける。
「ああ、スゲーよ。ある程度の威力は予想していたんだが…まさかここまでスゲーとはな。…だがな、自分の限界を超えた魔法攻撃を出すと、死んじまうんだ。今回は魔力回復ポーション2本で助かったがな」
そう言うとギギルはルルの目の前にポーションの空瓶を2本出して見せた。
「このポーションは1本で100の魔力を回復するんだ。それが2本だから200だ。元々の魔力値が高かったから、2本飲む程度で済んだんだろうな」
「ルル、リトリア村で依頼をこなして結構レベルが上がって、魔力値もかなり上がって437になったんだよ。それを全部使った上で、多分更に体内で魔力を無理矢理作り出して消費したから、魔力値がマイナス141にまでなったんだよ」
「えぇーーっ!?私、141も足りなくなってたの!?」
ギギルの言葉に続いて、タッキーの言葉を聞いたルルは更にびっくりする。
「そういうことでだ、嬢ちゃん。魔力が上手く調節できるようになるまで、魔法攻撃は使わないでおけ。単に剣としても申し分なく使えるから、しばらくは問題ないだろう。誰か魔法の上手い奴にみっちり稽古をつけてもらって、自分が持ってる魔力の範囲内で使えるようになれ。実戦で使うのはそれからだ。いいな?」
「は…はい…」
ギギルがルルに丁寧にしっかり深々と釘を刺す。ルルはちょっと青ざめながらそれに答える。
「そら、こいつをお守り持っとけ。サービスしとくぜ」
そう言ってギギルはルルに魔力回復ポーションを3本渡し、にっかりと笑った。
「「ありがとうございます」」
ルルとタッキーは揃ってギギルにお礼を言った。
「また何か欲しいものがあったら来てくれよ」
「「はい!!」」
「じゃあな。気を付けて村へ帰れよ」
お読みいただきありがとうございました。




