エピソード1-㊹
ゴールデンウィークということで、今まで書けなかった分まとめて書いて投稿ラッシュじゃーw
母にはエピソード1の終わりまで書くように言われたので、頑張りますw
リトリア村の冒険者ギルドへと戻ってきた2人は、早速ギルドの受付カウンターへと向かった。ルルは申し訳なさそうに「アカラカ、もう少し採れるかと思ったんですけど…足りますか?」と、恐る恐るウルミアに尋ねた。
アカラカを計量していたウルミアは、にっこりと笑って
「大丈夫よ、ルルちゃん。ギリギリだけど依頼量を少し上回ってます。すごいわね~、半日でこれだけ採ってくるなんて。アカラカは元々あまり沢山は採れない物なの。だから、依頼達成には2日かかると思っていたのよ」
とルルに言った。ウルミアの言葉にルルはホッとする。
「そうなんですか?あー、よかった~…」
ホッとしているルルを微笑ましげに眺めながら、ウルミアはアカラカの計量を終えて、次に魔物の買取の査定へと移った。「えーっと、魔物の方は…」と言いながら魔物を見るウルミアに、タッキーは恐る恐る尋ねる。
「ごめんなさい。ジャイアント・コブラの皮は売り物になりませんよね…?」
「そうねー。あんまり細切れなのは無理だけど、この辺は結構大きいから買い取れるわ。魔石もあるし、牙もあるし…そこそこ値段が付くから大丈夫よ」
ウルミアはそう言ってタッキーにウインクする。それを見たタッキーは赤くなって、ちょっとクラッとしている。(あー…また始まった…)と、ルルは呆れながらタッキーを見ていた。
そうして魔物の買取の査定が終わり、依頼料との合計金額を計算し終えたウルミアが、支払いの手続きを進めていく。
「査定の結果、ワイルド・キャットとホーンラビットは全部の毛皮が買取可能です。では今回の依頼料との合計の支払いを…」
と、ウルミアが言いかけた時、勢いよくバタンッと扉が開いてドタタタッと大きな足音がした。
「アカラカが採取できたって!?」
そう息を切らしてギルドへと飛び込んできたのは、イグリスだった。
お読みいただきありがとうございました。




