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生き抜け!!サバイバルあってのスローライフです!  作者: 櫻庭 明日香
エピソード1
39/123

エピソード1-㊱

被災された皆様方の一刻も早い復興をお祈り申し上げます

 タッキーがルルに言われてやっと正常に戻ったと同時に、ウルミアが資料を出してきた。


「はい。こちらがFランクで採取できる植物、こちらが狩れる魔物の一覧になります」


 二人は差し出された資料を見る。どちらも名前や特徴、出現場所などの情報の他、一つ一つ丁寧に描かれたイラストが付いていてわかりやすい。全体の半分ほどがロドリ村では見たことがない種類だ。各々十数種類くらいだった。

 ルルがタッキーに「全部覚えられる?」と聞く。タッキーは胸(?)を張って「大丈夫、全部覚えられるよ!!」と、自信あり気に答える。


「大丈夫ですよ。選んだ依頼書は私が確認しますから」

 と、ウルミアも言う。それを聞いたルルはにっこり笑って「じゃあ、掲示板から探してきますね」とウルミアに言い、タッキーと一緒に掲示板の前へ移動した。リトリア村の冒険者ギルドの掲示板は、ロドリ村の冒険者ギルドのよりも大きい。


「リトリア村の冒険者ギルドは掲示板も大きければ、依頼の数もロドリ村より多いね」

とタッキーが言う。


「本当ね。冒険者さんたちの数も多いし…あ、これとかどうかな?」

 ルルが選んだのは薬草の採取の依頼で、初めて見る種類の薬草だ。ただ、ちょっと強い魔物が出る場所に生えているらしい。


「出現する魔物も、Fランクで狩れる魔物の一覧の中にあったやつだね。もし出てきたら、ついでに狩っちゃおうか。ツノや皮はお金になるみたいだし」


「そうね、いいかも!!」

 タッキーの提案に、ルルも賛成した。



「ウルミアさん、この依頼を受けたいんですけど」

 ルルがウルミアに依頼書を差し出す。

「はい、拝見しますね。…大丈夫です、Fランクで可能ですよ。ただ…ちょっと量が多いんですけど、大丈夫ですか?持てますか?」


「あ、それならボクのポケットに入れるんでご心配なく」

 と、タッキーは胸(?)を張る。


「ポケット?」

 ウルミアがきょとんとしていると、ルルが

「タッキーの体の中にしまっておくの。なんでも入るのよ。沢山入れても全然平気なの!」

 と自慢気にウルミアに言う。


「まあ、そうなの!頼もしいわね!」

 

「いやあ、それ程でも…」

 ウルミアに褒められて、タッキーも嬉しくて少し赤くなりながらも謙遜する。


「じゃあ、気を付けて。いってらっしゃいませ」

 ウルミアは笑顔で二人を送り出した。

お読みいただきありがとうございました。


追記:小説を書いている途中、「あれ、二人のステータスって今どうなってんの?」と今の今までステータス値を更新してなかった事実に気が付いたので、筆者のメモ書きも兼ねて現時点での二人のステータス値を載せておきます。母娘共々うっかりしてました…。


タッキー    種族:スライム

Lv:55 状態:テイムモンスター テイム先:ルル

HP:230 MP:221

STR:55 VIT:40 INT:60 MND:50

AGI:40 DEX:70 LUC:80

スキル:鑑定眼Lv3

    形状変化Lv6

    毒生成Lv5

    薬調合Lv2←new!

    解毒魔法Lv2←new!

    収納Lv∞



ルル    種族:人間   冒険者ランク:F

Lv:15

HP:65 MP:194

STR:9 VIT:5 INT:18 MND:10

AGI:80 DEX:23 LUC:80

スキル:危険察知力Lv3

    超速Lv2

魔法:テイムLv2

テイム数:1

テイムモンスター:タッキー

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