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生き抜け!!サバイバルあってのスローライフです!  作者: 櫻庭 明日香
エピソード3
108/115

中間小話~新たな遺産・その①~

※えー、この小話についてですが、内容がアレなため、食事中にながら読みしないことをお勧めしますw

 ある日、タッキーにジークフリートから念話が届いた。

『タッキー君、こんにちは』


『ジークフリートさん、こんにちは。先日はどうもありがとうございました』


『いえいえ、こちらこそ美味しい肉をご馳走になりました。ところで、また受け取り主のない遺産がありまして、ぜひタッキー君に受取ってほしいんです』


『またですか…?』

 これで遺産を受け取るのは3回目だ。

『そりゃあ…ポケットには無限に入りますけど…今度はどういったものなんです?』


『いえね、畑で使うものなんです。ですがドラゴンは畑なんて作らないし…誰も受け取ってくれなくて、困っているんです。タッキー君なら役立ててくれるかなぁ…と思いましてね』


『はあ…別にいいですけど』


『そうですか!ありがとうございます!では、例の森の奥でお待ちしていますので、ぜひいらしてください』

 ジークフリートの声は、とても嬉しそうだった。タッキーはOKしたものの、なんとなく歯切れの悪い説明が気になった。



 いつもの、森の奥の待ち合わせの場所に行くと、もうジークフリートは待っていた。

「お待ちしておりました、タッキー君。さあ一緒に参りましょう」

 そうしてタッキーはジークフリートの背中に乗って、ドラゴンの里へと向かった。



 里へ入ると、タッキーはジークフリートの背中を降りた。1頭と1匹一緒に歩いて墓場へ向かう。しかし、墓場の方から何やらかぐわしい香りがしてくる。これは、田舎の肥溜めの香り…しかも、おそらく沢山ある…。

 タッキーはジークフリートについて後ろを歩いていたが、歩みを止め、そっとそのまま後ずさる。それからくるりとジークフリートに背を向けて、ダッシュで逃げようとした。が、ジークフリートにむんずと背中(?)を掴まれ、止められてしまった。

「まあ、せっかくここまで来たんですから、遠慮しないでください」

 ニッコリ笑顔で言うジークフリートにタッキーは

「いやっ、これは、このニオイはアレでしょう!?絶対にっっ!!」

 みなまで言い終わらないうちに、ジークフリートはタッキーを掴んだまま、ズンズン進んで墓場へ入っていった。

嫌な予感してるそこの読者の皆さん、おそらく当たりですw


お読みいただきありがとうございました。

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