17 嬉し恥ずかしのお祝いパーティー
ブックマーク&ご評価、ありがとうございますっ!!٩( ´◡` )( ´◡` )۶
いつもお読みくださり、感謝です♪
いつも書く前は、3、4000文字にまとまる予定が、6、7000文字にまで膨れ上がる不思議……(・ω・`)
読者の皆様にきちんと伝わり、かつ感情移入もでき、短く端的にまとめられる作者の方々が凄いなぁと思う今日この頃です(´Д`)
今日は本当に濃い一日だった。
頭も使うわ、身体も使うわ、気も使うわ、臭いも付着するわで、色々なことがあった。
念のため肩にかかる銀髪の束を手で取って、すんすんと嗅いでみるが……特に臭わない。わたしの鼻が麻痺してなければ、だけど。とりあえずあの臭いだけは連れて帰りたくないから、一安心と思っておくことにしよう。
「はぁ、疲れた……」
フルーダ亭の前に着くころには、ちょうど夕陽も外壁の奥へと姿を隠す頃だった。
街に等間隔に置かれた篝火が明かりを増す時間帯へと、移り変わっていく。
「ただいまー……」
この世界に転生してきて、フルーダ亭に居座るようになってから久しぶりに使うようになったこの言葉を、わたしは気に入っている。
だからもう少し明るく言いたいところだったけど、どうにもわたしの基礎体力は低いままなので、いくら<身体強化>で倍増していたとしても、さすがに今日は疲れたし、眠気も徐々に深くなってきていた。
お腹もかなり空いているので、きっと夕飯を食べたらすぐに寝てしまうだろう。
「あ、おかえり! セラちゃん、待ってたよ~!」
フルーダ亭の扉をくぐると、プラムの明るい声がわたしを出迎えてくれた。
当然、客がいるはずもないので、いつも通り暇そうにフロアを掃除しながら出迎えてくれたのかと思ったのだが――今日は意外なことに、食事をするための席に複数人の影があった。
「あれ……皆、どうしたんですか?」
円卓を囲うように座っていたのは、レジストン、ディオネ――そして最も意外な人物、グラム=ピラーネ=ガッテンツォン……つまりグラム伯爵が座っていた。
レジストン、ディオネの姿はもう見慣れたものだけど、貴族然と背筋を伸ばしたグラム伯爵がフルーダ亭の客席を囲っている、というのはかなり違和感があった。
グラム伯爵の背後には数人の侍従侍女と、彼の執事が壁際で控えている。
何事かとわたしは目を瞬く。
「あ、あれ……セラちゃん、なんだかあまり嬉しそうじゃないね。も、もしかして……試験、落ちちゃった?」
慌てて近づき、わたしと目線を合わせて心配そうに覗き込むプラムに、わたしはくすぐったい気持ちで思わず笑ってしまう。
「ううん、ちょっと疲れただけだよ。試験は――ほら」
わたしは脇に抱えていた証書と小箱をプラムに渡した。
プラムは自分の事のようにウキウキとしながら、小箱を一旦近くのテーブルの上に置き、証書を両手で広げて「わぁーっ!」と嬉しそうに声を上げた。慌てなくても小箱は逃げないのに、急ぎつつも証書を丁寧に丸めて、次は小箱を手に取って開ける。中に入っている記章を目にすれば、プラムは笑顔のままくるりとその場で一回転して喜びを露わにしてくれた。
「ふふっ」
気付けば、わたしは自然と声をだして笑っていた。
今は身体に精神が引きずられて子供染みた性質になっているとはいえ、200年を生きた過去の記憶や情報は無くならない。
そのため、よほど感情が高ぶらない限りは、わたしは無意識に理性で感情を抑えつけてしまうのだ。だから――こうしてわたしの代わりに素直に喜んでくれるプラムを見ていると、まるで自分の表に出せない感情がそこにいるようで、とても心が温まるのだ。
はにかむわたしを見て、今度はギュッと抱きしめ、笑顔で後ろ髪を撫でるプラム。
もしかして、わたしが子供の精神へと引っ張られたのは、プラムの甘やかしが原因なのでは――なんて思ったけど、彼女の暖かさは心地がいいので、思わず目を細めて身を預けてしまう。
「セラちゃん、みんなにも報告しなくっちゃ!」
離れていく温もりを少し残念に思いながらも、わたしは彼女に手を引かれ、わたしたちの様子を口を挟まずに見ていた三人の元へと歩いていく。
三人ともわたしの顔を見て、明らかに「親に頑張った成果を褒めてもらった後の子供」を眺めるかのような雰囲気があったことに恥ずかしさを覚えたが、そんなことに構わずに、プラムはクラウンの資格を示す証書と記章を机に並べて、みんなに見せた。
「おめでとう、セラフィエル君」
最初にそう言ってくれたのは、グラム伯爵だった。
やや白髪交じりの初老の紳士が柔和にほほ笑む姿がやけに絵になる。
わたしは改めて貴族令嬢のように佇まいを直し、静かに一礼し「ありがとうございます」と返した。
「うん、これで衣服をドレスにしてしまえば、立派な貴族の息女が完成だね。ふふふ、うちは子供たちが二人とも成人してしまったから、少し寂しいんだ。どうだい、今からでもガッテンツォン家の養子にでもならないかい? 今は家督を息子に継がせているから、彼の許可が必要だけど、まあ反対はないだろう」
「お、お言葉は有難いのですが……今はそのつもりは、ありません」
「ふふ、そうかい? 残念だが、無理強いするものでもないからね。気が変わったら、そのときに遠慮なく言ってくれたらいい」
「は、はい」
予想外の誘いに驚くも、グラム伯爵は無理に話を引っ張らずに収めた。けれども、たぶん……わたしが「はい、是非に」と言っていたら、トントン拍子で話が進んでしまっていたような気がする。
いまだにグラム伯爵は穏やかな笑みを浮かべているが、その瞳に冗談の色は見えなかったからだ。これだから貴族は恐ろしいというか、油断がならない。
言葉一つで生活環境が一変するような爆弾を平気で落としてくるからだ。わたしはバレないように一息つくと、グラム伯爵の横に座るレジストンが、耐え切れずに笑い出す。
「グラム殿。さり気なく人の秘蔵っ子を引き抜こうとするのは、勘弁いただきたいところですねぇ」
「ふふふ、これは失礼」
はっはっは、ふふふ、とレジストンとグラム伯爵が貴族風の含み笑い合戦を始めだし、少し蚊帳の外になってしまったディオネがため息交じりにその様子を眺めていた。
でも、そうか……グラム伯爵は家督を息子に継いだわけだから、もう伯爵位自体は持っていないことになるのか。今度からは呼び名を「グラム伯爵」から「グラム前伯爵」に変えた方がいいかもしれない。
妙な空気になっても執事や侍従侍女の皆様は、平静を保って静かに茶のおかわりをそれぞれのカップに注いでいた。
おお……今気づいたけど、テーブルの上の皆のカップに注がれているのは、紅茶だ。
懐かしい匂いとともに、思わずジーッとカップを見ていると、わたしの視線に気づいたグラム前伯爵が手を挙げ、執事が恭しくお辞儀をすると、あれやこれやと、あっという間にわたしの前にも紅茶の入ったカップが用意された。
「喉も乾いたことだろう。それで潤すといいよ」
「ありがとうございます」
ここで謙虚に出るのは逆に迷惑だということは分かっている。わたしはお礼を言って空いている席に座り、湯気の出ている紅茶を喉に通した。
前回は夢の中で赤と一緒に飲んだ百均紅茶パックの味だったけど、やっぱり現実に飲む紅茶は美味しい。
紅茶の香りと僅かな渋み、そして薄い甘味が喉を通り、わたしはふぅと息をついた。
「これ、美味しいよね~。こんなに美味しいお茶、初めて飲んだからビックリしちゃったよ~」
その横で、わたしを出迎えるまで座っていたであろう席に再び収まったプラムが、くぴくぴと無遠慮に紅茶を飲んでいた。
たぶん……これが高級茶葉で、この世界では貴族御用達でしか手に入らないものだと知らないんだろうなぁ……と思いつつ、幸せそうに紅茶を飲み干すプラムの姿に微笑んでしまう。
プラムはいつの間にかすぐ後ろに移動してきた侍従に「おかわりはいかがですか?」と聞かれ、嬉しそうにカップを差し出す。そしてお礼を言って、新しく注がれた紅茶をまた勢いよく飲んでいく。
――と、ここで厨房の方の扉が開いたかと思うと、一気に芳しい匂いが漂ってきた。
こ、この匂いはっ!?
あまりにも懐かしく食欲を誘うその匂いにわたしは、はしたなくもその方向に首を勢いよく向け、凝視してしまった。
そこには……木製の大皿を片手に、エプロン姿のクラッツェードがいた。
クラッツェードが料理を!? という警戒心よりも先に、その大皿の上に盛られた物体へと視線が集中してしまう。
「おいおい、お前ら。今日のメインを前に、紅茶で腹一杯にしちまってるんじゃねーだろうな?」
「はぅ」
クラッツェードの突っ込みに、真っ先にお腹を押さえるプラム。
プラムお姉ちゃん、きっとお腹がタプタプになるほど紅茶を飲んだんだね……。
「セラフィエル、おかえり」
「うん、ただいま」
互いに笑みを携えて、帰宅の挨拶を交わす。
「ほれ、セラフィエル。肉汁で汚れるから、それを退けろ」
「あ、うん」
プラムが置いた机の上の記章と証書を別のテーブルに退かすと、円卓のど真ん中にクラッツェードが大皿をドンと置く。
大皿の上に鎮座していたそれは――やはり、わたしが思い描いていた食材であった。
「ク、クラッツェードさん……これって……」
「ああ、肉だ。平民街じゃ滅多にありつけねぇ――ご馳走だな」
単純に窯で焼いた肉だが、あふれ出る肉汁と匂いに口内が涎で満たされる。
部位としては腿肉だろうか。
赤黒く焼けた表面は噛り付きたいほど魅力的だ。
プラムは「わぁ」と口を開き、目を輝かせている。すでに口の端には涎が光っていた。
プラムだけかと思いきや……ディオネも目を爛々とさせ、いまにも飛び掛かりそうなほど目つきを鋭くしている。レジストンとグラム前伯爵は、ともに食す機会があったのか、そこまで目色を変えることはなかったが、眼前の料理を楽しみにしている雰囲気は感じ取れた。
でも……どうして急に、こんな肉が?
焼いて食べられるような動物の肉は、八王獣領に大部分が生息しているというのに。
たまたま領を出て、近くの山まで来ていたのだろうか。
それとも――。
わたしはハッと周囲を見渡す。
……いない。
すっかり今の今までその存在を忘れてたけど、一度意識しだすと気になって仕方がなかった。
まさか………………あの変わり果てた美味しそうなお肉は――――。
「グァッ!」
「ふぐっ!?」
突然天井から何かが頭上に落下し、爬虫類特有の感触がずっしりと伸し掛かる。
危うく額をテーブルに打ち付けそうになったが、何とか持ちこたえる。
「ありゃ、ハクアちゃん。紅茶の匂いを嫌って天井に逃げてたのに、お肉の匂いに誘われてきたのかな?」
「グアァー」
まるで「そうだ」と言っているかのように一鳴き。そこには「この肉は自分じゃない」という主張も含まれているのかもしれない。
そして何故かわたしの髪をハムハムと噛み始める。どちらかというと甘噛みみたいな感じなので、髪が引きちぎられる惨事にはならないが、それでも髪がグシャグシャになってしまうから嫌だ。
「ちょ、止めてよっ、ハクア!」
デコピンの要領でハクアの鼻頭を指で弾くと、ようやくペタペタと人の頭に足跡をつけながら肩の方へと降りて行った。
「もう……」
「グァ」
頬を膨らませながら髪を直すわたしなんて既に眼中にないようで、わたしの肩幅よりも大きい図体しておきながら器用に肩に乗っかりながら、物珍しそうに大皿の上めがけて首を伸ばしている。
「ハクアちゃんはセラちゃんが大好きだね~」
口元に手を当てながらプラムが笑ってくれるが、わたしとしては愛情表現にしてももう少し主を慮る気持ちを見せてほしい。
「ほれ、肉を切り分けるから、冷める前に食っちまうぞー」
クラッツェードがナイフとフォークを器用に使い、腿肉を食べやすいサイズに切り分けていく。
断面から湯気が立ち上り、いっそう漂う香ばしい匂いと、ピンク色の柔らかそうな肉質が食欲をさらに刺激してくる。
「はっはっは、気に入ってもらえたようだね。クラウン合格祝いには何がいいかとディオネと相談していたんだけどね。どうせなら普段食べられないものがいいんじゃないかって話になって、王城の厨房から一つくすねてきたんだよ」
なんかとんでもない話を聞いた気がするんだけど……。
どうやら、この肉はレジストンが用意してくれたものみたいだ。
クラウン合格祝い、と言っているけど、どう考えてもわたしが試験を受けている最中に用意したものだ。もし不合格だったら、この肉はどういう趣旨で振る舞われていたんだろう……などと余計なことを考えてしまうが、それを口にするのは野暮なので言うようなことはしない。
でもそっか……どうやらレジストンもディオネもグラム前伯爵も、そしてプラムもクラッツェードも――わたしを祝うためにこうして一同に会してくれてたんだ。
そう思うと、自然と顔が熱くなる。
くぅ、嬉し恥ずかしい。
「あ、ありがとうございます。でも、王城で養殖している動物がいるんですか?」
「まさか。これは八王獣領から仕入れた鹿肉だよ。ああ、この辺りは図書館の本を読んだだけじゃ分からないことかな? そんなに頻繁ではないけど、人間種、精霊種、八王獣の三種間で交易は行われているんだ。それぞれの特産品を交換してね。その一環で今回は鹿を数頭仕入れたんだよ。そろそろ王城でもパーティーが開かれる時期だから」
わたしが新しい情報を頭の中で整理している間に、レジストンは「あと、これも」と彼の椅子下に置かれた麻袋から一つのトマトを取り出し、わたしに向かって投げてくれた。
「これは……」
「それは今回の交易で精霊種から仕入れた野菜だよ。食べてごらん」
わたしはおずおずと立派に実ったトマトを両手でつかみ、口へと運ぶ。
確かな歯応えに、口の中にあふれ出る汁。何度か咀嚼すれば、トマト自体の味が広がっていく。
「美味しい……けど」
「うん、今まではその味が王城の中でも最上級の味とされていたんだけど――セラフィエルさんの菜園で作ったトマトの方が美味しいんだ」
「はい」
確かにこのトマトは、トマトの味をしている。
あの水分だけの味のしないトマトとは違う。
でも……わたしが最近栽培の成功したトマトと比べると、味が落ちるのだ。
「俺はこの味の違いが……今後の精霊種との交易、そして盟友関係に大きく影響を及ぼすんじゃないかなって思っているんだ。良くも悪くも、ね。これから君は王都外に出る機会も増えていくことだろうから、一応、教えておこうかと思ってね」
「……はい、ありがとうございます」
可能性は少ないとはいえ、もし今後、精霊種と近づく機会があったとすれば、もしかしたらこれは交渉材料になるかもしれない。わたしはそう思い、レジストンに礼を言った。
「おしっ、切り分けたぞ! おい、食卓でそんな堅苦っしい話題してねーで、今はこいつの合格だけを祝って食おうぜ」
クラッツェードの言葉にディオネは「その通りだ、早く食べよう」と催促し、グラム前伯爵も「ふふ、そうですな」と同意を示した。プラムやハクアに至ってはもう待ちきれない様子だ。
わたしとレジストンも頷き、食卓の上へと向き直った。
「それじゃ改めて。合格おめでとう、セラフィエルさん」
――この世界に転生して、誰かに祝ってもらう機会が多くなった気がする。
そんなわたしだからか、未だに照れたり恥ずかしがったりという感情が芽を出してくるが、祝福を込めた皆の歓待がそれ以上に嬉しく、わたしはもう一度「ありがとう」と応えた。
それからは仕事の話なんて無しだ。
皆が珍しくクラッツェードが真面目に作った料理と新鮮な素材に舌鼓をうち、何気ない世間話をして盛り上がる。
ガダンのことはプラム以外の全員が知っているほど有名人で、さすがはクラウンマスターという役職に就くだけのことはあった。
そんなガダンの鼻っ面に蹴りを見舞った話をしたら、何故かディオネが一番笑っていた。曰く、あの巨漢がわたしのような小柄な子供にあしらわれた様子を想像して、ツボに入ってしまったらしい。
一通り食事が済み、誰もが食後の余韻に満足そうに浸っていると、今度はなんと……グラム前伯爵がわたしへのプレゼントにと、一着のコートを出してくれた。
執事が布袋から出したコートは派手すぎず、黒を基調としたもので、要所に金と銀の糸で編まれた細かい刺繍がなされていた。
コートの内側には防寒作用のある皮が敷かれており、外側は水を弾く生地でできているらしい。さらに収納用のポケットが内外に幾つもあり、背部には短刀やナイフを収納する鞘のようなものもついているという……実用性抜群のコートであった。
にこやかにグラム前伯爵は、そのコートを奥さんが手がけてくれたことを話してくれた。
奥さんといえば、3年前にあの草刈りをした広場で、ご自身のデザインの品評会をしたことで有名だ。
話を聞くに、家督を継ぐ息子さんと、騎士団に所属した娘さんのために、成人を機に自分で刺繍したマントをプレゼントしたらしく、以降はこうして上着物を自分でデザインし、馴染みの商会と一緒に作るのが趣味になっているらしい。
普段からグラム前伯爵よりわたしの話を聞いていたテトラ夫人が、1年前からこっそり祝い事のために作っていてくれたらしい。
わたしは早速コートを羽織る。
少しだけ大きかったけど、動きやすく、着心地のいい肌触り。そこまで重くなく、その場で一回転すれば、捻った身体の動きに合わせて違和感無く裾がついてくる。
「すごい……」
感嘆の言葉を吐けば、グラム前伯爵も目を細めて「良かった。気に入ってもらえたようだね。君の今の表情を伝えれば、妻も喜ぶことだろう」と言ってくれた。
忙しい中こうして集まってくれただけでなく、肉料理も然り、コートも然り、わたしのために――わたしのことを想って用意してくれた数々に心からこみ上げるものがある。
――あぁ、暖かい。
わたしはコートの襟をつかんで、ギュッと身体を包み込む。
そして今日集ってくれた全員を視界に収め、今日何度も口にした言葉を、万感の思いを乗せて言った。
「――ありがとう」
わたしのクラウン合格を祝う会は突然のことで驚いたし、こうして真っ直ぐに祝われるのは恥ずかしい気持ちもあったけど――なにより、このコートのように全身を包み込んでくれるような優しさに触れた気がして、とても嬉しかった。
2019/2/26 追記:文体と一部の表現を変更しました




