自身の端末以外での執筆活動には気をつけよう ~唐突なアカウントBANをされないために~
今回の出来事にどうにも気持ちの整理がつかずしばらく悶々としていたのですが、このまま時が経ち風化してしまうのも容認出来ずひとまず思った事や感じた事を書く事にしました。
先日、更新を楽しみにしていた作品が突然消えていました。
もしやと思い調べると作品だけでなく作者さんのアカウントもでした。
何か事情があったのかなと思いつつしばらく様子を見ていたものの復帰の気配が無く、外部で調べてみるとBANを食らったとの事でした。
なろうでも度々話題に上がる(上がっていた)不正なポイント稼ぎや規約違反活動や作品自体の問題等、BANされるような要素の思い当たらない作者さん&作品だったのでとてもショックで驚きました。
BANされたのは同一IPからの不正なアカウント使用があったという理由だったそうです。
その作者さんはインターネットカフェで(毎話なのか時々なのかは不明ですが)作品投稿をしていたとの事で、それが原因ではないかと推測されていました。
ちなみに問い合わせをしても具体的なBAN理由(不正使用の内容)は不明。やはりBANされた理由は当人にも明かされないようですね。
同じくアカウント復帰についても無理との返答しか得られなかったようで、なろうでの再活動は難しそうですね……。
自分は知らなかったのですがネットカフェは複数のPCを設置してあっても全て同一のIPなのだそうで。
つまり作者さんの活動内容自体には何も問題が無くても、その店で他の利用者が別アカウントでなろうを利用するともう危ないらしいですね。
とはいえBAN理由が不明な以上具体的に何が問題だったのかは分かりません。
不正を行っていなくとも同IPで他アカウントがログインする事が問題なのか、同IP内で複数のアカウントがブクマや評価やレビューなどptに関わる行為を行う事が問題なのか。
それこそ運営都合という伝家の宝刀もあるでしょうし。
自分と作者さんはリアルの知り合いだったという訳ではないので本当に作者さんが不正行為を行っていたという可能性も否定は出来ないとは思いますが……個人的にとてもそうは思えませんでした。
それこそ悩んだ末こんなエッセイを書いてしまうくらいには今も信じられない気持ちが強いです。
少なくとも作者さん自身は違反行為と無縁な真っ当な活動をしていた。
誰かに違反行為を依頼した訳でもない。
それでもBANという裁定を受けてしまった。
自分がPCやネットに詳しくない影響も大きいかもしれませんが、この出来事には「こんな事もあるのか」と意表を突かれる思いがしました。
唐突な事でなろうで活動出来なくなってしまった作者さんの辛さ無念さ。
好きな作品を読めなくなってしまった読者としての悔しさ。
対応が対応だっただけに今回の出来事に思う事は色々あります。
とはいえ作者さんに非が無いと同時に運営の対応が(過剰かは置いておいて)間違っているとも思えないので、強く文句を言う気になれないのもまた事実。
利用者と運営側で認識やスタンスに差があるのは普通ですが、色々不満はあるものの少なくとも運営さんは色々と頑張ってくれていると思います。
各種マニュアルやヘルプ、基本的注意事項やら何やらを見てみると運営が不正者とのいたちごっこを続けて来たのだろうなあと察せられますし。
明確な基準を示す事で抜け穴を探す(作り出す)人がいる以上その辺を暈すのも否定はできませんし。
でも……そうは言っても今回の事は流石に辛いのですよ。
タンスの角に小指をぶつけた時みたいに、誰のせいでもなくただ苦痛だけが残っている的なやるせない状態とでも言いますか。
OKの基準を示すと逆に利用されかねないというのは分かるのですが、少なくとも今回の同一IPのような「逆にこれをするのはアウト」的に処罰される例文的な物はもうちょっと運営側で示してくれてもいいのになあ、とは思いました。
漫画喫茶やインターネットカフェ、他にも学校などのPCも同じ扱いになっている事が多いのでしょうか。
作品自体に問題がある場合は内容に関する警告が来るそうですが、アカウント不正関連は警告無しでの一発BANが基本らしいので、読者側であれ作者側であれそういった場所でなろう(自身のアカウント)を利用される方はぜひご注意を。
もうこんな哀しみは味わいたくないのですよ……。
作品後半のバックアップが無かった事もあり今回の出来事で筆を折る事も視野に入れていたようですが、様々な方の応援や作品を望む声があったようでカクヨムの方でゆっくり上げ直しておられるようです。良かった……。
しかも上げ直しのおまけに新たにSSを追加している事もあり読み直しも苦にならない仕様となっています。有難い……有難い……。
他サイトの小説を紹介するのがセーフかどうか自信がないので作品名は上げないでおきます(自作「限界突破レビュー」で取り上げています)が、この作品に関しては今後も向こうで更新を楽しみにしつつ応援していきたいと思います。
本当に……嫌な事件だったね……。