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護衛役は女の子っ!  作者: 春日陽一
いつかのための“着火剤”
43/102

第41話 !!!!!!

とっ捕まえた間抜けなスパイ(仮定)。

そのスパイ(仮定)を見てアージスが言う。

「こいつ、ウィリアム王子の従者だ」と。






「で、何故あんなところにいたんだ?」

尋問スタート!

近くにあったカーテンをはぎとりそれを縄代わりに巻きつけて捕える。

捕えられた奴を見てみると歳はまだ十から十四といったところの少年で、見るからに素直に質問を答えてくれなさそうな顔をしている。

「・・・・・・」

案の定、少年はアージスの質問に何も答えない。

「もう一度問う。

何故あんなところにいたんだ?」

そんな少年を見て、アージスがもう一度問う。

「・・・・・・」

しかし、少年はまたもや答えない。

しかも、プイッとアージスから顔をそむけてしまった。


そんな頑なに答えようとしない少年にアージスは

「ほほう、いい度胸だ」

とニヤっとした。

そんなアージスを見て、アンジェは焦り始めた。

「これはヤバイ、ヤバイぞー」と。

そして、アンジェは

「ヤバイっ、少年、早く何でも答えて!

そっちの方が身の安全のためだよっ、ねっ!!」

と少年の肩を持ち揺らしながら諭し始めた。


ガクガクガクー。


揺らしてくるアンジェがうざかったようだ。


ガブッ


「!!!!!!」

アンジェから何とも言えぬ悲鳴が聞こえてくる。

なんと少年はアンジェの手にかぶりついたのだ。

それも思いっきり。

これにはアンジェだけではなくアージスも驚いている。

「なっ、か、か、噛まれたァーーーーーー(泣)!!」

アンジェが泣き叫ぶ。


それはアンジェが犬以外で初めて手を噛みつかれた瞬間だった。

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苺なんて、嫌いだー!!←作者のブログです。遊びに来ていただけると、春日は喜びまくります!!
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