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護衛役は女の子っ!  作者: 春日陽一
いつかのための“着火剤”
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第36話 面倒くせぇー

「ゴメンナサイ。

愛する貴方ではないあの方と

一生を誓ってしまったこと

許してね。

本当は貴方と誓いたかった。

本当は貴方の子を身籠りたかった。

ああ、貴方が愛しい。

でも、あの方は貴方の主だから、

この国の主だから、

逆らえない。

本当にゴメンナサイ。」

そう言った花嫁の瞳から、大きな水の粒が流れた。






「あっ、思い出したッ!!

“セーランド”ってあのときの酔っ払ぁ・・・ムホッ!!」

「「「「ムホッ?」」」」

「おいっ、アンジェ。

あれほど黙ってろと言ったというのに!!」

聞きなれた声に何だか変な言葉が聞こえたので、マリア達四人がドアの方に振り向いてみればなんとそこにいたのは現在、ウィりアム王子と会談中であるはずのアージスとアンジェだった。

「な、何で王様とア・・・ラ、ラウルがここに!?」

驚いて言葉も出てない男どもに変わってマリアが言った(ほぼ叫んでいた)。

「何でと言われても、ただ会談を終わらせてきただけだが・・・・・・」

そのアージスの言葉にラドアスがハッとなり、見る見るうちに青くなった顔で叫んだ。

「も、もしかして、アージス様、ウィリアム様との会談を途中で止めて来ちゃったんですかー!!!」

「あーあ、アージス。

やってくれたね。

後でウィリアム様に誤りに行かなくちゃね、ジル」

「面倒くせぇー」

フ―。

「ちょ、ちょっとラドアス様ー!!」

ついにラドアスは倒れてしまった。

ジルとハルはウィリアムに誤り行く準備をし始めようとしている。

それを見てアージスがどこか不機嫌な様子で

「・・・・・・おい、お前達。

何で俺が会談を台無しにしてきた前提で話をしてるんだ」

と言った。

そして、その言葉に誰もが(アンジェ以外)驚いたのは言うまでもない。




「だって、アージスのことだからねぇ」 Byバァーイアンジェ

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