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護衛役は女の子っ!  作者: 春日陽一
いつかのための“着火剤”
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第34話 どうして?

「実は、アージス様とサラ様は一度ご結婚されております」

静かにラドアスが告げた。

それはマリアの予想を遥かに越えるものだった。




「ッッッ!?」

マリアは思わず声を出して驚きたくなった。

しかし、それを自分で止め、出来るだけ落ち着いた声でラドアスに聞く。

「でも、王様とサラ様がご結婚されたなど一度も知らされてはおりませんけど・・・・・・」

マリアは知らなかった、というか知らされていなかった。

多分、貴族であるマリアが知らないということは民衆も知らないはずだ。

もし、王様が結婚するとなったらどこの国でもお祭り一色になりみんなで喜び合う。

しかしそれはアージスが王に即位してから一度も無かった。

そんなことをマリアが考えている時、ジルが普通に言った。

「だって、アージスとサラ様が結婚したってことは王宮の中の奴しか知らしてねぇーもん」

これにますますマリアは?になり、

「どうして?」

と思わず聞いてしまいそうになったところでハッと思った。

「果たしてこの話の続きを私は聞いてもいいのか?」と。

自分で聞いてて今更だが、アージスが結婚した当時の王宮で働いていた人々にしか知らされていなかったことを第一騎士の世話役をしているとはいえ、まだ王宮に働き始めて間もないマリアは聞いてもいいのかどうか悩み始めた。

急に黙りこんだマリア。

そんなマリアを察してかハルが

「マリアさんは聞いてもいいんですよ」

と言った。

それを聞いてマリアは驚いた顔で

「えっ、いいの?」

と聞いた。

「だって、マリアさんはもう僕達の仲間ですからね」

「そうですマリア嬢。

 あなたはもう私達の仲間ですからこの話の続きを聞いてもいいんです。

 それにあなたが簡単に誰かに言ってしまうほど口が軽いようにはみえませんしね」

ハルの言葉に続きラドアスが当たり前のように言う。

ジルもコクコク頷いている。

“仲間”。

それを聞いてマリアは何だかうれしくなった。

今までマリアは“仲間”と言われたことが無かったからだ。

「これもアンジェのおかげかな?」

とマリアは思い、またもやうれしくなった。

そんなマリアを見て話の続きをしてもいいだろうとラドアスは思い、

「さて、話の続きを言いますよ」

と言った。




その時の四人は知らなかった。

自分達が話に夢中になっている間に会談が終わっていたということを。

お久しぶりです、春日まりもです。

またもや更新が停滞していた事、申し訳ありませんでした。

さて更新が停滞していた間、何をしていたかといいますと、読書していました。

読んでた本は“図書館戦争”シリーズです。

四日前ぐらいに読み終えたのですが、これがとても面白くて面白くて今も興奮が抑えきれていないほどに。

マジです。

そして最近、想像という名の妄想ばっかし続けましてついには二次創作を書こう!ということになり、現在執筆中です(笑)。

この“小説家になろう”様で近日公開しますので興味がある方は読んでみてください。

以上、春日まりもでした。

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