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護衛役は女の子っ!  作者: 春日陽一
いつかのための“着火剤”
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第29話 何だとっ!

トン、トンー。

扉が叩かれた。

「誰だ」

アージスが聞く。

「第二騎士ジルでございます。

 入ってもよろしいでしょうか」

どうやらジルが来たようだ。

「入れ」

「失礼します。

 ・・・・・・って何だ、中にいたのお前らか」

ジルは部屋の中にいたのがアンジェ達だとわかると口調をいつも通りに直した。

「何だとはどういうことです、ジル殿。

 大体あなたはいつも・・・・・・」

「あー、はいはい。

 今はそんなことよりもアージス、お前に客が来てるぜ」

ジルは説教し始めようとするラドアスを流して、アージスに言った。

ラドアスは何か言おうとしたがいつもの事なのか

「はぁー」

とため息を吐くだけで諦めてしまった。

「客?

 確か今日の訪問は誰も予定にはなかたっが・・・・・・。

 一体誰だ?」

「それが、アーリア国の第一王子ウィリアムが来たんだ」

それを聞いた瞬間、アージスの表情が険しくなった。

「何だとっ!

 アーリア国だとっ、一体何のためにっ!」

「待て待て、アージス。

 それは俺にはわからない。

 でも、そのウィリアム王子の訪問がおかしいんだ。

 訪問内容はアージスとの会談、前もっての報告なしで。

 この時点でおかしいんだがもっとおかしい事があるんだ」

「もっとおかしい事?」

「実はウィリアム王子は馬車の従者と一人の女官しか連れてきてないんだ。

 しかも、会談にラウルの同席を望んでいる」

「何だってっ!

 一体、何を考えているんだか・・・・・・。

 まぁ、一度会ってみないとわからないか。

 よし、わかった。

 行くぞ、ラウル・・・・・・と言いたいとこだが、ラウル、お前話の内容わかってないだろう?」

突然、言われてアンジェは

「うっ」

と思ったが、図星だったので

「ごめん、何が何やら」

と正直に言った。

アンジェはさっきから

「何でそんなにジルやアージスは驚くのだろう」

と不思議に思っていた。

「やっぱりな。

 まぁいいだろ、話してやろう。

 話せば長くなる、しかし今はそんな時間が無いから歩きながら話そうとしよう」

「あ、ありがとうございます」

アージスのバカにしたようなもの言いに少しアンジェはムカッとしたが

「今は怒っている場合じゃない」

と思い、素直(?)に礼を言った。

そして、部屋を出た。




アンジェは知らない。

今朝の噂が自分とアージスの立場を悪くさせてしまうとは・・・・・・。

お久しぶりです、春日まりもです。

この度は更新を停滞させてしまい、本当に申し訳ございませんでした。

後、この五月は中間試験や模試テストが来週から立て続けにあるのであまり更新できません。

本当に申し訳ございません。

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苺なんて、嫌いだー!!←作者のブログです。遊びに来ていただけると、春日は喜びまくります!!
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